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「あの――……、お二人さん?」
レインと固く抱きあっていたところ、脇からサフィヤの声が遠慮がちにかけられて、レインとわたしはあわててお互いから飛びのいた。
む、夢中で気づいてなかったけど、わたし、けっこう大胆なことをしてたんじゃ……!
――『レインのことを好きになるかもしれない』。
そう思ったからか、不自然なほどに心臓がどきどきしてしまって、わたしは目の前にいる彼の顔をまともに見られなかった。
レインもまた気恥ずかしいのか、軽く咳払いをして早口で言う。
「す、すまない。海春がはじめて印章の力が使えたから、うれしくて……」
レインはちらりとわたしを横目で見て、少し顔を赤くしながら言葉どおりうれしそうにほほ笑んだ。
素直な感情をまっすぐにぶつけてくれるレインは、本当にかわいい人だなあと思う。
彼のそういうところが好きだなあ、なんてふと思ってしまって、わたしは思わず顔が熱くなっ****************************
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