〜宮舘side〜
佐久間の意識を乗っ取り思いのままに操っているシャドー。
俺と阿部と一緒に支配されていた時よりも遥かに大きくて強力な闇…。
佐久間は今頃どれくらい苦しんでるのだろうか…
それだけでも腹立たしいし早くシャドーを倒して佐久間を助けたい。
それに世界を守らないといけない…
けど俺たちはシャドーに全く歯が立たなかった。
何度立ち向かって攻撃しても簡単に防がれてしまい逆に俺たちはシャドーの攻撃に簡単に吹っ飛ばされる。
…どうしたらいいか正直分からない。
渡辺「…くっそ…!」
岩本「…みんな力を込めろ。バリアで弾かれるんならそれ以上の力で攻撃しよう。」
深澤「…了解。」
照の言葉に頷いて俺たちはまた立ち上がった。
…正直身体中が痛い。
けどここで諦める訳にはいかない。
佐久間(シャドー)「…流石だな!この圧倒的な差を見せつけても全然諦めないその姿!」
シャドーは立ち上がった俺たちを見て興奮したように声をあげている。
俺達も照の言葉通りに力を込めてシャドーに向かって行く。
…けど。
佐久間(シャドー)「無駄な事だというのが理解出来ぬようだな!」
岩本「…なっ!ゔわああああ!」
向井「照兄!」
阿部「照!」
能力で照の筋力は上がり攻撃の威力が上がったはずの照の拳を右手だけで簡単に受け止めてそのまま強力な蹴りを食らわせた。
…いやでもいつの間に照の所に行ったんだ…?
目黒「お前の闇を貰うぞ!」
佐久間(シャドー)「なに?」
今度は目黒が佐久間の身体に手を触れて自分の身体に闇を貯めていく。
目黒「…っ!強力…だな…」
佐久間(シャドー)「耐えられるか?貴様が。」
向井「めめ!」
ラウール「めめ!危ないよ!」
目黒の身体がどんどん黒くなっていっている…
渡辺「…めめ大丈夫なのか…」
佐久間(シャドー)「自ら闇に飲まれるか?」
目黒「…誰が…飲まれるかよ!」
佐久間(シャドー)「………………!」
目黒の身体からシャドーから集めた闇を一気に出してそのままシャドーを攻撃した。
目黒「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
すごい威力だ…。
完全にシャドーの闇を奪った訳では無いのにシャドーに攻撃を当てた。
目黒「…ゔっ!」
向井・ラウール「めめ!」
しかし目黒の攻撃を食らったはずのシャドーは目黒の首を掴んでいた…。
今の攻撃でも奴には効果ないのか…。
佐久間(シャドー)「我の闇はこんなものではない。人間ごときが奪えるはずがないだろ!」
目黒「…ぐっ!うっ!」
シャドーは目黒の首を掴んでいない佐久間の左手で攻撃しようとしている…
向井「止めろ!」
ラウール「めめ!」
目黒が攻撃されそうなところを康二とラウールが間に入る。
目黒「…康二…ラウール…」
向井「焼かれろ!」
ラウール「俺の光を喰らえ!」
康二の太陽の光をラウールの光がさらに強くしてシャドーに、佐久間に広がる。
向井「さっくんごめん!」
ラウール「少しだけ我慢して…!」
康二とラウールの光も俺たちが知っている光よりもさらに強くなってる…
2人も頑張って鍛えたんだなと感じる。
佐久間(シャドー)「…なにを勘違いしている?」
向井・ラウール「…え?」
佐久間(シャドー)「我の闇はどんな光も通用せぬ!」
向井・ラウール・目黒「ゔわあああああああ!」
しかしシャドーの闇は3人をまとめて攻撃して吹っ飛ばしてしまった。
ラウールと康二の光も通用しないのか…
渡辺「くそ!次は俺たちだ!」
宮舘「………………!」
俺と翔太でエンジを倒した時みたいに炎と水を合わせて攻撃してシャドーの逃げ道を絶った。
阿部「はっ!」
さらに阿部が草を出して佐久間の身体を拘束してくれた。
これで完全にシャドーの動きは封じられた。
あとは…
宮舘・阿部「ふっか!」
渡辺「頼む!」
深澤「任せろ!」
佐久間(シャドー)「…愚かな…。」
…技を出したばかりなのにもう既に俺と翔太と阿部は限界だ…
俺と翔太の炎と水を今にも吹き飛ばしそうなシャドーの闇…
そして阿部に拘束されているはずなのに動けそうなその力…
だからふっかに全てを任せる…!
ふっかの念力は俺たちよりも強力だ。
集中すればする程その力は上がる。
シャドーを倒せなくても佐久間だけでも助けられれば…!
深澤「佐久間を…返せ!」
佐久間(シャドー)「見事な連携だ。」
宮舘・渡辺・阿部「うわっ!」
深澤「…っぐ!」
間合いに入っていたふっかの攻撃が放たれる瞬間シャドーは阿部の拘束を解いてそのまま俺と翔太と、俺たちが出した技諸共吹き飛ばしふっかを捕まえる。
佐久間(シャドー)「…残念だったな。」
深澤「…ぐっ!ぐわああああああ!」
ふっかは掴まれながら電撃を流されてそのまま膝から地面に崩れ落ちた。
深澤「…ゔゔっ!」
佐久間(シャドー)「…三幹部共を倒したと聞いてどんなものかと思っていたが…」
深澤「…うわっ!」
シャドーは呟きながら足元に倒れていたふっかの事を蹴飛ばした。
深澤「…ゔっ!ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ…」
阿部「…ふっか…!」
渡辺・宮舘「………………!」
蹴飛ばされて俺と翔太と阿部が倒れてる近くに吹っ飛ばされてきたふっかは蹴られたお腹を押えながら苦しそうに咳をしている…
佐久間(シャドー)「この程度の力でよくぞ我に歯向かったものだ…。」
渡辺「…っち!アイツ…!」
…佐久間の身体で好き勝手な事を…
…自分が俺たちを傷つけてしまったと知ったら佐久間は…。
SnowMan(8人)「…っ!」
地面に倒れながらもなんとか立ち上がろうと歯を食いしばる。
けど少し動いただけでも身体中に走る激痛…。
それに全然力が入らない…。
全員でも一人一人で戦ってもシャドーには全然敵わなかった…。
次第に諦めの…絶望の色が大きくなる…。
…シャドーには何をやっても勝てない。
佐久間(シャドー)「…良い目だ。絶望を感じているな。」
倒れてる俺たちを見ながらシャドーが呟いた。
佐久間(シャドー)「良いだろう!もっと絶望を見せてやる!」
SnowMan(8人)「………………!」
すると俺たちの周りが真っ暗になった…
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