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第三話『金の王子』
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入学式の一日後。 俺とgtは普通に登校した。昨日と違うことと言ったら、mdが待っていること。
gt「昨日の入学式中に、お姿が見られませんでしたが、どちらに行かれていたのですか?」
俺は事の経緯を説明した。すると、gtは複雑な顔をした。
gt「よろしかったのですか?」
なんでそんなことを聞くの?、と理由を聞き返す。
gt「md様と関わることは、目立つと思いました。貴方様は、目立つことがお嫌いだと、仰っていたので…」
なんだ、そんなことか。もっと深刻な理由があるのかと思ったけど、こいつはただ俺のことを心配してくれているだけだった。
rd「あぁ、別にいいよ。もう気にしないことにした」
gt「え?」
rd「目立つとか目立たないとか、考えないことにしたんだ」
学園で力をつけること、それで目立つのは目立つのは必然だと思ったから。
gt「理由を聞いても?」
それは…もちろん、生きるためだけど、俺が学園にいるうちに死ぬなんて言ったら、おかしくなったと思われる。
rd「…まだ詳しくは言えない。けど、やることはできた」
そう言った。gtは驚き、すぐに嬉しそうな顔をした。
gt「そうですか…私は、rd様がどの道を選んでも、お供致します」
rd「ありがとう、gt」
心強い味方を持ったと思った。 学園に着くと、校門でmdが待っていた。校門を通る生徒がmdの方をチラチラと見るたびに、mdは冷たい視線を浴びせる。
rd「md!お待たせ」
md「ア、rdoクン!オハヨ」
rd「おはよう、行こっか」
md「…ソノ人ハ?」
mdはgtを指差す。gtは頭を下げる。
rd「こいつは、俺の執事。gtだよ」
md「フーン…rdoクンハ、コノ人ノコト大事?」
mdは警戒の目を向ける。
rd「まぁ、大事な人の一人かな?」
当たり障りのない答えを返すが、mdの目は鋭くなる。
md「…君ハ?rdoクンノコト大事?」
gt「ええ。私の唯一の主人で、世界一大切な人です」
恥ずかしがる素振りも見せず、さらりと口にする。俺は、照れ隠しのつもりで咳払いする。
md「ヘェ…。ジャア、rdoクン好キ同士デ仲良クシヨウ、ネ?」
gt「ゾクッ…はい…」
mdから少し怖い気配を感じたが、特に気にせず、教室に向かった。
俺たち3人は、同じ魔法科で、同じクラス。これもゲームの設定通り。中庭の隣の教室で、広々としたそれを一望できる。そして、この中庭こそが、俺の死に場所だ。全方向の窓から一斉に狙われ、全く太刀打ちできずに死ぬ。
実を言うと、俺は襲撃事件の真相はゲームのあるルートで知っているが、事件自体を未然に防ぐことはできない。ゲームの強制力で、対策しても無理だということはわかっている。故に、襲撃されても生き延びる力をつけるに至った。
そのために、mdや他の攻略対象に指導してもらうことができれば良いんじゃないかと思った。mdには後で言うとして、後一人、戦闘に長けた攻略対象に出会えれば…。
そんなことを考えていると、俺の教室に生徒会の人間がやってくる。
mob「失礼します。rd様、md様。生徒会長がお呼びです。生徒会室にいらしてください」
え、俺なんかした?mdは入学式後に生徒会に呼び出されることは知ってるけど、俺は呼び出されるメンバーの中に入ってない。ゲームにはないイレギュラーが起こってるけど、従うしかない。とりあえず、ついていくことにした。
荘厳な雰囲気の扉が開く。その奥から見覚えのあるシルエットが浮かぶ。
??「みんな、よう来てくれたなぁ」
…そうだった。関西弁混じりの低い声、茶髪、筋肉質な体躯。そして金の瞳。前世の友達「kyoさん」に似た、「kyo」。威厳のある座り方で佇む姿は、学園の生徒会長、王子そのものだった。
kyoさんルートは「ヤクザ系王子ルート」。ヒロインを王宮で保護するうちに、その魅力に気づき、ヒロインを脅かす存在、貴族社会の膿をヒロインと共に、徹底的にかつ、容赦なく排除する。そして、10年後の厄災に立ち向かい、世界に平和をもたらし、晴れて二人は結ばれる、という内容だった。 kyoさんルートは難易度が高いことで有名だが、攻略後のヒロインにだけ見せる優しい笑顔は、多くのプレイヤーを卒倒させた。
そして内容が濃く、さまざまな事件の真相が明らかになる。俺の襲撃事件の真相はkyoさんルートで知った。
kyo「お前らを呼んだのは、他の誰でもない、 俺だ」
md「フーン…ナンデ?」
kyo「mdとrdには、生徒会に入ってもらう」
rd「え?」
ゲームと違う展開だ。この時点で生徒会によばれるのは、mdとヒロインの二人なのに…なんで俺?
rd「あの、すみません。mdはわかるんですけど、なんで俺まで生徒会に?」
kyo「それは、mdがお前に懐いてたからや。初対面で心を開くような奴やないから、信用に値すると思ったんや」
rd「はぁ…」
md「僕モ、rdoクント一緒ジャナキャ入ンナイ」
kyo「な?それに人手不足もあるしなぁ、つーことで、」
kyo「入ってくれへんか?」
物凄い圧力。断ったら殺されると本能で察した。
rd「…わかりました」
kyo「そうか、ならよかったわ」
話は終わりだと思い、mdと退出しようとすると、
kyo「待て、rd。お前には個人的に話がある。md、ちょっと席外してくれへん?」
mdの視線が鋭くなる。この二人が一色触発な関係なのは、ゲーム中にも描かれていた通り。
rd「md、すぐ戻るから。大丈夫。後で遊ぼ?」
md「…rdoクンニ変ナコトシタラ、許サナイカラ」
mdは渋々出て行った。
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《ゲーム設定》
キャラ設定:
名前:kyo
ルート:kyoルート/ヤクザ系王子ルート
見た目:金の瞳、茶髪。イカつい顔立ちだがイケメン。ガタイが良い。王族にしてはラフな格好。
性格:ヤクザ。自他共に厳しい。仲間に優しい。rdに興味がある。
特性:魔力/10万(1000あれば良い方)
魔法スキル/MAX
剣術スキル/MAX
威圧スキル/MAX
目的:貴族社会の膿の排除。厄災に打ち勝ち、世界を救う。ヒロインの保護。
立ち絵:
コメント
2件

続き出してくれて嬉しいです! 今回も最高でした!✨😊
みどりいろwith友