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馬謖は兄の馬良の屋敷にお茶に招かれた。
「兄上、この度は侍中にご就任おめでとうございます。」
「ありがとう、馬謖。
お前の国政への大いなる貢献、兄として鼻が高いぞ。」
馬良は馬謖の三歳上の三十四歳で、兄弟は仲が良かった。
馬謖同様聡明で、若いうちから眉が白く、皆から「白眉」と呼ばれ、慕われていた。
馬良は孔明を尊敬しており、「尊兄」と呼んでいた。
「尊兄は、お前を高く買っているようだ。
後継者として育てるつもりだろうな。」
「私はただ、明公(孔明のこと)のお役に立てればそれで良いのです。」
馬謖は、その少年の面影を残した丸顔に、キラキラした瞳でそう答えた。
馬良は、劉備の馬謖に対するあまり良くない評を聞いており、内心弟のことが心配だった。
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