テラーノベル
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月明かりが静かに差し込む部屋で、みるとんはスマートフォンの画面を見つめたまま深くため息をついた。
「また誤解されるような動画になっちゃったな……」
動画の編集データを開いたまま、画面の中で楽しそうに笑う自分とキルハの姿を眺める。ファンからのコメント欄には案の定、「つき合ってるの?」「距離感おかしい」といった文字が並んでいた。
「なに溜め息ついてんの、みるとん」
後ろから不意に声をかけられ、みるとんは跳ね起きるように振り返った。いつの間にか部屋に入ってきていたキルハが、いたずらっぽく微笑みながら覗き込んでいる。
「うわ、びっくりした……! 勝手に入ってこないでよ」
「鍵あいてたし。……で、何見てんの?」
キルハは気にも留めずに近づくと、みるとんの隣に腰を下ろした。触れ合うか触れ合わないかの距離感に、みるとんの胸が跳ねる。
「……コメント見てただけだよ。『キルハと仲良すぎ』ってさ」
「ふーん」
キルハは興味なさそうに返事をすると、突然みるとんの手首を掴み、そのまま自分のほうへ引き寄せた。
「キ、キルハ……!?」
「視聴者はさ、俺たちの仲がいいところが見たいんでしょ?」
耳元で囁くような低くて甘い声。いつも動画で見せる無邪気な笑顔とは違う、少し大人びたキルハの瞳に見つめられ、みるとんは声が出なくなる。
「俺は別に、誤解されてもいいけどね。……ううん、誤解じゃなくてもいい」
キルハの手がゆっくりとみるとんの頬に触れる。指先から伝わる体温が、驚くほど温かい。
「キルハ、冗談でしょ……?」
「俺がこういう顔してるとき、冗談に見える?」
真っ直ぐな視線に射抜かれ、みるとんは息を飲んだ。心臓の鼓動がうるさいくらいに高鳴り、部屋の中に響いているのではないかと焦る。
「……ずるいよ、いつもそうやって振り回して」
みるとんが視線を落とすと、キルハは愛おしそうに目を細め、そっと唇を重ねた。
触れるだけの優しいキス。離れたあとも、二人の距離は零のままだった。
「これからは、動画の外でも俺だけ見ててよ。いい?」
耳元で囁くキルハの声に、みるとんは頬を赤く染めながら、小さく頷くことしかできなかった。
コメント
1件
おお、第1話からすでに距離感バグってて最高だわ…!「誤解じゃなくてもいい」ってキルハの台詞、ずるすぎるでしょ。動画編集してるのに狡猾に近づいてくるところが、現実と配信の境界を溶かしてく感じで刺さった。みるとんが完全にコントロールされてるのに、抗えないのも分かる。2人の関係性もっかい見たいから続き楽しみにしてる🔥
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#リオラ軍団
大根おろし 🌿💜
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#みるとん
#みるとん
めらみ
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