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「……にぃ、また遠征?」


ソファーに座る私─hnの後ろで、遠出の準備をする兄のrk兄ぃに声を掛ける。

兄は不思議そうにしながらも答える。


rk「そうだけど…今更なんだよ、いつものことじゃん」


にぃはそう平気そうに笑ってるけど、私はそうじゃなかった。

別ににぃがいなくて寂しいとかそういうのは、慣れてるからないんだけど。


「それはそうなんだけどね…」


私は不安なまま、曖昧気味に答える。

にぃはまだ不思議そうに私を見詰めている。

かと思うと、すぐに遠出の準備の手を再開している。


「にぃは…どうして、人外を捕まえるの?」


私は気付いたら口にしていた。今の疑問を。

そもそも言うべきでなかったから自分でも驚いているし、

にぃもそんなこと聞かれると思わなかったというように、目を見開いて考えている。

しばらく考えたかと思うと、口を開いた。


rk「何を急に言うんだよ…俺達の平和のためにやっているんだよ?

人外を怯える人を助けて、人間が平和に暮らせるために。」


にぃは真っ直ぐ私を見詰めていた。

でも私はその意見に納得できなかった。


「それが平和とは限らないと思うけど、ね…(ボソッ」


小さくボソリと呟くと、にぃは聞き取れなかったのか不思議そうに、私を再び見た。

私は目を瞑って、座る体制を直して、言った。


「…ううん、何にもない。それより、、準備しないといけないんじゃないの?」


私がそういうと、時計を見て焦ったように、用意を再開している。

私の悩みはまだ続きそうだなぁ。

なんて深い溜め息を心の中でついて、ソファーでテレビを見た。




え?私達は誰だって?教えるのが遅くなったね…


私はhn!hin hn。

人間の狩人のリーダーである、rkの妹。

にぃの妹だからって、私も幹部役職ってことはなくて、

私はごく普通の人間界の住民。


私達の家は、狩人の仕事する場所とは遠く、

rkにぃは、毎度のように、リーダーの仕事で家を離れることが多く、

遠征期間と言って、その期間内は狩人の仕事する場所で寝泊でしばらく家へ帰ってこない。

数日前はそれから帰ってきたばっかで、今日はまた出発する日らしい。


毎度のことだから、慣れているんだけど、今回はどこか違った胸騒ぎがした。

何かが起きる、そういった予感があった。


あと…言うことといえば…私は───**“人外”**なんだよね


私は何があったのか、人外で生まれてしまっていて。

この通りrkにぃはリーダーとして上の立場にいるから、

私は消去法で人外だという可能性が消され、疑われることなく過ごせている。

正直この生活は、楽でなかった。

疑われていないから安心することはできるけど、

心の底から安心できたものではなかった。

いつどこで、バレるのか分からなかったから。


ちなみに私は、人外リーダーである・mmntmrさんとは内通済みで、助言を頂いたことがあるんだけど…

mm「hnちゃんは、兄が rk だという安心があるはずです。

バレるときは相当なことがあった場合だと思うので安心して生きて大丈夫だと思います。

そのうち私達もそちらに関して動けるよう頑張りますから。」

そう言ってくれた。

人外としてmmさんは優秀だし、信頼できるけど、

私が人間界のリーダーと人外界のリーダーの知り合いだと知られると、どうされるんだろう。

その不安は中々消えなかった。


しかも困ったことに、人間が思う“平和”と人外が思う“平和”は酷くすれ違っていた。

人間は、人外を全て消して、人間だけの平和世界。

人外は、人外と人間が共存する平和世界。

これを仲介できる何かはないのか、ムズムズして仕方がなかった。

でも下手に動いても、私には出来っこないのは分かってるから、

ここでジッと人間のふりして生きるしかない。


でもいいんだよ…これが私達の未来を掴めるなら。

人間の平和を変えてみせたい。

わかってほしい。


私が、人間と人外の仲介をしてあげたい───!!

【mmmr】もし この世界が思い通りになるのなら 、私は何を望むのだろうか?

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