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…無理、現実逃避したい

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…無理、現実逃避したい

第13話 - ツクヨミ)翔先生スパルタ！もう殺しに来てるでしょ！！！

16

2025年03月07日

#創作

#ヒロアカ

#死天魔

#夢小説

呪死

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呪死

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【夏休み林間合宿当日の3番視点】

A組専用のバスに乗り、席順で爆豪勝己の横に座った。 1時間バスに揺られ、全員がバスから降ろされる。着いた場所は山奥へ続く道の途中にある開けた場所。森と山しか見えず、建造物は見当たらない。

「休憩だー」

「おしっこおしっこ…」

「つか何ここ、パーキングじゃなくね？」

「ねぇアレ？B組は？」

「お…おしっこ…」

「何の目的もなくでは意味が薄いからな」

「よーうイレイザー！！」

「ご無沙汰してます」

「煌く眼でロックオン！」

「キュートにキャットでスティンガー！」

「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ！！」」

「今回お世話になるプロヒーロー、プッシーキャッツの皆さんだ」

ポーズを決めるヒーロー。緑谷出久がオタク全開に説明してヒーローに殴られた。あれ地味にうるさいから……

「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね。あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」

「「「遠っ！！」」」

「え…？じゃあ何でこんな半端なとこに………」

「これってもしかして…」

「いやいや…」

「バス…戻ろうか……な？早く……」

「そだな…そうすっか…」

「今はAM9：30。早ければぁ…12時前後かしらん」

「ダメだ…おい…」

「戻ろう！」

「バスに戻れ！！早く！！」

「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」

「わるいね諸君、合宿はもう始まってる」

津波のように押し寄せる土砂を回避する。

「私有地につき個性の使用は自由だよ！今から三時間！自分の足で施設までおいでませ！この…魔獣の森を抜けて！！」

「おい、お前も行け(なんで避けるんだよ。さっさと行け)」

「了解(はいはい)」

(迷子にならないでね？！案内しようか？)

「(それじゃあ意味ないだろ。さっさと行け)」

「(先輩は俺が信じられないのか？)」

(……わかったよ！信じるからね？？)

…正直楽勝だと思った、でも何故か走ってもジャンプしても(飛ぶことは太陽の光もあるし流石にやめた)合宿場に辿り着かず、8時間かかった。

「(違う、俺がおかしいんじゃなくて合宿場が動くの！ツクヨミ先輩の案内があれば行けるから！！)」

(3番って方向音痴だよね〜まだ治ってなかった…… )

「(真っ直ぐって言われてもあの土の化け物を踏みながら移動したのに全くつかない合宿場が悪いのでは？)」

(それ横暴っていうの)

大部屋に荷物を運び入れ、一同が大食堂に入ると既に夕食の準備がされていた。腹を空かせていたA組は口いっぱいにご飯を頬張る。

「へぇ、じゃあ女子部屋は普通の広さなんだな」

「男子は大部屋なの？」

「見たい！ねぇねぇ後で見に行ってもいい？」

「おー来い来い」

「美味しい！！米美味しい！！」

「五臓六腑に染み渡る！！ランチラッシュに匹敵する粒立ち！！いつまでも噛んでいたい！ハッ……！土鍋…！」

「土鍋ですか！？」

「うん。つーか腹減りすぎて妙なテンションになってんね」

うるさい。静かに食べれないのか？A組も見てるしいつもよりは頑張って食べ……無理だ。三口しか食べれない。いつもは林檎ジュース1つとかさくらんぼくらい小さいミニ林檎ひとつとか食べてたからそれよりは食べてるしセーフ。残りをしれっとツクヨミ先輩に渡したらツクヨミ先輩は黙って受け取って食べてくれた…ツクヨミ先輩ありがとう

「常闇ちゃんってば全然食べてないかしら？」

「？」

「それ私も思った！」

「そんなんで筋肉つくのか？それとも少食…いやさっきのは少食で済まされねぇくらいだろ？？」

「(他よりは量少なく盛ったからって完食できるとは限らないから)」

「うちの子、本当少食だから…」

「常闇ちゃんの保護者みたいね」

「ホークスがお父さんならダークシャドウはお母さんだこれ…」

「ご飯の量じゃないなら常闇の馬鹿力どっから来てんだよw」

【合宿2日目の3番視点】

早朝5時30分。太陽が登り始めた時間帯に集合され、大半の者は眠気に抗ってる。まぁ死天魔人は基本的に睡眠は取らない

「おはよう諸君。本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は、全員の強化及びそれによる仮免の取得。具体的になりつつある敵意に立ち向かうための準備だ。心して臨むように。というわけで爆豪、こいつを投げてみろ」

「これ…体力テストの…」

「前回の…入学直後の記録は705.2m…どんだけ伸びてるかな」

「んじゃ、よっこら…くたばれ！！！」

FABOOOM！！

「入学からおよそ三ヶ月間、様々な経験を経て確かに君らは成長している。だがそれはあくまで精神面や技術面、あとは多少の体力的な成長がメインで個性そのものは今見た通りでそこまで成長していない。だから、今日から君らの個性を伸ばす。死ぬほどキツイがくれぐれも…死なないように」

「(死の宣告…)」

(殺しに来てるよこれ。保護者居ないところでビシバシされるやつ！)

「(それも教育ってやつなのか……？)」