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地雷少女達の愛は重い ~助けたヤンデレ量産系巨乳美少女達にストーキングされて人生詰んだ件~
第23話 - 第23話 確かに彼女が出来た時の想像は出来ないけれど……。
15
2,322文字
2026年07月08日
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2026年07月08日
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#長編
結愛
329
#地雷系
#夏休み
トド村
44
「と……とりあえずピザ食べる?」
「……食べる。」
ミィはまるでリスのように頬を膨らませ、ムスッとした表情のままシーフードピザを手に取り口に入れる。
「……久しぶりに食べたけど、やっぱり美味しい……。」
残っているピザを一切れ、また一切れと次々に口の中に入れていく。怒っていてもお腹は減るようだ。俺は機嫌を直してもらおうと思い気さくに話しかけた。
「でも、今日は早かったね。早上がりだったの?」
「人が全然来なかったから、早帰りさせてもらったの。」
「へ……へえ~……。クリスマス前の休日だから、みんな家にいるのかもね……。」
もしかして質問を間違えたか……? どうしようもないので、やけくそ気味に俺もピザを食べる。若干冷めていてもやはり美味しい。ミィと2人でピザを食べつくすと、ミィが頬を膨らませたまま、俺に甘えるように肩にもたれかかって来た。そして、じっとりとした上目遣いで俺を覗き込む。
「ねえ……。もし新しい彼女が出来たら……私に紹介してくれる?」
「別に、今は彼女を作るつもりはないよ……そもそも俺、全然モテないから彼女を作ろうとしてもできないだろうし……。」
「確かにユウト君って彼女出来なそうだけど……。それでも、もし出来たらどうするの?」
こいつ……俺に喧嘩売っているのか!? 確かに俺に彼女が出来たのは奇跡だったかもしれないけれど、その奇跡が2~3回と起こる可能性だってあるだろ!
とはいえ、もし彼女が出来た場合ミィに教えるか……教えないか……考えたこともなかった……。もし彼女が出来たとして、ミィに話したらどうなるのだろう。ミィが俺の家に来なくなることは確かだろう。こいつはこう見えて意外と気を使うタイプだし、事実、紅羽の事を見た時も自ら出て行こうとしていた。
もしミィがこの家から出て行ったら、今みたいに遊びに出かけたりするだろうか……。と言うかそもそも、彼女が出来たらミィと遊びに出かけても問題ないのだろうか? 浮気だと思われるのではないか……? 彼女と一緒にミィと遊びに……いや、ミィは誘っても来ない気が……。
そう考えると話さない方が……しかし、ミィに彼女が出来たことを話さず、今の半同棲生活を続けるのはさすがに不味い気が……。そもそも、俺はミィとの半同棲生活を続けたいのか……?
考えれば考えるほど、ミィに話すべきか話さないべきか分からなくなってきた……。
「正直、その時になってみないと分からない……かな……。ミィと遊ぶのは楽しいし、だから彼女が出来たとミィに打ち明けることで、ミィと遊べなくなるのも嫌だというか……。でも、彼女が出来たら彼女も大切にしたいし……。」
それまでむくれていたミィが声を上げて笑い出し、俺の胸にトントンと何度もパンチをする。
「やっぱり、ひーくんはユウト君の事をよく見ているわ。こんなんじゃ、暫くは彼女、出来そうにないわね。」
ミィにも博巳にも何か失礼な事を言われている気がするが……まあ、ミィの機嫌が直ったなら良しとしよう。
「ミィちゃんこそ、早く彼氏を作って俺の家から出て行けば良いだろ。」
「私は、お給仕に支障が出ないように彼氏は作らないの。それに私に彼氏が出来たらユウト君が寂しがっちゃうでしょ。」
そう言って、俺の胸元に拳をぐりぐりと擦り付ける。ミィに彼氏が出来たところで誰が寂しがるかよ!
◆◆◆◆
12月24日……世間ではクリスマスイブと言われているが、社会人にとってはただの平日だ……。こんな日に浮かれているのは「学生」か「カップル」か「暖かい家庭のある家族」くらいだろう。俺のような社会人で独り身の男性は大人しく家に帰り、いつも通り執筆活動にいそしむに限る。
幸い先日送った新作の案に関して、編集者さんから返信を頂いている。つまり俺は、家に帰ったら新作のプロットを手直しするという作業が待っているのだ! あ~こんなに忙しいのだから、彼女なんかいなくてよかった!
そんなことを考えながら改札を通ろうとしたとき、ふとあることを思い出した。そういえばメルラブでは確か、12月24日から12月26日にかけて、クリスマスイベントが開催されている……はずだ……。しかし、クリスマス前の土日は両方とも人が少なかったらしく、ミィは俺の家に早めに帰ってきた……。
土日に人が集まらなくても、さすがにクリスマスイベント中は人が入るだろうとは思うが……。まあ、顔出しくらいはしてやっても罰は当たらないだろう。新作のヒロイン案もメルラブのキャストを参考にしているわけだし……。
そんな事を考えながら新宿へと向かいメルラブの扉を開ける。部屋の中は俺と博巳の2人で来た時よりも遥かに人が多い。カウンター席は2~3席しか空きはなく、ボックス席には仲間連れで来ているのであろう人達が全席座っていた。もし博巳と一緒に来ていたのなら、2人で並んで飲むことはできなかっただろう。
キャストのみんなは普段の地雷系・量産系メイド服ではなく、サンタ衣装に身を包んでいる。俺の事に気が付いたマイが俺の元に駆け寄ってきた。マイも他のキャスト同様にサンタ衣装なのだが、トップスの胸の部分にダイヤ型の穴が開いており、胸の谷間が丸見えだ。
「お帰りなさいませ。ユウト君。」
「今日は人が凄いね。」
「うん。イベントだからね~。」
「じゃあすぐに帰るから、カウンター席、飲み放題なしで。空いていたらマイちゃん――もしマイちゃんがダメなら、ミィちゃんかアイさんを付けて……3人とも空いていなかったらフリーでお願いね。」
「OK。ちょうど今空いたところだから、おしゃべりしようよ~。」
「じゃあついでに、マイちゃんにキャスドリも付けて。あと、俺はウーロンハイで。」
コメント
1件
第23話、拝読しました🍕 ミィが頬を膨らませながらもピザを食べる姿、可愛すぎて思わず頬が緩みました。でも「彼女ができたら紹介してくれる?」の質問にはドキッとしましたね。ユウトくんが真剣に悩む姿に「この関係、大事なんだな」って伝わってきて…。最後の「彼女なんていなくてよかった!」からのメルラブ訪問も、ツンデレっぷりがニクいです。クリスマスイブの展開、続きが気になります!🎄