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#創作
ゆずき
193
#主も意味不明
バガラジー
143
耀聖(ようせい)
434
873
🐈⬛side
リズムと別れた私は、ひとまず部屋の隅から隅まで調べ尽くし、ベッドの下でなにかを見つけた。
🐈⬛「…血塗れの本、か」
私が血塗られた本をめくると、そこには何も無かった。いや、なかったと言うより、破られていたのだ。
🐈⬛「…これじゃ、何も分からないや」
私が本を閉じると、後ろに気配を感じ、振り返ると、そこには小さな女の子が大きな本を持っていた。
「…これ、あげる」
🐈⬛「ありがとう、お嬢さん」
私が本を受け取ると、女の子が目の前で消えていった。
🐈⬛「これも魔法なのかな…」
受け取った本を読むと、そこには女の子が吹き出しを使ってなにかに語りかけていた。
〈初めまして、私ラキアって言うの、貴方は?〉
しかし、そこには続きがなく、これで終わりのようだった。
🐈⬛「…不思議な本だね…」
私がその本を閉じようとした時、文字が変わっているのが見えた。
私は再び本を開き、もう一度文字を読んだ。
〈ねぇ、聞いてる?今この本を読んでいる貴方の事よ〉
🐈⬛「…私はリリー」
私はすぐにこれが魔法だと理解し、本に語りかけた。
すると、女の子がにっこりと笑い、またこちらへ言葉を投げた。
〈リリーはここで何をしてるの?〉
🐈⬛「ちょっとした調べ物だよ、カナタは何か知らない?〉
すると、ラキアは少し悩んだ顔をしながら、こういった
〈うーん…私はこの屋敷の事知らないから分からないわ…〉
〈それより、リリーはなんでこの屋敷にいるの?〉
🐈⬛「実は、昨日ここから招待状をもらってね、それで今日来たんだけど…」
〈それでこの有様って訳ね、分かったわ!私も協力するわ!〉
🐈⬛「ありがとう、ラキア」
心強い仲間が増えた。やったね。
私はカナタと、この屋敷について少し話し合った。
どうやら、この屋敷は謎解きをモチーフにして建てられたらしい。建てた直後、魔法使いに襲われこの屋敷を奪われたとの事。
〈あ、この部屋は私がいること以外は何も無いわよ〉
🐈⬛「…そっか、それは残念」
私は本棚の近くに行き、じっくりと見ていると、明らかに血塗られていない、本を見つけた。
〈…私の事、信じてないんだね?〉
🐈⬛「信じてないわけではないよ、元は謎解きの屋敷だったんなら、仕掛けくらいあってもおかしくないでしょう?」
私がその本を手に取り、ページをめくっていくと、謎解きの用紙があった。
〈…リリーお姉ちゃんって、何者なの?私の嘘を見抜くなんて〉
🐈⬛「…ただの見習い魔法使いだよ」
用紙には、『私があなたにしたことは?』と、書いてあった。
〈…これ以外は嘘をついていないわ、さっきのは出来心よ〉
🐈⬛「言われなくても、信用しているよ」
私は答えを書き、ラキアと共にリズムの元へ向かった
コメント
3件

リリー…かっこいい! ラキアっていう唐突に登場したナゾめいた不思議な女の子と上手に仲良くなっていく巧みさ(やさしさ?)。しかも本の吹き出しを使っての会話…すげえ。 ラキアとの対話の中から〝この屋敷が謎解きをモチーフにして建てられ、建てられた直後に魔法使いに奪われたこと“を導き出した。そしてラキアのちょっとした出来心の「嘘」も推理で突破して、謎解きの言葉「私があなたにしたことは?」を見つけ出す…すごいなぁ…めっちっちゃイカシテルやん! はやくリズムと合わせてやってくれ‥‥リズムがラキアを見た時、どんな反応するのか…楽しみ! …そして、その後どんな危機が迫ってくるのか…?謎は解けるのか…?いろんなことが頭の中をぐるぐる回ってしまう。 次はいつ???
素やきさん、第5話読ませていただきました! 血塗れた本と突然現れた女の子・ラキアの登場、ミステリアスでとても惹き込まれました…!本の吹き出しで会話する演出、新鮮で可愛いですね。リリーがラキアの嘘を見抜くシーン、さすが見習い魔法使いだなと感じました。ふたりの距離感がじわじわ縮まっていく感じも好きです。続きがとても気になります🌷