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【僕は完璧じゃない。】 1話
母 「凛は流石だわ。
テスト毎日100点で他の子とは違う!」
“ やっぱり凛は 完璧人間 ね!! “
凛 「…ありがとう」
授業態度 課題 テスト…
僕は毎日 偽りの完璧人間 として演じてきた
母 「…そういえば、友達とかくだらないの作ってんじゃないでしょうね?」
凛 「作ってる訳ないじゃん。僕は友達いないから」
僕のお母さんは家庭に少し問題があり、
僕に いい人間 になってほしいからって友達を作られてくれない
母 「……そう。スマホチェックは欠かせないからね。」
凛 「…うん。」
凛 「あーーー…」
ボフッ
(凛が自分のベットへ勢いよく飛び込む)
「…僕にだって友達ほしいよ、」
僕は小学生の時から 友達がいなかった 。
僕の友達は 勉強 と スマホ だけ。
「…つまらない人生。」
「…はっ!!」
僕はいつの間にか寝ていたらしい。
「やば、勉強してない…」
母「凛!!起きなさい!!」
「起きてるよ、昨日勉強できなかったから朝ご飯まで勉強するね。」
母 「さすが凛!ご飯できたら教えるわね」
「……うん。(苦笑いをする」
僕が 偽りの完璧人間 をする理由は
” 少しでもお母さんに喜んでほしいから “
母 「朝ご飯できたわよー!!!」
「あ、うん!」
「……」
母 「……」
僕もお母さんも朝ごはんの時は黙食。
僕がテストがあった時、お母さんの口はうるさくなる
「あ、今日お父さん来るの?」
母 「ええ、来るわ。」
「そっか、わかったよ」
母 「うん。」
「お母さん 僕行ってくる」
母 「あ、はいはい」
母 「行ってらっしゃい!!」
今日も偽りの僕の一日がやってくる
『おはようございます!!』
先生 「今日は転校生が来た」
『誰だろう』
『イケメンかな〜?』
「……」
転校生 か。
できるだけ僕に絡まない人がいいな
先生 「ほら、入ってこい」
?? 「…はい」
『ひえっ…』
『見た目こわ…』
先生 「名前は?」
怜夜 「俺の名前は 橘 怜夜 。 誰とでも絡む気ないので。」
「…!」
” 誰とでも絡む気がない。 “
僕と、同じだ…
先生 「じゃあお前の席は……凛の隣な」
怜夜 「…」
(怜夜が凛の隣に来る)
凛 「…よろしく。」
怜夜 「…おう。」
キンコンカンコン〜♪
チャイムと共に授業が終わる。
そして僕は転校生の 橘 怜夜 くんと一緒に学校を案内している
「ここが理科室ね。
それでここが……」
怜夜 「……」
「…聞いてる?」
怜夜 「…おん、てか俺言ったよな。
俺は誰にも絡む気はない。」
「言ったけど… 話を聞いてくれてもよくない?」
怜夜 「…俺の自由じゃね。もう案内なんてしなくていいから。それじゃ。」
(怜夜が凛から離れて行く)
「……」
は…?
僕が君(怜夜)を学校案内しないと僕が怒られるんだよ…!!なんで分からないのかな…
「腹立つ……」
これだから 不真面目 は嫌いなんだ
僕の言う事を聞いてくれないから。
「…戻るか。」
先生 「そしてここはー… 凛!答えろ」
「はい、えっと -1 です。」
先生 「正解だ!」
” 流石、優等生!! 完璧じゃないか! “
「…ありがとうございます。」
流石 優等生 完璧人間 。
そういえば喜んでもらえるって思ってるのかな
…余計なお世話だ
先生 「としてここはーーーー…」
怜夜 「……」
昼休み。
僕はいつもと変わらずひとりでお弁当を食べている
(…コンビニ弁当なんて飽きたよ。)
僕はお母さんが料理があまり好きじゃないから
いつもコンビニでお弁当を食べている。
怜夜 「…なあ」
「…どうしたの?また分からないことでも…」
怜夜 「いや、お前悲しそうに食ってたから一緒に食おうと…」
怜夜 「…嫌だったか?」
「嫌じゃないけど…」
怜夜 「…ここ、失礼。」
「…うん」
怜夜くん…
なんで僕の元へ来たんだろう、
怜夜 「……」
「……」
一緒に食べてる事はいいものの、影から何かを言う言葉やクスクスと笑う声が聞こえる
『あいつら何がしたいんだ?笑』
『なんか、きも…笑』
「…」
(怖いな…)
僕は小さい頃から人のこうゆう声が怖い。
「…ふぅっ……はぁっ、(過呼吸気味)」
怜夜 「…!! 大丈夫か…!?」
(怜夜が席から立ち、凛の様子を疑う)
怜夜 「…凛…だよな、大丈夫か…?」
「なん…で…っ、!」
怜夜 「おい、保健室の先生を呼んでくれないか…?? コイツ、過呼吸気味になってる。」
『わ、分かった、呼んでくる!』
なんで、僕なんかの為に…
「大丈夫だから…っ!(息が荒い)」
怜夜 「大丈夫じゃねえって、! 保健室で休めよ…!」
「保健室なんかで休んだら……!」
お母さんに… 怒られちゃう…!
『呼んできた!!』
先生「凛くん!!大丈夫!?!?」
「はぁっ…ふぅっ…(過呼吸)」
僕は保健室の先生が来た時、息がとても苦しくなった
先生 「保健室!行こう!!」
「大丈夫…なので、…!」
先生「大丈夫じゃないわ!!ベッドで休みましょう…!!」
怜夜 「…凛、俺も行くから行こう…!」
「……」
皆…
僕なんかに心配なんて…してほしくない
「…大丈夫、一人で保健室、行きます…」
先生 「分かったわ、肩持っててあげるから行きましょう」
「……ふぅっ…」
僕はあの後、早退した。
母 「息が苦しいくらいで帰ってくるなんて…」
「……」
母 「ほんと、」
” 情けない。 “
「…ごめん。」
僕はただ 心配 して欲しいだけだった
なのに… なんで 情けない なんて言われなきゃ行けないの…?
母 「今日簡単に休めると思わないで。家事 勉強ね。」
「…はい」
僕は 生きる希望 を無くした。