テラーノベル
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🎼side
俺はもう一度自身を勇気づけ、隣の部屋へと入っていった。
そこには、ベットやカーテンなどが返り血で染まっており、鉄臭い匂いが充満していた。
🎼「…気持ちわりぃな」
俺がそんなことを呟きながら、周りを見ていると、本棚を見つけた。
🎼「…ここに有益な情報ねぇかな」
ガサゴソと、本棚を1冊ずつ確認していると、明らかに血に染まっていない本を見つけた。
中身を見ていると、子供の書いた字だった。
1月4日
今日から、日記をつけることにした。
初めてで、何を書けばいいのか分からなかった。
とりあえず、今日の晩御飯はナポリタンとのこと。
🎼「…なにか一気に変わったこと書いてねぇのか…?」
俺がペラペラとページをめくっていくと、達筆な字で、明らかにこの日から異変が起きはじめたようなことが書いてあった。
1月22日
一瞬、外に変なものが見えたような気がした。
2.5mくらいの大きな影が見えた。
家族に伝えても、信じてはくれなかった。
僕はこの日から、家出の計画を立てていた。
1月30日
今日はついに、この屋敷から出ることを決めた日。
準備は万全で、水分や食料はもちろん、サバイバルナイフも持って行った。
家族たちは今頃、危険に気づいて大慌てなんだろうな
2月10日
これを見ているみんなへ
この本のすべてを見たなら、今すぐ本を閉じて、この屋敷から出ろ。
ここは危険だ。奴らがいる。2.5mの化け物が徘徊している
…と、血文字で太く、書かれていた
🎼「…は?」
動揺を隠せなかった。
いや、隠そうとしても、本能で驚いてしまう。
🎼「2月10日って…今日だよな?」
リリーが言うには、ここは俺らに招待状が来る前からすでにみんな亡くなっているはずだ。
🎼「…」
俺は何も言えずに、次のページをめくった。そこには、達筆な字ではなく、子供の書いた字が書いてあった。が、少し違和感があった。
3月20日
今日も世界は平和。ずっとこの平和が続けばいいのに、苦しいことなんて無くなってしまえばいいのに。この花さえあれば、平和は続くんだ。
横のページを見ると、コスモスのような花が押し花にされ、挟まっていた。
🎼「…」
妙に吐き気がした。恐らく、この部屋に充満している、鉄臭い匂いのせいだろう。
次のページをめくると、ページ全体が読めない言語で塗りつぶされていた。
🎼「…早いとこ出て、リリーと合流しよう。」
俺はそう呟き、部屋の外へと向かっていった
コメント
5件

5日‥‥リリー…せめて、その日は生きててくれ…

すごいドキドキしてる。 2,5メートルの化け物?…血文字の「屋敷から出ろ…」? タイムパラドックス?…謎のコスモスの花?… 読めない言語で埋め尽くされたページ?… そうだ!リリーは?リリーはどうなってる? リズム急げ!はやく、はやく! 次…次が早く知りたい~!
あらすじにゾクゾクしました!日記の「今日だよな?」ってところで時間感覚が狂う感じ、すごく巧いですね。血文字と子供の字が混ざる不気味さもたまりません。コスモスの押し花が逆に怖い…続きが気になる!
#創作
ゆずき
193
#主も意味不明
バガラジー
143
耀聖(ようせい)
434
873