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💚🩷じゃなかった🥺
なんかいろいろやばい。(イロイロッテナンダヨ
グループでこれだけあっちこっち矢印向いてたら拗れに拗れてしまうよな。みんな色々気づきだして、最終無になって仕事するバドエンまで見えてしまう🥺
佐久間に好きだ!と言われた直後。
いつもの誕生日のお決まりのやつだと思ってたら違った。
『ごめん。佐久間のこと、そんなふうには考えたことなかった』
いくら考えてみてもそんな言葉しか返せなくて。不器用な俺は、別れた後で頭を抱えた。
佐久間の顔からみるみる感情が抜け落ちていくのを見て、傲慢だけど、胸が痛んだ。
だって俺が好きなのは…。
「照、これで合ってる?」
鏡の前で、ふっかさんに振り付けを教えているこの男。二人は折り重なるようにして、まるで阿吽の呼吸みたいに踊り出す。
「手はこう。うん、そう」
今度ライブでユニット曲を二人で初披露すんだろ。
……羨ましいよな。
スタッフに、この機会にゆり組もとか、しつこく言われたけど、それは頑なに断った。涼太とはいつでも踊れるし、いわふかがコンビで歌うタイミングに俺たちもコンビになったら、余計、嫌な意味が付きそうで。
何よりそれを照に肯定されるのが怖かった。
俺は康二とラウールと踊る。
無邪気な康二と可愛いラウールといる方が楽だし、二人のことも大好きだし。
「しょっぴー、ここにおったん?」
「だって、楽屋が立ち入り禁止って書いてあるんだもんよ。行くとこないだろ」
「んー、まあ、そうやな」
気安く肩を組んで微笑んでくるボディタッチ激しめの康二をかわし、俺はトイレへと向かった。
廊下でめめに会う。
「阿部ちゃん見なかった?」
「いや……?」
………めめも必死だな。
最近はことさらスケジュールが忙しいのか、グループ仕事の時でしか、想い人に会えなくて寂しそうだ。まあ、俺は、会えたところで声ひとつ掛けられない。
俺たちの矢印はいつも一方通行だ。
きっと長く一緒に居すぎたんだ俺たちは。
どれが好意でどれが本物の愛情かわからないくらいに、俺たちはずっと同じ場所にいて、手に入らないものをいつも欲しがっている。