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…無理、現実逃避したい

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…無理、現実逃避したい

12 - クラウディ)最終的に炎狼にはほぼ灰の焼き魚入りを出した

2025年03月07日

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【ヴィラン連合アジトBARのクラウディ視点】


はい、こちらはクラウディ。黒霧の記憶によれば死柄木弔の教育やお世話は全て黒霧のお仕事だったらしく一応お願いも聞いてくれるいい子。


「死柄木弔、お願いですから愛想は良くしてくださいね」

「チッ、わかったよ」


ガラガラ


「失礼〜」

「いらしゃいませ」


現れたのは義蘭、トガヒミコ、そして荼毘…いや、炎狼

炎狼はきてる…良かった。来なかったら俺がめんどくさくなるから本当によかった


「おい、黒霧コイツら本当に使えるのか?」

「大丈夫です義蘭さんからの紹介ですから」

「分かってるだろうが手数料は頼むよ黒霧さん」

「生で見ると気色わりーな(んだ?このガキは??)」

「ステ様の仲間なんでしょ!入れてよヴィラン連合!」

「黒霧」

「ダメです(ガキじゃなくてコイツがリーダーだ)」

「(おい嘘だろ?)」


飛ばせって言いたいんだろうが速攻で拒否する炎狼に何かあったら鷹先生に怒られるのは俺なんだもん。あと炎狼は信じられないみたいな反応すな。


「まあまずは紹介だこっちの可愛い方が連続失血死事件の容疑者。 まあメディアが未成年て理由で隠してはいるが」

「トガです!ステ様のになりたいですステ様を殺したい、だからヴィラン連合に入れてよ弔くん!」

「会話は一応成り立つ、きっと役に立つよ」

「なら問題ないですね」


モテモテだなステイン…羨ましくないけど


「あるだろ色々と!」

「死柄木弔、脳無よりはマシです」


アイツら基本唸るだけだし、まともに会話可能なのは上位個体のみだし…


「…………」

「あははw次こっちの彼は目立った罪はないが」

「ヒーロー狩りにえらく固執しててね」

「不安だなまさかこのイカれ女を入れるんじゃねえよな?(この女はマジで無理)」

「えっ?」

「おまえはまずは名乗れ!大人だろ、破綻jkは出来てたぞ」

「ヴィランとしての名前で結構ですので(轟とか言いずらいだろ?)」


俺の場合は本名ってどれなのか…

黒霧、クラウディ、グレー スパイダー…何にせよやることは変わらないけど


「…今は荼毘で通してる、出す時になったら出す。 とにかく、ヒーロー狩りの意思は俺が継ぐ(俺のヴィランに入れる希望がステインしかねぇんだよ笑うな。)」

「(大丈夫。今腹筋使って耐えてるから)」


マジでモテモテだなステインは…今の発言を鷹先生が聞いたら彼氏奪われたと思ってステイン殺しに行くくらいやべぇよ


「聞いてないことは喋らなくて良いんだよ、どいつもコイツもステイン、ステイン」


あ、殺気出てる。マジで炎狼にだけは攻撃しないでくれ!バレたら俺の責任になるんだ!現時点のヴィラン連合参謀の俺の責任に…考えただけでめんどくさい


「…おい黒霧コイツらの相手任せた」


お…堪えたな。偉いぞ


「?何処行くんだい」

「うるさい」


死柄木弔が外に出てドアが閉まる

「殺されるかと思った!」

「…(マジでなんなんだ、あのガキ)」

「若いね〜」

「すぐ戻りますよ、折角ですし何か飲まれますか?」

「じゃあいつもので」

「わかりました」


お酒を義蘭に出すと

じーー

なんかすごく視線を感じる…死ぬほど見てきた好奇心の視線


「黒霧さんって血出ますか?」

「出ますよ?実体がありますし」


作業する時は手の霧は解除する。でないとものを触れないから。スパイダー一族には2つのタイプがあり、それは、蜘蛛か雲の2つ。俺の姉、幹部の5番は蜘蛛だが、弟の俺は雲。雲は元は水蒸気で出来てる。この黒い霧はその水蒸気を黒く染めてるから

ドス

手にナイフが刺さりかけるがびっくりして掴む


「あれ?」

「…カウンターに傷が付くので一旦待って下さい」

「すごくナイフ掴まれたの初めて♡黒霧の血って何色かな?」

「普通に赤です…私の血なんかどうする気ですか?」

「飲むんです!」

「流石にそれは」


今の身体の俺の血は安全なのか?結構、薬とか打たれてたし ちょっとお出しできないな。なんで嫌じゃないかといえば同じ幹部候補の匠が吸血鬼で血不足の時にあげてたから


「イカれ女が(今のこいつの血はロクな事になんねぇぞ)」

「せめてナイフじゃなくて注射針にして下さい」

ナイフは痛いし不衛生だから絶対駄目だ。

「そうゆう問題か?」

「あと血飲んで大丈夫なんですか?お腹とか」


種族的な問題なら平気だけどもこの子は人間でしかも吸血行動は個性だから心配だな


「平気ですよ?優しいですね♡」

「飲食店なので今度にして下さい代わりになんか作りますから」

「じゃあパフェとかありますか?」

「喫茶店じゃねーんだぞ破綻jk」

「ありますよストロベリーサンデーとか」

「じゃあそれで」

「なんであんだよ(マジでなんであるんだ?)」

「私の趣味です」


黒霧は料理はまぁまぁだけども俺は結構できるからな。


「甘さ控えめで酒に合うなコレ」


いつの間にかマドレーヌを食うおっさん、まあ歯欠けてるから柔らかいものにしたんだけどな。こういった気遣いで社会って成り立つんだな…怖


「あ、私も食べたい」

「うま…なあ軽食とかできるか?(腹減ってんだ)」

「出来ますよ(お前の苦手な魚は抜きにするぞ)」

「なんかメニューが喫茶店ぽいです」

「意外とマトモだな(グータラなお前が喫茶店かよ)」

「表向きは普通のバーですから(それ以上言えば…炎狼の苦手な魚、焼いて大量に料理に仕込ませるぞ)」

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