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〇〇年7月30日
{ 初めに。 }
仕事に就職してから、この日記を書くよう言われた。
どうやら、病気の症状の確認だって、、。
見るわけでもないくせに、それに記憶障害の病気を抱えている訳じゃ無いんだけど、、、。
なんで書かないといけないのよ!
てか、仕事っていうか、研究所?みたいなところ。
まあ、正直ありがたかったけど、、。
8月21日
{ 殺人事件? }
最近、通り魔が多発しているらしい。
お隣の家なんかじゃ、お母さんが刺されたとのことらしい。
私はそんな惨めな人生で終わりたくないから、
出会ったらめった刺しにしてやる、、!
9月17日
{ あの子 }
だんだんと寒い地域からか、寒くなってきた。
だから、水に濡れた男の子を見つけた時は驚いた。
風邪ひいちゃうでしょ!!って、。
何を言っても返してこないから、いじめられてるんだと分かった。
なら、こういうのは強引に行くんだ。
相手の常識を壊してやるために。
9月21日
{ あの子について }
あの男の子、実際はお隣の子だった。
両親が居なくて、孤立しているみたい、、。
なんか,変な噂も流れてるし、、。
みんな、バカなんじゃないの?そんなに簡単に信じるだなんて、、。
偶然が重なってしまったら、疑いが確信に、、、まるで人狼ゲームね。
はあ、めんどくさいけど可哀想だから、私が保護する事にした。
まあ、本当は息子がいなくて、一人寂しい、、って感じだけど、、
秘密ね。
5月21日
{ 嬉しい、! }
今日は、あの子がお花をプレゼントしてくれた!
本当に嬉しかった。
やっぱりよく喋る子だわ。
前よりも、元気になっている今の方が断然いい!
ほんと、ついつい笑ってるとつられちゃうのよ、、。
困っちゃうわ、、(ㆀ˘・з・˘)
6月11日
{ 、、、。 }
、、研究所から指令が入った、、。
「良くやったな。あの子を使おう。」ですって!
使おうだなんて酷すぎる、、!
いい加減、HMB計画もやめた方がいいのに、、。
まあ、なに言ってもやれって言うんでしょうけど。
8月26日
{ 誕生日ーー? }
今日は私の誕生日!ーなのに、、
なんで今日送ってきたのかしら。
「子どもの周辺を殺させたのはじぶんたちがやったのだ」って。
人を殺しているのはやり過ぎだと思うのだけど、、
私がおかしいのかしら?
それとも研究員の奴ら?
それに、、
研究員の誕生日なんか知らないほど無関心なのね。
ただの手駒ってわけか、、。
11月26日
{ ついに、、 }
ああ、来ちゃった。
心配していた日が。
「子どもに強く印象に残らせるように裏切れ」って
やり方は任せるらしい。
ああ、ムカつく。
なんで、従わないといけないのかしら?
やらせたら、私も巻き込ませようってわけ?
、、いや、もうすでに巻き込まれているのね、、。
はあ、それなら、
反抗してやろうかしら?
どうせ、自分の命もいつまで持つか分からない。
そう、自分に任せっきりの研究員が悪いのよ。
残念だけど、実験は失敗で、、、
ーーーでも、やらないとあの子の方が危ないかも、、。
んーーー、、。
そんなら、いっそやるか。
失敗に向かうように、印象を残して、、。
あの子を傷つけるのは、一生の贖罪となるかもしれない。
それぐらい苦しんだもの。
やるなら、やるしかない!
ごめんね、おらふ。。
11月29日
{ }
、、やってしまった。
どうしよう、どうしようどうしよう、、、どうしよう、、。
あの子の悲しい顔がーーらーーい、
仕方がないって思ーーてーーーれはーー以上に苦しかった。
ひどい言葉を浴びせーーめーなさーー。
ごめん、、、っ。
もういっそ、恨んでしまった方が良かったかも、、。
私ができることは、、、。
告白、、ね、。
後ろのページには、ガーベラの花に
「いつも共に幸せが歩み寄ることを、あなたの人生が幸いであることを願って、、」
と走り書きで、書かれていた。
その言葉は誰に対してか、身近な人にも知られていなかった。
それは、頑なに守ろうとした一種の反省と過ちなのである……。