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数日後。
体育祭まであと十日。
今日の練習はクラスごとに行うらしい。
先生「大縄やるぞー」
先生の声に、クラスメイトが一斉にグラウンドへ集まっていく。
俺もその後を追いかけるようにして、指定された場所へ向かった。
…あ。
そこで、仁人と相沢が並んでいるのが見えた。
急いで二人の元へ近づく。
相沢「仁人、今日も一緒だなー」
💛「昨日からずっとな」
相沢「なんかもう運命じゃね?」
💛「今日までだろ」
相沢「冷たっ笑」
そんな二人の会話が聞こえた。
仲良くなりすぎだろ、と少しムカッとくる。
すると、昨日と同じように相沢が仁人の肩に腕を回した。
慌てて、少しの間に割り込む。
🩷「仁人」
💛「おお」
相沢「やっほー」
自分で言うのもおかしいが、結構あからさまに牽制したつもりだ。
が…全然気にしてねぇなこいつ。
💛「…勇斗」
🩷「ん?」
ちょっと、とジェスチャーで耳を貸せと上目遣いで言ってくる。
あざと。
そう思いつつ、少し屈んで耳を近づける。
💛「…近い」
🩷「ん?」
💛「だから、近いって」
🩷「…」
相沢には言わないくせに、ちょっと間に入っただけの俺には言うんだ?
💛「ちょっと離れろ」
🩷「…はいはい」
💛「なんで拗ねてんの」
🩷「別に?」
そのきょとん顔も愛しさと同時にイラつきが湧いてきた。
そんなんだから、距離縮められんだよ!
恋人には冷たいくせに!!
❤️「あーあ、勇ちゃんめっちゃ不機嫌だよ」
🤍「めんどくさいねー」
💙「吉田さん、罪な男やな」
❤️「笑、無自覚こわいなぁ」
🤍「…間、取り持ってあげる?」
❤️💙「そやな」
そんな呆れと哀れみの会話が交わされていたことなどはつゆ知らず、
先生「はい、そろそろ始めるぞー!」
その声に、全員が一斉に縄の前へ集まる。
相沢「仁人、こっち!」
💛「おう」
また当たり前のように相沢の隣へ行く仁人を見て、眉間に皺が寄る。
…またかよ。
俺からは離れるくせに。
先生「よーし、まずは一回跳んでみるぞー!」
掛け声とともに、縄が回り始めた。
…結果は、まあ散々だった。
何度も引っかかりながら、それでもなんとか練習を続けていく。
最初はこんなもんだろ。
そうしているうちに、あっという間に終了の時間になった。
先生「今日はここまで、片付けて戻れよ」
みんながぞろぞろと教室へ戻っていく。
💙「よっしゃ、終わったー」
太智が伸びをしながら声を上げた。
❤️「仁ちゃん、俺ら先戻っとくで」
自分の荷物を持った舜太が、ヘトヘトになって座り込んでいるおいちゃんにそう話しかける。
💛「え、待って。俺もッ…」
🤍「だめ」
💛「なんで?」
🤍「まだ縄片付けてないじゃん」
❤️「そうよ。片付け終わったら勇ちゃんと戻ってき」
🩷「え?」
俺??
💛「は?」
💛「いや、なんで俺と勇斗が?」
❤️「細かいことはええねん」
💛「細かくないだろ」
💙「ほら、勇斗も待ってるで」
別に待ってnッ……あ、そゆこと。
🤍「じゃーね」
💛「ちょ、お前ら!」
そう言い残して、さっさと校舎の方へ歩いていってしまった。
呼び止める声も届かず、三人の背中はどんどん遠ざかっていく。
残された俺と仁人の間に、妙な沈黙が落ちた。
💛「…なんなんだ、あいつら」
🩷「さあ?」
察したけど、知らんぷりしとこ。
💛「まあ、いいか。早く片付けよ」
🩷「うん」
そう言い、二人で縄を端からまとめていく。
しばらく無言で片付けていると、仁人がぽつりと口を開いた。
💛「今日の大縄、だいぶ酷かったな」
🩷「仁人、途中から笑ってたよね」
💛「あぁ笑、だって樹が…」
🩷「また相沢?」
💛「…え?」
思わず口から漏れた言葉に、自分でも少し驚く。
🩷「あー…いや、仲良くなったんだなと思って」
🩷「名前呼びにもなってるし」
🩷「肩組まれても平気なくらいなんだろ」
一度言い出すと止まらないみたいだ。
言葉にしている声が、自分でも分かるほどに低く小さくなっていく。
…だいぶ、嫌味な言い方になってしまった。
💛「…」
不安になり俯いていた顔をあげると、仁人が眉を下げ、困ったようにこちらを見つめていた。
💛「なんでそんな言い方すんの」
🩷「…別に」
「冗談」とでも言っておどけてみせればいいのに、頬を緩めることができない。
💛「樹と仲良くなったの、嫌?」
🩷「…」
嫌だ、めちゃくちゃ嫌。
相沢が嫌いな訳じゃない。
仁人の交流を狭めたい訳じゃない。
もっと距離を縮めたくて、
ずっと傍に居たくて、
恋人になったのに。
恋人になったせいで、仁人の近くに居られない。
そんなことを実感してしまうことがすげぇ嫌だ。
…今の俺、どんな顔してっかな。
💛「なんで、嫌なの?」
表情から答えが分かったようで、心配そうに理由を問いかけてくる。
…仁人って鈍いよなぁ、笑
自分でも分かりやすいと自覚しているのに。
🩷「…分からないならいいよ」
こんなかっこ悪いこと、仁人に言えない。
💛「?」
💛「いや、気になるんだけど」
さっきまで下がっていた眉が、今度はぐっと寄せられ、首を傾げていた。
🩷「気にしなくていいよ」
🩷「ほら、片付け終わったし戻ろ」
💛「…なんか納得いかない」
そう言ってムスッとした顔をする仁人。
はぁ…マジでさ、。
🩷「俺も納得いってない」
あからさまに不機嫌な声でボソッと呟く。
💛「え?」
🩷「なんでもない」
また首を傾げる仁人を見て、小さくため息を吐いた。
…まじで、鈍い。
でも、そんなところも好きと思ってしまうんだから、余計に困る。
終わりです!
モヤモヤした感じで終わってしまい、すみません(˙˙;)
🩷さんをだいぶねちっこいタイプにさせてしまった気がします( ⍨ )
(自分の好みに寄せすぎました…)
次回は少し雰囲気も変わると思うので、続けて見ていただけると幸いです_ _))
では
👋
コメント
2件

💛さんがに♡♡♡ぎて🩷さんちょっと可哀想(*´`) 実は分かっててやってたら策士すぎるよ💛さん(((o(*゚▽゚*)o))) 続きも楽しみです
#BL
わほー
24
#🩷💛