司会「おめでとうございます。商 品のお渡しの前に、先に、
10 億円をお支払いください。」
神楽「………先に子供達を渡せ」
司会「え?……で、ですがそういう決まりなので…」
神楽「決まりなんざどうでもい い。早くしろ。客を待たせる な。」ギロッ
司会「ヒッ!は、はい、只今!!」
バタバタバタッ(司会者が走っていく)
神楽「どうせ殺すんだ。金なん て渡さなくてもいいだろう。」ボソッ
男1「おら!さっさと歩け!!」
緑の目の子「い、嫌だ!!」
青の目の子「い、行きたくない」
紫の目の子「は、離してっ!!」
男1「商品のくせにうるせぇんだ よ!!!!」
バチンッ
バチンッ
バチンッ
「「「い゛っ……」」」
神楽「…!!」
司会「そうだ、大人しくしてろ」
赤の目の子「ヒッ…グスッ…ウゥ(泣)」
男2「泣くんじゃねぇよ!!!!」
男は赤の目の子を叩こうとした。
ガシッ
その手を神楽が止めた
神楽「ねぇ何暴力振ってるの?)圧」
男1&2「「ビクッす…すみません」」
神楽「………チラッ」
6人「ビクッ!」
神楽がチラッと子供達を見ると、驚き体を震わせた。
神楽「(これは相当怖がられてる な)」
男1「あ…あの…だ、代金は…」
神楽「……あっちに金があるから来 い」
男2「はっ…はい………」
神楽「君達、後ろ向いて耳塞いど いて」ボソッ
青の目の子「え……?」
黄の目の子「わ、分かり…ました」
子供達は言われるがままに後ろを向き、耳を塞いだ
そして神楽は男と子供達から離れていった
神楽「……ここだ」
男2「?ここには何もないです よ?」
神楽「嗚呼、そうだな」
男1「だ、代金は…」
神楽「そんなもんはないよ」
男1&2「「なっ⁉」」
神楽「………性格には、渡す必要が ない」
男1「ど、どういう事だ‼」
神楽「……こういう事だよ」
カチャッ
神楽は男二人に銃口を向けた
男1&2「「ヒィッ!」」
神楽「…さようなら」
バンッ
バンッ
銃弾は男達の頭を貫いた。
神楽「さて、残りの奴らを消した ら、この建物燃やして終わりだね」
バンッ
バンッ
神楽「…思ったより少なかったな… まぁいいや」
ボォッ
ポケットに入っていたマッチに火をつけた
神楽「来世は、闇に染まりません ように…」
神楽はそう呟きマッチを投げた
神楽「…さ、あの子達の所に戻ろう」