TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「なあ、暇じゃね?」

「そんなこと言われてもなー」


松田と私が掃除をしながら話している。


「こら、真面目にやれよ」

「ゼロが真面目すぎんだよ」

「ふふん!」

「何萩原」

「そんなお二人に朗報です!」

「何だよ萩、テンション高えな」

「じゃーん!」


萩原が持っていたのは野球ボールとグローブ2つ。


「童心に帰らねえ?!」

「グローブ二つしかないじゃん」

「人数分買ってこようぜ」

「お、陣平ちゃんやる気だね」

「ホームセンター行こうか」


こうして外出許可も頂き、やって来たのは公園。


「キャッチボールとかいつぶりだろ」

「俺もだな」

「早くやろーぜ」

「じゃ、いきまーす」


キャッチボールをするのは小学生時代、ゼロとヒロとやって以来だ。


「この年にやっても楽しいもんだな」

「セリちゃんに楽しんでもらえてよかったよー」


たくさん遊んで少し休憩している時、


「…ん?萩原あれ」


そこには水道の前で泣く女の子。


「んー、ちょっくら行ってくるわ」


萩原は水道の方へ歩いて行く。


「萩原どうしたんだ?」

「なんか思いついたんじゃない?」

「ボール持ってっちまったらキャッチボール出来ねえじゃねえか」

「私らも行くか」


私たちも水道の方へ歩いて行く。


「萩ー。何やってんだ?」

「陣平ちゃん、電話!水道局!」

「あ?なんで?」

「見ればわかるよ」

「あー、壊れた水道管にボールで蓋したのね」

「セリちゃんせーかーい!」

「萩原もそこの少年もびちょびちょじゃん。少女、君は濡れてない?」

「うん!大丈夫!」

「そう、それは良かった。私ハンカチ一枚しか持ってないよ?」

「男の子に貸してやって」

「りょーかい。少年、大丈夫?」

「お、おう」

「なあ、そろそろ時間だぞ」

「まじか。ボウズ、水道局の人来たら説明出来るか?」

「出来る!」

「そうか。あとはよろしくな」

「おう!」

「じゃあな」

「あっ!ハンカチ…!!」

「少年にあげるよ」


私達は公園を後にした。


「萩原、優しいね」

「惚れた?」

「いや、そこまでではない」

「ちぇっ」

「ただ、萩原みたいな人間は守りたいなと思っただけだよ」

「そ?」

「うん」

この作品はいかがでしたか?

155

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚