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「ガチャ。」・玄関の扉が開いた
酒場のジェイク「居るかい?」・家に
入ってきた
サ・ダ・フ「・・・・・。」
語り手「3人は、酒場のジェイクを
見た。」
酒場のジェイク「おっと、
取り込み中だったか。」・フィルたちを
見て立ち止まった
サイフォン「いや、雑談を
していただけなのだ。」・酒場の
ジェイクを見ながら、テーブルの
横に立った
酒場のジェイク「なら、よかった。
実は、急用ってほどでもないんだが…。
」・周りを見ながら歩き出した
フィル「・・・・・。」・酒場の
ジェイクを見ながら、ハンカチで、
ほっぺのクリームを拭きとった
酒場のジェイク「サイフォンってのは、
あんたか?」・サイフォンの前で、
立ち止まった
サイフォン「ふむ。」・うなずいた
酒場のジェイク「オレは、酒場の
ジェイクだ。」
サイフォン「む。」・酒場のジェイクと
握手を交わした
フィルの心の声(この人が、
バイスくんたちの飼主さん…。)
酒場のジェイク「それで、レモン色の
犬と茶色の犬を見なかったか?」・家の
中を見ながら、バイスと、ぷー吉の
ことを訊いた
フィルの心の声(そういえば…。)・
家の中を見回した
酒場のジェイク「どこを探しても
居ないんだよ。小さな島だから、
魔物に、おそわれたとも
考えられんし…(悩)。」・自身の
アゴに触って、やや上を向いた
サイフォン「犬たちなら心配ない。彼が
保護している。」・フィルの方を見た
酒場のジェイク「そうか。それを
聞いて安心した。オレは、てっきり、
前の村長と一緒に消されたのかと…。
」・照れながら、自身の頭を触った
サイフォン「ふむ…。」・酒場の
ジェイクを見ながら、相づちを打った
フィル「・・・・・。」・忙しなく
周りを見ている
ダイアン「兄ちゃん。そろそろ
犬たちのことを説明してやらんと。
」・きょろきょろする、フィルに言った
フィル「え?あ、はい。」・ダイアンを
見たあと、酒場のジェイクを見て
立ち上がった
語り手「フィルは、玄関の近くで酒場の
ジェイクに事情を説明した。」
酒場のジェイク「ナンノ島に
飛んでたぁ?」・フィルの顔を
見ながら、しかめっ面になった
フィル「えぇ。ぼくの職業は、
考古学者なんですが、そこの塔を
調べに行く途中で、バイスくんたちを
保護したんです。」・話を続けた
酒場のジェイク「なんだって、
そんなところに…。」・首をかしげた
ダイアン「兄ちゃんって
学者だったんだな。」・フィルを
見ながら、カップを流し台に置いた
サイフォン「ふむ…。」・台所に立ち、
皿を洗っている
フィル「ぼくも最初。この、コマメ島に
ワープ装置があると思っていました。
でも、ダイアンさんの話から違うと、
わかり…。」
酒場のジェイク「あぁ。この辺りじゃ
三日月諸島のエル島(とう)まで
行くしかないぞ。」・フィルを見た
フィル「そこで、遺跡などは、
ありませんか?広くて何もなければ、
飛ぶと思います。」
酒場のジェイク「あの洞窟か…。」・
腕を組んで、うつむいた
「フキフキ…。」・サイフォンは、
食器を洗い終えて、タオルで手を拭いた
酒場のジェイク「いやなに。この島には
、『地下洞窟』という名の洞窟が
あってだな。石の扉で固く閉ざされて
いたんだが…。」・顔を上げた
フィル「なるほど。」・酒場の
ジェイクを見ながら、深く、うなずいた
酒場のジェイク「どういうわけか、
犬たちは、そこへ
入ったようなんだよ。」
フィル「ほほう。」・深く、うなずいた
酒場のジェイク「オレも、気になって
足跡を辿ったが、奥の広い場所で、
パタッと途絶えてな。どうしたものかと
…。」・腰に手をあてて、下を向いた
フィル「確定ですね。」
酒場のジェイク「まさか、飛んでたとは
…。」・下を向いたたま、首をかしげた
フィル「ぼくも、ナンノ塔を
調べようとして、ここに飛ばされました
。おそらく、この、ふたつは、関連が
あるとみていいでしょう。」・自信に
満ちた表情で、酒場のジェイクに
発言した
酒場のジェイク「ところで、
あいつらは?」・フィルを見た
フィル「えっ?」・虚(きょ)を
つかれて固まった
酒場のジェイク「ここには、
居ないようだが…。」・家の中を
見回した
フィル「あの、えと…。」・犬たちが
居ないことを説明できないでいる
語り手「フィルは、自身の想定よりも
早く犬たちのことを訊かれたので、
言葉が出なかったのだ。」
ダイアン「オレとサイフォンは、
(犬たちの)居場所を知って
いるんだけどな。」・フィルを
見ながら呟いた
サイフォン「ふむ。」・ダイアンの
隣で、うなずいた
「パタン。」・ベッドの近くで、
木の床が開いた
バイス「あぶねぇ。」・床下から、
ヒョコッと顔を出した
酒場のジェイク「ん?」・声のした方を
見た
フィル「あっ(驚)!?」・声を上げた
バイス「おっ、ジェイク。」・酒場の
ジェイクに気づいた
酒場のジェイク「お前、こんなところに
居たのか。」・バイスのところまで来て
ヒザをついた
バイス「この中。おくの方に行くと、
変なのが、ウジャウジャいる。」・
床下から顔を出しながら、酒場の
ジェイクに言った
酒場のジェイク「変なの?」
ぷー吉「ふあ。地下施設の奥に、
死霊系の魔物。」・頭に、クモの巣が
くっついたまま、バイスの横から顔を
出した
酒場のジェイク「そういうことか…。
」・ぷー吉を見て言った
フィル「あの…。この下にも
何かあるらしいんですけど…。」・床を
指して、ダイアンの方を見た
ダイアン「あぁ。わかってる。」
語り手「ダイアンは、フィルを見て、
うなずいた。」
フィル「えっ!?」・耳を疑った
ダイアン「そのことで、サイフォンと
話し合うところだったんだけど、
兄ちゃんが訪ねて来たもんだから…
(照)。」・自身の頭を触った
フィル「は…、はぁ…。」・ダイアンを
見ながら呆れている
語り手「この問題(地下施設)は、
ほったらかしに、されたのだ。」
酒場のジェイク「しかし、ずいぶんと
汚れているな。どれ、オレが
拭いてやろう。」
語り手「酒場のジェイクは、
腰に下げた白い布で、バイスの顔を
拭き始めた。」
バイス「ん…。」・眼をつむった
酒場のジェイク「さっ、
キレイになったぞ。」・布をしまった
「ブルブル…!」・バイスは、床に
上がって、全身をふるわした
ぷー吉「ふいっ。」・バイスのあとに
続こうとして、片方の、うしろ足を
床に乗せた
酒場のジェイク「お前は、これを
取ってからな。」・ぷー吉の頭から、
クモの巣を取りのぞいた
ぷー吉「ふえ?」・酒場のジェイクを
見た
サイフォン「ジェイクさん。
この島には、いくつ地下空間が
あるのだね?」・酒場のジェイクの
近くまで来て言った
酒場のジェイク「いや、ひとつだけの
はずだが…。」・サイフォンを1度、
見て、床下を見た
フィル「は?」・サイフォンと酒場の
ジェイクの会話を聞いて、眼を丸くした
サイフォン「ふむ…。」・考え始めた
酒場のジェイク「あいつ(前の村長)、
どうやって、こんなものを…。」・
床下を見ながら、おどろいている
バイス「ぷー吉は、なんか見つけたか?
」・ぷー吉を見て言った
ぷー吉「ふあ。」・バイスに3束の
薬草を見せた
バイス「オレは、こんなの見つけた。
」・金属光沢のある不思議なキノコを
自身の前に出した
語り手「バイスたちは、薬草、3束と
トリョフ・プラチナを手にいれた。」
バイス「おめぇに、やる。」・ぷー吉の
前に、トリョフ・プラチナを置いた
ぷー吉「ふい、ありがと…。」・変な
キノコ(金属)を見ながら、バイスに、
お礼を言った