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ワニの獣人「私は、『サイフォン・
ラングロード』。つい先ほど、
このツブラ村を任された者だ。」・
うなずいた
バイス「ふーん。」・サイフォンを
見ている
サイフォン「そして、うしろに居るのが
、連れの、ダイアン・ジュラホーク。
」・顔にウロコのある男を紹介した
ダイアン「よっ!」・フィルを
見ながら、右手を上げた
サイフォン「ダイアンは私と同じワニの
獣人でな。動物の声を聴くことが
できるのだ。」・ダイアンの方を
軽く見て言った
フィル「そうでしたか。」・ダイアンを
見て、うなずいた
ダイアン「まぁ、そこそこだけどな。
」・照れた
語り手「獣人について少し補足をしよう
。獣人とは、竜族が長い年月をかけて
変化した姿なのだ。ダイアンの場合、
竜族の血が表に出なかったため、
人のような姿になったと推測される。
以上。」
サイフォン「して(それで)、
私に用とは?」・フィルを見た
フィル「はい。ぼくは『フィル・
エンバン』といいます。酒場の
ジェイクさんに、この子(犬)たちを
保護したと伝えてください。」・
自己紹介をして、サイフォンに事情を
話した
サイフォン「ふむ。」・フィルを
見ながら、軽く、うなずいた
フィル「それと、できれば、
預かってもらいたいんですけど…。」・
頼みごとをした
サイフォン「私は、構わないが…。」
フィル「バイスくんも、いいよね?」・
腕の中の、バイスに言った
バイス「いいぞ。」・フィルの顔を見た
サイフォン「この子たちということは、
他にも居るのかね?」・フィルに
質問をした
フィル「はい。もう、1匹。茶色の、
毛の…。」・振り向いて地面を見た
語り手「しかし、ぷー吉の姿は
なかった。」
フィル「あれ?」・バイスを
降ろしながら、外を見た
「ブルブル…!」・バイスは、
全身をふるわした
フィル「また、居なくなった…。」・
外に出て、周りを忙しなく見た
サイフォン「・・・・・。」・フィルを
見ている
ダイアン「おい!兄(にい)ちゃん!
」・家の中から、フィルを呼んだ
フィル「ん?」・振り向いた
ダイアン「それって、
こいつのことか?」
ぷー吉「ほえ?」ダイアンに
首ねっこをつかまれている
フィル「あっ、いつの間に!?」・猫の
ような扱いをされる、ぷー吉を見た
ダイアン「この勝手口から入ってきたぞ
。」・勝手口の下の方(小さな犬や
猫などが出入りするところ)を指して
言った
語り手「村長の家は、木を
くりぬいただけの造りで、台所や
寝室などが、ひとつの場所に
あるのだ。」
フィル「もう、あんまり
ウロウロしないの。」・ダイアンの
前まで来て、ぷー吉を叱った
ダイアン「こいつ。けっこう軽いんだな
。」・ぷー吉をフィルに引き渡した
フィル「うん。この、ぷー吉くんは、
タンポポの綿毛のように、ふわふわして
いるんだ。」・ぷー吉を抱きながら
言った
ぷー吉「ほあ?」・フィルの顔を見た
サイフォン「・・・・・。」・
静観している
バイス「なぁ。」・サイフォンの
足元まで来て見上げた
サイフォン「む?」・バイスを見た
バイス「前の村長は、どこだ?」
フィルの心の声(そういえば、前の
村長さんって、どんな人だろう…。)
語り手「フィルは、ぷー吉の頭を
なでながら、サイフォンを見た。」
サイフォン「確か、作者に
抹殺されたと聞いている。」・真面目な
顔で、バイスに言った
フィル「はい?」・耳を疑った
バイス「ふーん。」・抹殺って何?とか
、思っている
サイフォン「少し難しかったか。
つまりだな。もう居ないと
いうことなのだ。」・バイスに
丁寧な説明をした
バイス「そか。」・うなずいた
フィル「あの…、作者って…?」・
隣の、ダイアンに訊いた
ダイアン「なんだ。兄ちゃんも
知らねぇのか。」・フィルを見た
フィル「?」・首をかしげた
『しばらくして…』
ダイアン「はっはっはっ!!兄ちゃんも
、この島の住人じゃなかったんだな!
」・腕を組んで大笑いした
フィル「はい。」・返事をしたあと、
紅茶をひとクチ飲んだ
語り手「ダイアンとフィルは、
テーブルを挟んでイスに座っている。」
ダイアン「どうりで話が、かみ合わない
わけだぜ!なぁ、サイフォン(笑顔)!
」・背もたれに肘を乗せて、台所に
立つ、サイフォンに言った
サイフォン「ふむ。」・コーヒーを
カップに注いでいる
「コト。」・サイフォンは、コーヒーの
入った容器を置いて、カップを
手に取った
サイフォン「私とダイアンも、
さっき着いたばかりでな。作者の
ことは、わからんが…。」・ダイアンの
前に、カップを置いた
ダイアン「おっ、わりい(わるい)。
」・カップを見ながら、サイフォンに
言った
サイフォン「おそらく、神やホトケの
仲間だろう。」・冷蔵庫の前まで来て
扉を開けた
ダイアン「ズズー…!」・カップを
持って、コーヒーをすすった
フィル「すると、前の村長さんは…
。」・サイフォンを見て言った
ダイアン「バカやって、作者の怒りを
買ったんじゃねぇか?」・フィルを
見てから、カップを置いた
フィル「・・・・・。」・ダイアンを
見た
サイフォン「ふむ。」・冷蔵庫から、
イチゴのケーキを取り出した
フィル(天罰を受けたってことかな?
)・そう思いつつ、紅茶を
ひとクチ飲んだ
サイフォン「冷蔵庫の中にあったのだ。
」・イチゴのケーキをフィルの前に
置いた
フィル「あっ、いただきます。」・
紅茶のカップを持って、サイフォンに、
えしゃくした
ダイアン「ところで、兄ちゃんも、
この島は初めてだよな?」・フィルに
言った
フィル「えぇ。」・ダイアンを
見ながら、紅茶のカップを置いた
「コポコポ…。」・サイフォンは、
お茶をいれている
ダイアン「この島は、『コマメ島』と
いって、三日月諸島と西の大陸の、
あいだにある島なんだぜ。」・フィルに
話し始めた
フィル(ふーん、そんなところにも、
島があったんだ。)・心の中で
思いつつ、ケーキの皿を持った
「コト…。」・サイフォンは、湯呑みを
テーブルに置いて、ダイアンの隣に
座った
ダイアン「でな。浅い海に、ポツンと
あるだけだからよ。他の場所へ
行くっつったって(行くと言ったって)
、小舟を使うしかねぇんだわ。」
フィル「もぐもぐ…。」・イチゴの
ケーキを食べている
ダイアン「そこでだ。オレたちで
獲得したワープ装置の出番ってわけよ。
」・テーブルに肘をつき、前のめりで
言った
フィルの心の声(ん?獲得?)・皿と
フォークを持ったまま、ダイアンを見た
サイフォン「ふむ…。」・うなずいて、
お茶をひとクチ飲んだ
ダイアン「これがあれば、ワープ装置の
ある三日月諸島まで、わざわざ
行くこともねぇからな。」・
背もたれに寄りかかり、腕を組んだ
フィル「ダイアンさん。それは、どこで
手にいれたんですか?」・ケーキの皿と
、フォークを置いて言った
ダイアン「ん?ヒコカカレだっけか?
」・サイフォンを見た
サイフォン「ふむ。西の大陸。正確には
アメーリャム大陸というが、その東側の
港町で手にいれたのだ。」・フィルに
答えた
ダイアン「ここから、ちょっと
北へ行ったところにあるんだぜ。」・
親指で、うしろの方をさし、フィルに
言った
フィル「もしかして、界・為世(かい・
なりとし)さんの住む…。」
ダイアン「おっ、兄ちゃんも
知ってんのか(笑顔)。」
「ズズ…。」・サイフォンは、お茶を
ひとクチ飲んだ
ダイアン「実はな。昨日その界・為世の
主催する大会で、獲得したんだよ。
しかも、3台。」・フィルに向かって
右手の指を3本、見せた
フィル「3台(驚)!?ハムッ、
モゴモゴ…!」・ダイアンを見ながら、
残りのケーキをクチへ押し込んだ
サイフォン「・・・・・。」・眼を
つむって、腕を組んだ
ダイアン「あぁ。界・為世も、
ふとっぱらだよな(笑)。最新式の
ヤツ(ワープ装置)をくれるなんて。
おまけに、んぐっ。」・
カップを持ってコーヒーを飲みほした
「コト…。」・ダイアンは、
カラになったカップを置いた
ダイアン「大会の名前が、『ドキッ!
美女まじりの、おジャマレース(笑)』
つってな(笑顔)。」・サイフォンの
方を向いた
サイフォン「ふむ。」・腕を
組んだまま、うなずいた
フィル「もぐもぐ…。」・ほっぺに
クリームを付けたまま、ダイアンを
見ている
ダイアン「山あいの港町ならではの
コースでよ。染色玉が飛んできたり、
森の中で魔物と戦ったりするんだぜ。
」・アホ面(づら)のフィルを
見て言った
フィル「それは、楽しそうだな!!
ゴクン!」・カップを持って、紅茶を
飲みほした
サイフォン「む?」・フィルを見た
ダイアン「・・・・・。」
フィル「あれ?変なこと言ったかな?
」・サイフォンとダイアンを見て、
カップを置いた
サイフォンの心の声(もしや…。)