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「」せりふ ()こころ
赫 視点 .
結婚式当日の朝。
大ホールの真っ白なテーブルの上に、俺は地下から運び出した「それ」を恭しく並べていた。
薬品で徹底的に肉を剥離させ、骨の芯まで純白に漂白した、元主の頭蓋骨。
かつて俺たちを冷酷に見下していたあの傲慢さは消え失せ、今や工芸品のように、美しい光沢を放っている。
俺は鼻歌を歌いながら、骨の表面にらんの好きなピンク色のリボンを丁寧に結んでいった。
邪魔者たちの首。
これでお前たちも、少しはらんの結婚式にふさわしい「可愛いお人形」になれただろう。
「なっちゃ~ん、お待たせ。……わぁ、それがなっちゃんの言ってたお人形?」
重厚な扉を開けて入ってきたらんは、息を呑むほど美しかった。
淡い髪の隙間から覗くピンクの前髪に、真っ白なベール。
身体のラインにぴったりと沿った純白のウェディングドレスは、らんの白い肌をこれ以上ないほど神秘的に引き立てている。
けれど、らんの視線が、テーブルの上の『頭蓋骨』に留まった瞬間。
らんの綺麗な瞳が、ほんの一瞬だけ、驚いたように丸く見開かれた。
リボンやパールで飾られてはいるが、それが紛れもない「本物の人間の骨」であることに、らんは気づいたのだ。
俺の心臓が、一瞬だけ恐怖でヒヤリと凍りついた。
(……らん、怖がらせちゃった、かな。俺を、化け物だって思うかな)
もしらんに拒絶されたら、俺は自分の胸にこの刃物を突き立てる。
そんな最悪の妄想が頭をよぎった、その時だった。
「……ふふっ、すごいね、なっちゃん。これ、お父さんとお母さんだったものなんだね」
らんは怖がるどころか、ふんわりと聖母のような微笑みを浮かべた。
ドレスの裾を上品に揺らしながらテーブルに近づくと、その華奢な指先で、丁寧に磨かれた父親の頭蓋骨の頭を優しく撫でたんだ。
「お掃除、本当に大変だったでしょ?なっちゃん、俺のためにこんなに綺麗にしてくれたんだ」
「……ねぇ、こっちのお人形はちょっとパールの位置がズレてるよ。俺もお手伝いしていい?」
「らん……っ」
あぁ、脳が、心臓が、歓喜の熱でドロドロに溶けていく。
らんは俺のお片付けを、すべて「愛」として、当たり前のように受け入れてくれた。
実の親の骨を、結婚式のウェルカムドールとして、笑顔で一緒に飾り付けようと言ってくれた。
「うん……おねがい、らん。一緒に飾ろう」
俺はらんの後ろからその華奢な身体をギュッと抱きしめ、ふたりで並んで頭蓋骨に装飾を施していった。
らんの手が触れるたび、骨がカラカラと乾いた、しかし祝福するような音を立てる。
誰もいない、血塗られた屋敷の真ん中で、純白のドレスを着たらんと、タキシードを着た俺。
そしてテーブルに並ぶ、邪魔者たちの美しい頭蓋骨。
完璧だ。
これ以上ないほど、狂おしく愛おしい俺たちの式場が完成していく。
俺はらんのベールを少しだけ持ち上げ、その白い項に、逃がさないという誓いを込めて甘く強烈なキスを落とした。
【し】
episode . 27 end__
やばば。
前回は~と1000いただいたのだが、
まじうれち。
1000にしてくださった方、
ぜひ教えてくださいなぁぁ
心当たりは、いちおある。
んやぁ、あぷり入れたいよねぇ。
入れたら推し作品に10万押したい((
どこまで押せんのか知らんけどね、笑
とりまほんと~にありがと~ざいますっ
あ~る確定演出きちゃぁねぇ……
まだなんも考えてない☆(((
まぁ頑張らせてもらいますね。
それではまた次回.ᐟ.ᐟ
ばいちゃ.ᐟ.ᐟ
天国 ♭
4,296
コメント
11件
oh......アナタハカミデスカ.ᐣ.ᐣ.ᐣ まじであ~るの書き方教えてくれ(?) あぷりねぇ…まじで入れたいよねぇ、でも入れたら、入れたらで親に通知が行くんよ😭
🌾しつにゃ あ~ごめん✗ぬ。 ナゼコンナニカミナノデスカ.ᐣ.ᐣ 桃彡かわぁ…… 結婚式きちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ まじ楽しミンミンゼミにしとくね(? まじアプリほしぃぃぃぃ 入れさせろやそして欲を言うならゼンゼロも(( 確定演出て、パチかよ
わぁ…第28話、読み終わりました。冒頭の頭蓋骨の描写からもうゾッとしながらも、らんちゃんがそれを受け入れて「一緒に飾ろう」って微笑むところ、本当に鳥肌が立ちました。二人だけの完璧な狂気と純愛が同居していて、読んでいて息が詰まるような美しさでした。赫くんがらんちゃんに拒絶されるかもって怯える心情も、らんちゃんが聖母みたいにそれを受け止めるギャップがたまらないです。次回も楽しみにしています!