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金曜の夜は腰に火がつく、俺の男の証がいきりたって仕方がない。さてどうしようかと思っているうちにもう午後23:00だ。

今日は満月の夜だ、月の光の下を散歩にでも行こうと思ったがマラがいきりたっていて外に行こうにも行けないので諦めた。

俺の名前は千葉哲也、三十代の弁護士だ

同年代の人間と比べて多少金にはゆとりがある、こんなムラムラする夜にはデリヘルでも呼ぶに限る。俺はゲイなのだ、そちらの嗜好用のデリヘルは高いのでそうそう気軽に呼べないのだが今日は特別だ。


適当にサイトを漁っていたら気になる男を見つけたら説明文の煽り文句はこうだ。

「うちで1番人気の男の子、あっ君をご紹介します、ケツマンモロ感のド変態バリ受け野郎です。太いのでガンガンつかれるとヨガリくるって潮吹きまくる痴態を見せてくれます。ケツマンは一度咥え込んだら離してくれません。そんな彼はなんと、昼は非常にお堅い仕事についてるそう、そんなギャップがまた萌えて萌えちゃいます!」

こいつにしよう

運良く空いていたので家に来る事になった。

お堅い仕事か、そういや俺もお堅い仕事だな

と考えているとインターホンが鳴ったのでドアを開けると、そこには上司が立っていた。

少し驚いた顔をした山岡裕明だが、すぐにサイトにも上げている君の悪い笑顔を浮かべて、自己紹介してくれた。

家に招き入れ、鍵を閉めた後抱きすくめて

無理やり唇を奪う、舌を絡ませてきた。

産まれ時の姿が見たい、シャツのボタンを一つずつ外していき俺たちは生まれた時と同じ姿になった。

ベッドで我々はくんず解れ好き絡み合う、上司を抱きながらなぜこの人は春を売っているのだろうと考えたのも束の間、よがり狂う裕明を前にそんなことはもうどうでも良くなった、俺はこの男を買ったのだ、つまり俺はこの男で気持ち良くなる権利を持っている。飽くことなく犯し続け時間が過ぎていった。


事が終わると男はシャワー帯びて帰っていった。俺はぼんやりと先ほどの情事の余韻に浸っていた。

週が明け月曜日、俺は何事もなかったように裕明に挨拶し仕事をする。

裕明も何事もなかったように仕事をする

たまに目が合うのだが我々は互いの胸の奥に から湧き上がる感情を押し殺し自分の仕事に戻るのだ。

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