テラーノベル
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あれから、どれくらいの時間が経ったのだろう。
窓のない、防音設備の施された一室。
ここが目黒の自宅のどこなのか、それとも全く別の場所なのか、渡辺には分からなかった。
あるのは上質なベッドと、小さなクローゼット、そして彼が与えてくれる最低限の娯楽だけ。
スマートフォンの電波は繋がらず、時計すら置かれていない。
カチャリ、と重厚な電子ロックが解除される音がして、渡辺はビクッと肩を揺らした。
🖤「ただいま、翔太さん。今日も良い子にしてた?」
両手に買い物袋を下げた目黒が入ってきた。
その表情は、まるで普通の恋人の元に帰ってきたかのように穏やかで、優しい。
💙「め、め……。お願い、もう帰して……。会社だって、急に行かなくなったらみんな心配してるはずだし……」
ベッドの端で身を縮めながら、渡辺は掠れた声で訴えた。
監禁されてから、何度も繰り返してきた懇願。
しかし、目黒は困ったように眉を下げて、渡辺の元へ歩み寄るだけだった。
🖤「まだそんなこと言うんだ。……あ、これ、お土産」
目黒がポケットから取り出したのは、一枚の書面だった。
そこには、渡辺の自筆…
いや違う。
渡辺の字にそっくりな目黒の字で書かれた『退職届』のコピーと、会社からの受理通知。
🖤「翔太さんの退職手続き、俺が代わりに済ませておいたから」
🖤「実家の方にもね、しばらく海外の友人のところに泊まり込むって、翔太さんのスマホから連絡しておいたよ。みんな『頑張れ』って言ってた」
💙「な……っ、なんで、勝手なこと……!」
🖤「勝手じゃないよ、翔太さんのため。これで、誰も翔太さんを邪魔しない。翔太さんも、もう外の怖い世界に怯えなくていいんだよ?」
目黒はベッドの縁に腰掛け、渡辺の細い手首を掴んだ。
そこには、ベッドのヘッドボードに繋がれた、革製の冷たい手錠がはめられている。
💙「嫌だ……離して、めめ、離せよ……っ!」
暴れる渡辺の体を、目黒は容赦なく組み伏せた。
体格差は圧倒的で、いくら抵抗してもビクともしない。
目黒の冷徹な瞳が、至近距離で渡辺を見下ろした。
🖤「暴れたら危ないでしょ。……それとも何? 俺のことが嫌いになった?」
💙「嫌い、大嫌いだ……! お前なんかストーカーの異常者だ……っ!」
叫んだ瞬間、目黒の目が一瞬だけ凍りついた。
しかし、すぐにフッとあざ笑うような笑みを浮かべ、渡辺の耳元に唇を寄せる。
🖤「いいよ、嫌いで」
🖤「でもね、翔太さん。今、翔太さんに ご飯をあげるのも、お風呂に入れてあげるのも、触ってあげるのも、世界中で俺しかいないんだよ」
優しく耳たぶを噛み、そのまま首筋へと愛撫を落としていく。
🖤「俺がここに来なくなったら、翔太さんは誰にも見つけてもらえず、ここで一人で死んじゃうんだ。……そんなの、嫌でしょ?」
💙「あ……、っ……」
恐怖が、じわじわと体中に回っていく。
目黒の言う通りだった。
今の自分は、目黒が気まぐれにドアを開けてくれなければ、水一杯すら飲むことができない。
自分の生殺与奪の権は、すべてこの男に握られている。
🖤「ほら、お腹空いたでしょ? 翔太さんの好きなパスタ作ってきたから、食べよ?」
目黒が拘束を緩め、買ってきたばかりの温かい食事をミニテーブルに並べ始める。
その香りを嗅いだ瞬間、渡辺の目からポロポロと涙がこぼれ落ちた。
悔しくて、恐ろしいのに、身体が「生存」のために目黒の与えるものを欲してしまう。
💙「……めめ……」
消え入るような声で呼ぶと、目黒が嬉しそうに振り向いた。
🖤「なに? 翔太さん」
💙「……お腹、すいた……」
それは、渡辺が完全に目黒に飼い慣らされ、屈服した瞬間だった。
目黒は満足そうに目を細めると、渡辺の涙をそっと指で拭い、その額に深いキスをした。
🖤「うん、偉いね。いっぱい食べて、俺のことだけ考えてて。……愛してるよ、翔太さん」
暗闇の部屋の中で、渡辺は目黒の胸に顔を埋める。
もう、逃げようとする気力すら、残っていなかった。
おその★
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mako
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コメント
6件
んわこういうの大好物すぎてやんばい、しかもめめなべだしッ好きすぎるって✨💗
ぅわぁ…コレは怖い_| ̄|○ il||li
めめにかんきんされたい
#すのびーえる