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テラーノベル(Teller Novel)
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「お願いします。お礼を__」


「華城少女、良いんじゃないか?相手の方も、これだけお礼をしたがっているんだ。」


『…では、お言葉に甘えさせて頂きます。』



__という事で、奢って貰うことになったんだが。


お察しの通りになってます。



「華城少女!おかわりをくれ。」


『すみません、おかわりをください。』


「…かしこまりました。」



「蜜璃!おかわりをくれ。」


「すみません、お」


「おかわりですね。かしこまりました。」



煉獄さんが、ペースを乱すことなく蕎麦を食べ続けている。

この状況に、先程心中を申し込んできた

“ 太宰”さん。

謝罪をし、お詫びをしたいと申してきた

“ 国木田”さん。

そして、この2人の部下?である“ 敦”くん。

は、若干どころかすんごい引いている。



『煉獄さん、そのくらいにしておいた方が。』


「そうです!師範。この後別のお店に行っても良いですし。蕎麦はそれくらいにしましょう?」


「うむ、華城少女達は食べたのか?」


『えぇ、お腹いっぱい食べました。』


「ならいいか。心中の少年!会計を頼む。」



少年という年齢でもないと思うけど。

まぁ、煉獄さんからすれば少年なのか?



「合計12万です。」


「は!?12万…?1万2000じゃなく?」


「はい、12万です。」


「太宰、お前が払え。」


「えぇ〜?国木田くんが、払うって言ったじゃないの。払ってよー」


「俺はこんなに払えない!」



ごめんなさい、国木田さん。

12万は、高いですよね。うん、分かります。

私が払いますよ。



『…カードでいいですか?』


「えっと、はい。」



「ありがとうございましたー。」


「えっ?会計が終わってる?」

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