どうも!黄粉です!
授業中眠たいときって皆さんはどうしてますか?
ちなみに私は気合いで起きるか、板書してる振りをして目を瞑ります。
それでは!
スタート!
zm side
次の日の朝。
昨日の出来事や、帰り道に群がる女でいっぱい……体が音を上げてても油断できない状況。
そのせいで俺は眠れないまま朝を迎えた。
「チッ…」
(眠たいのに眠れなかった…
俺は寝不足でイライラが積もり、不機嫌な態度丸出しで朝早くから登校している。
(なんで俺が我慢せなアカンねん…
明らか不機嫌な俺に近づくものは女でも居なかった。
モブ「ヒッ…こっわぁ…」
そんなヒソヒソ声がそこら中から聞こえてくる。
憤りが募っていき、より顔が強張る。
色々な気持ちを秘め、歩いていたらいつの間にか学校へと到着していた。
「はぁ…今日も学校か…」
「ん?昨日らっだぁと喋ってからそのまま帰ってもうたけど、結局俺の教室どこやねん…」
rd side
秋の風にさらされながら、俺は馬車に乗って登校している。
徒歩では歩きづらいガタガタ道も馬車では快適に過ごす事ができ、今更ながらこの世界に感謝を述べたい。
無事学校へ到着すると、1人の人物が俺に近づいてくる。
ぺいんと「らっだぁ!おはよ!」
サイダーのように爽やかな笑顔。前世のぺいんととは比べ物にならないほど眩しい。
俺は陰キャ丸出しで言葉を詰まらせながら挨拶を返す。
「お…はよ」
おどおどしている俺にぺいんとはからかいの眼差しを向けてくる。
ぺいんと「あ、俺がイケメン過ぎて照れちゃった?(笑」
「は、……んなわけねぇだろ!!」
ぺいんと「だよね〜(笑」
その時ぺいんとは笑ったはずだが、心做しか目の奥に光がないように見えた。
「ぺ…」
ぐちつぼ「あ!お前!」
遠くから俺に向けての言葉が飛んでくる。
そして、昨日のぐちつぼとか言う奴が俺に抱きつく勢いで駆け寄ってくる。
「えっと…ぐちつぼ…先輩?」
ぐちつぼ「よぉ!昨日の……だらぁ。だっけ?(笑」
名前を間違えているくせにへらへらしているぐちつぼに右ストレートをかましたくなる。
「あの…らっだぁです…」
ぐちつぼ「あぁ!そうだわ!らっだぁね〜」
そう言い、チラッと目線を俺の目から隣に立っているぺいんとへと移す。
ぐちつぼ「え、コイツ誰?」
ぐちつぼは素なのかわざとなのか知らないが、俺への対応とは天と地の差があるぐらいの冷たい目でぺいんとを指差す。
そんなぐちつぼに怯む事なく、余裕の愛想笑いで返すぺいんと。
目から光を一切感じることができない。多分だが、相当苛立っているのだろう。
ぺいんと「えーと…ぐちつぼ先輩?」
ぺいんと「俺は、らっだぁと”昔から”仲良くさせてもらってるぺいんとです〜。」
ぐちつぼ「あ!そうなんだ〜!」
ぺいんとの言葉の端々に棘があるように感じる。ぐちつぼは全く気にしない様子だった。
ぐちつぼ「え、昔から?(煽」
ぺいんと「はい!そうなんですよ!」
ぺいんと「家族ぐるみで仲良くて〜(煽」
鈍感ならっだぁには何故こいつらが煽り合っているのか全然分からない。
(なんでそんなバチバチしてんの、?
ぐちつぼ「へ〜そんな前から一緒にいるのに…」
ぐちつぼ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…?(煽」
ぐちつぼがぺいんとの耳元で何かを囁いた。
その直後ぺいんとの顔がタコのように赤く染まり始める。
ぺいんと「別にそれは関係ないし…!!」
ぺいんと「らっだぁ!!もう行こ!」
らっだぁ「え、うん?」
ぺいんとは俺の手をとり校舎へと早足で歩きだす。
意味の分からない状況で困惑しつつもぺいんとの手を離さないようぎゅっと握りしめた。
ぺいんとは耳まで赤くなっていって、俺は不思議な気持ちになる。
このとき、俺には自分の気持ちに気づくことができなかった。いや、したくなかった。
zm side
学校を到着して1分も経たない頃、下駄箱からでて、階段へ向かうときに衝撃的な光景を目の当たりにする。
「は………なんで手繋いで…、」
(別にらっだぁとぺいんとが仲良くしていることで俺に支障はないはずなのに…
(俺には関係のないことなのに…!
この時だけは心の底のざわめきが止まらなかった。
見てくれてありがとうございました!
8話で恋愛描写を描くのにやっと慣れてきました!今回はちょっと自信あります!
それでは!
またね!
next♡1000
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