本音日記

友達と喧嘩した。悔しかった。いつも一緒にゲームをする友達。いつも私をゲームに誘ってくれた。嬉しかった。
それは私だけ、だったのかもしれない。

喧嘩は些細なことから始まった。

「お前、雑魚すぎ！」

「そんなのことねぇだろー！」

冗談で最初は言い合っていた。でもそのうち口論に発展していった。最後までどっちも折れないで、喧嘩は終わった。

腹が立って、悔しくて、憎くて、ゲームのフレンド欄から友達のフレンド削除する。

「ブロックするから、もう、連絡寄越さないでねー！ばいばーい！」

これが最後に友達に送ったLINEだった。

「おっけー」

これが友達から来た返信。

メニューから友達をブロックする。

途中で『後悔してない？』と声が聞こえた。

してない、するわけない。

数秒して、罪悪感が生まれた。

あいつどうしてるかな、謝ろうかな、でml今さらなぁ、どうしよ、

うだうだ悩んでいてもキリがない。

「ちょっと、ランニングしてくる」

母さんに声をかけて、家を出る。

いつもこうしてきた。住んでる場所は田舎で、大して家がなく、涼しいためランニングには最適だった。

走り終えたあとも罪悪感とモヤモヤは重くのしかかってきた。

どれだけ気を紛らわせようとしても、耳元で囁かれる言葉。

「だから後悔するよって言ったのに～」

声に従っていれば、喧嘩の途中で折れていれば、あんなこと言わなければ、すべてがなかったら、楽、だったのかも、しんないなぁ

1秒でも早く仲直りしたいよ。でも無理なんだよ。勇気も度胸もない。弱虫な自分が大嫌い。大嫌い。全部リセットして、次はうまくやるから。失敗しないから。だから、もう一度だけ、

チャンスがほしい。