私は大きなため息をついた、すっかり疲れ果て、とにかく眠りたかった
あの予算オーバーだったけど無理して買ったダブルサイズのベットの羽布団に潜り込み、ラベンダーオイルを振りかけておいたシーツの間に横たわって甘い眠りをむさぼりたかった
この信号を曲がればやっと我が家だ、ボーッと信号待ちをしていると青に変わったので、私ははやる気持ちで勢いよくアクセルを踏んだ
その途端
いきなりフロントガラスにふらりと黒い人影が写った
え?
キキキキ―――――ッ
ゴンッ・・・・ドサッ
慌ててブレーキを踏んだ時には遅かった
私は人を撥ねてしまった
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