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僕は彼奴が良く判らない

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僕は彼奴が良く判らない

1 - 何時も僕の後を付ける彼奴はー

♥

320

2024年08月01日

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【僕は彼奴が良く判らない】

私は貴方のことが好きです。





蝉の聲が良く似合う夏のとある日のことだった。

僕は何時もの様に起床し、リビングのソファーで時計を見ながらボーッとラムネを喉に通していた

僕は窓辺から差し込むこの日差しが好きだ

理由は何もない。

ただこの眺めが好きなことに理由がいるのだろうか?

僕はそんな事を考えながら家を出たのだった。




今更だが僕の名前は江戸川乱歩!

武装探偵社の名探偵をしている者だ!!

いきなりだが僕はとある社員に付けられている

其奴の名前はー

『お早う御座います!乱歩さん!』

噂をすれば…

乱「おはよ、”太宰”」

壮、こいつはこの通り僕の出てくる時間を想定し、最近偶然を装い会いに来る様になったのだ

本当に面倒な奴だ。

正直遅刻はしなくなったことは有り難いが僕にとっては本当に邪魔なのだ

乱「太宰はいつも飽きずに僕のこと付けてくるよね」

太「私は乱歩さんといる時間が堪らなく楽しいので」

太宰はニコッと僕に微笑みながらそう告げた

乱「なんだそれ…」

僕は思わず本音が口から溢れ出てしまった




僕と太宰が探偵社へと出社すると

太,乱「お早う!/ございます!」

と挨拶がハモってしまった。

与「二人ともお早うさん。なんだい?朝から仲良しだねェ」

と与謝野さんは微笑みながら言ってくれた

乱「別に!たまたま重なっちゃっただけだし!」

僕は少し頬が熱くなってしまった

太「乱歩さん照れてる♡可愛いですね♡」

乱「五月蝿いッッ!!」

僕はもっと頬が熱くなったのを感じた

与「おやおや、其処の二人そういう感じの関係なのかい?」

太「はい!!」

与「そうなのかい…お幸せに…」

乱「何がッッ!?!?」

なんだか悪い勘違いをされた様な気がする!!

僕は朝から大きな声を出した為少し気疲れを起こしてしまった

国「お早う御座います。乱歩さん」

乱「嗚呼、お早う。国木田」

国木田はこの探偵社の中で1,2を争うぐらいには真面目でなる

国「そして太宰!!!!!!何をそんなに楽しそうにしている!」

太「うげぇッ…別に良いじゃないかぁ国木田クーン」

国「良くなどない!お前と俺は依頼で忙しいのだぞ!」

太「それはくにきーだくんが気を詰め過ぎているだけじゃ無いのかい?」

国「…早くお前も仕事をしろッ」

国木田何も言えなくなってる…笑

乱「ぷッッふふッッふはッ」

僕はバレないように小さく笑った瞬間

探偵社の中は暖かい笑いの広がる空間となった


僕が席に着き何時もの様にボーッと天井を見ていると太宰が僕の隣へと近付いて来た

乱「何太宰?」

太「…乱歩さん私、」

太『乱歩さんの事好きなんですよね♡』

瞬間にオフィスの空気が固まったように思えた

乱「うん、…へ?」

僕は衝撃の発言に対して言葉が出なく、上手く頭が回らなかった

ただ、僕の顔が頬を中心に熱かったことだけは確かだった

ふと太宰を見ると意地の悪そうな悪い顔をしていた僕の隣に立っていた

太「乱歩さん、付き合ってくれませんか?」

僕は意味が判らなかった

何故?何処で僕の事を好きになった?何故?何で?

太宰が判らない

初めて人が何を考えているのか判らなくなってしまった

乱「ちょッちょっと考えさせてッ!」

僕は頭を整理したくてとにかく時間が欲しかった

太「駄目です、逃しません。今言ってください」

僕はますます混乱してしまった

太宰の事が知りたい

僕はふとそんな考えが浮かび上がってきた

知るためには太宰と付き合うことも大切なのでは?

僕はそんな事を思ってしまいー

乱「じゃッじゃあ宜しく…?」

太「ふふッ(笑)それでは宜しくお願いしますね♡」

太『乱歩さん♡』

そうして僕と太宰の関係が始まったのだったー




僕は兎に角君のことが知りたいと思ってしまったのだ


ENDー

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コメント

1

ユーザー

サブ垢投稿すいません、事情で本垢ロックされた時に暇で書いた物です。 雑投稿すいませんでした。( - -)( _ _)ペコリ

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