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そうして僕達は、希望ヶ峰学園の中に入り、その凄さに見とれていた
澄「うわぁぁ…!ここがみんなが憧れてる希望ヶ峰学園の中なんだ…!」
澄「そしてこの感じ…超絶すごい人達がいるって感じ!!!」
日「澄、少し落ち着け」
日「確かに憧れの物を見ると感動するのはわかるが、あまり自分の世界に入りすぎるなよ?」
澄「わかってるって!」
日向くんを撒いて見て回るとまた、あの人がいた
澄「…誰かと話してるっぽい?あの派手髪の人は誰なんだろ…?」
澄「でも…うーん…」
僕は気になりつつも狛枝さんと同じだったらどうしようと思い、とりあえず横切ろうとしてみた
そしたら案の定、話しかけられた
狛「あれ?キミ、外にいたんじゃないの?」
澄「あっ…えっと…狛枝さん…でしたっけ?」
澄「自己紹介が遅れてしまってすみません…僕は黒田澄と言います…」
狛「…別に君の名前を知ろうが知らなかろうが君と関わりを持つつもりは無いよ」
…あの時の反応と少し違うような…?でも、確かに日向くんの言う通りめんどくさそう…
「おーっす!黒田つったか?」
「俺の名前は左右田和一だ!」
左「超高校級のメカニックつーわけでよろしくな!」
澄「あ、初めまして…よろしくお願いします… 」
なんか…意外といい人っぽい?しかも同じ機械の才能っぽいし…仲良くなれそうな気がする…
狛「左右田クン、この子には構わない方がいいよ」
狛「日向クンと同じで才能がないっぽいし」
左「…いやいやそんなことはないと思うぞ? 」
左「黒田家って…」
僕はハッとして口を出した
澄「えっと…才能の話はやめて欲しいんです…」
左「…えっ?」
左「わ、わかったけどよぉ…そいつがしつこくしてきても大丈夫なのか?」
澄「…いつかやり返すと決めているので…あはは」
左「確かに!黒田ならそいつを少しは懲らしめることが出来るかもな!」
…なんとか才能の話を止めることはできたそうで、胸を撫で下ろした
狛「左右田クン…その黒田家ってなにかあるの?」
左「あーいや…あるにはあるんだが、本人が嫌そうだったしな」
澄「狛枝さんの前で才能の話はしたくないので…2人っきりだったらいいですよ」
僕は心から決めていた
狛枝さんには才能は明かさないと
そう決めていた
左「えっ!?まじっすか!?」
左「こんなすごい人と2人っきりなんて…夢みたいです!」
澄「あはは…それでは僕はここで…」
とそそくさと退散しようとしたら…
「あ!いた!」
という声が響いてこちらに走ってくる姿が見えた
澄「げっ!」
と声を漏らし、逃げようとしたら
狛「こらこら、逃げちゃだめでしょ」
と狛枝さんが僕の首根っこを掴んでいた
澄「ちょ…」
狛「…まさか日向クン撒いてここに来たの?」
わぁ!図星!!
澄「すごい!!図星!!」
左「てか黒田って日向と友達なのかよ!?」
左「なんであいつそんな重要なこと話さねぇんだよ…」
そうして話していると、案の定日向くんがやってきた
日「おい、澄!」
日「お前俺を置いて、何してるんだ!」
…というか久しぶりに日向くんの怒ってるとこ見たかもな…いやいやそんなことはどうでもいいんだよ!それより日向くんが怒ってるのが問題なんだよ!!
澄「ヒェッ…」
狛「日向クン…女の子を虐めるのはダメだよ?」
日「それは違うぞ!俺は澄が消えたから探していただけだ! 」
…どうやらめんどくさいことになったっぽい…
日向くんと狛枝さんの言い争い…見てられないよ…
日「逆にお前の方が虐めてるだろ!」
狛「どこが虐めてるように見えるのさ!」
日「澄の首根っこ掴んでるだろお前!」
…そう僕は狛枝さんに、ずっと首根っこを掴まれてるから逃げようにも逃げれないのだ…というかそろそろ泡吹きそう…
澄「…アバババババババ」
狛「大丈夫黒田さん!?具合が悪いの!?」
日「お前がずっと首根っこ掴んでるからだろ…」
狛「…はぁ?」
狛「黒田さん、そんなことないよね?」
…アバババババババ
…アババババ…あれ?もしかしてパス飛んできた?急に声聞こえなくなったけど…
澄「そ…れは…違うぞ… 」
澄「ウッ…」
日「澄ー!?」
狛「く、黒田さん!?泡吹いてるけど大丈夫!?」
日「狛枝!離してやれ!」
狛「わ、わかったけどここからどうするのさ!!」
………はぇ?
あれ、もしかして泡吹いてた?
澄「ん…」
澄「あれ、2人ともどうしたの?そんな驚いた顔して?」
日「…え?」
狛「…え?」
僕が顔を上げると、2人は驚いていた。確かに驚くかもしれないけど、日向くんは驚くのは違うと思うんだけど…
澄「えっと…狛枝さんが驚くのはわかるんだけど…日向くんはなんで?」
澄「日向くんはこの場面数回見てたと思うんだけど…」
澄「というか左右田くんは?」
僕はそう言って周りを見渡すと後ろにいた左右田くんがいつの間にか消えていた
日「えっと…お前が泡吹いた辺りから全速力で逃げてったぞ?」
…あちゃー驚かせちゃったか
こりゃあとで謝りに行かなきゃだな…
日「というか俺は澄が泡吹いてる所、初めて見たぞ!?」
………え??
いやいや、ちっちゃい頃に見てたでしょ!?
「あはは!まってよひなたくん!」
「そんなこといってもまたないぞー!」
あれは小1くらいの時だった…よね?
ある日、いつものように走り回ってた時に僕はよそ見をしていて、電柱にぶつかっちゃって泡を吹いて倒れたんだけどその時にすぐに日向くんが駆け寄ってくれて大人の人を呼びに行こうとしてたところを…
すみ「あれ…ひなたくん?」
ひなた「…えっ!?」
ひなた「す、すみ…だいじょうぶなのか?」
すみ「?なにが?」
ひなた「いや、さっきすみがはしらにぶつかってたんだけど…」
すみ「えっ!?そうなの!?」
ひなた「まさか…記憶が無いのか?」
すみ「うーん…気づいたら寝てて…それで…」
って感じのはずなんだけど…本当に覚えてないのかな…
日「と、とにかく俺は初めて見たぞ…?」
澄「うーん…それは違うよ…って言いたいんだけど…僕も記憶が曖昧だからな…」
狛「えっと…まず…ずっと首根っこ掴んでてごめんね…?」
澄「あー…そんなに気にしなくていいよ?慣れてるし」
日「なんで慣れてるんだよ… 」
と、日向くんのツッコミを受けながらとりあえず仲直り?したっぽいので左右田くんの所へ行こうかな〜?