「 ” かお、 め、 はな、? “ 」
” 正解 ”
「おぉ、なんかコツが掴めてきたぞ」
私は銀髪の膝上に乗りながらも、順調に言葉を覚えていった
“ あなた 理解 できる ? “
「あぁ!えーっと、
” 私 理解 できる ありがとう ” 」
“ 良かった あなた 賢い ”
「おぉ、賢い奴に賢いって言われた、」
私は札を帽子に貼り、銀髪の膝上から降りようとしたが、お腹をガッチリホールドされてる為、離れる事は叶わなかった
すると、銀髪がいきなり私の首筋を嗅ぎ始めた
「 スンスン、 」
「おいこらテメェ勝手に匂い嗅いでんじゃねぇよ訴えぞ」
「 あなた 匂い 変 他 人間 もっと 違う なぜ ? 」
「あー、一応説明しとくか、
言葉教えて貰った礼っつう事で」
「 “ 私 他 人間 違う
私 幽霊 殺す 可能 ” 」
「 殺す 私達 ? 」
「 ” あなた方 殺す ない 可能 “ 」
「 理解、 」
すると、銀髪は少し考える素振りを見せ
「 私 したい あなた 調べる 」
「調べたい?私をか?」
「 あなた 特殊 気になる 調べたい 」
「あー、まぁ痛くしないんなら」
私が縦に頷くと、銀髪は嬉しそうに私を抱き上げ、とある扉を開けた
何で抱き上げんだよ
私は半分諦めながらも、部屋の中を見た
、グロッ!
「 ここ 私 部屋 研究 してる 」
「へ、へぇー、?な、中々個性的ですね、」
こっっっわ!!
えなにコイツ人体実験でもしてんの?
薬投与してその様子観察とかでもしてんの?うわやば、急にホラー始まったやん
怯える私を銀髪はそっとテーブルに寝かせ、
「 力 抜く 痛い しない 」
痛いと感じる間もなく殺るという事でしょうかそれは
銀髪は注射器を持ってくると、私の視界を布で覆った
「 見る 痛い だから 隠す 」
「お、おぉ、あんがと、」
何でそういうとこだけ紳士なん?えこわ
そうして、私は無事に銀髪に採血された
「 私 血 調べる 」
「お、おぉ、”ありがとう、”」
私は薙刀を背負い、銀髪に向き合った
「 あなた 1 危険 赤い いる 」
「赤?あのクソケチャップ野郎か?」
「 赤い 名前 教える ダメ 」
「オーケイ、会った瞬間蹴り飛ばすからなんとかなるっしょ」
私は銀髪と生首に背を向け
「 “ 言葉 ありがとう さようなら ” 」
「 さようなら 」
「 さよなら ! 」
2人に手を振り、私はその場を去った
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彼女の小さな背中を見送り、私は研究室へ入った
“、、、”
彼女は特殊だ、今まで見てきた人間の中で霊に干渉できる者はいなかった
何より彼女のあの目、身体、血液、全てが美しかった
全て私で支配してやりたい、世話を焼いてやりたい、私だけを見ていて欲しい!!
“ 私 あなた 再会 願う ”
今度会った時は、貴方を支配できると願って