研究員…「やぁ、Matt…起きたか?」
Matt…「ウィーーーーーン」(起動音)
Matt…「おはようございます。」
研究員…「あぁ、おはよう」
研究員…「調子はどうだ?」
M att…「はい。とても良い状態です。」
研究員…「そうか!なら、今日も仕事をしてもらおう。」
研究員…「今日も1日頑張ろうな。」
Matt…「はい…」
Matt…(もう、昨日みたいなことはしたくない、なんとかして逃げよう…)
Matt…(あれは、本当に苦痛だ。)
研究員…「さて、と、」
研究員…「じゃあ、ここの部屋に入って。」
Matt…「はい。」
研究員…「よし、じゃあ次はここに寝転がるんだ。」
Matt…「はい。」
研究員…「少しの間待ってろ。」
「実験用具を準備してくる。」
Matt…「分かりました。」
Matt…(チャンスだ)
(逃げるなら今しかない。)
研究員…ガチャ)(部屋を出て行く音)
1分後
Matt…ガチャ)(部屋を出る音)
Matt…(とりあえず、人気のなさそうなところに行こう。)
Matt…テクテクテク)
Matt…(あ、見つかってしまう…)
Matt…(もう、僕を探しに来たのかな)
Matt…(見つかったら完全に痛い目に合うだろうな…)
Matt…(とりあえず、ここの部屋に入ろう!)
Matt…「はぁ…もう大丈夫かな…?」
Matt…「うわっ」
Matt…「そこで何してるんですか?」
Matt…(びっくりした)
? ??…「あ、あぁ僕?」
M att…「はい。そうです」
Matt…「貴方以外誰が居るんですか?」
???…「それもそうだねw」
Matt…「貴方、『笑う』事ができるのですか?」
???…「あ〜、まぁね」
Matt…「貴方もロボなのになぜ感情があるのです?」
???…「あぁ〜、実は僕もね、逃げてきたんだよね」
?? ?…「で、逃げる前まで…つまり今日まで
ずっと、ここに居たんだ」
???…「今まで、実験させられたんだ。」
???…「でもね!『頑張って!』って応援してくれる研究員が一人居たんだ。」
???…「その人は、いつも実験した後に、楽しいお話をしてくれるんだ!」
???…「多分、少しでも僕に気を楽にさせてくれようとしたんだと思う。」
? ??…「それで、たまに、いつもより痛みの強い実験がある時は、別の研究員達に反対してくれる時もあったんだ。」
???…「僕は、その人と居るのが好きだった!」
「そうしてるうちに、色んな感情が、ロードされていたんだ」
M att…「なるほど。そうなんですね」
???…「うん。」
Matt…「でも、その人と居るのが好きなのに、なんで逃げてきたんですか?」
???…「裏切られた気がしたから。」
???…「今日実は、僕が死ぬかもしれないくらい痛みの強い実験があったんだ。」
「つまり、僕が壊れるかもしれないくらいの電流や、僕の中の機械と別の物を入れ替えて、実験したりするんだ」
???…「僕は、その研究員が反対して、助けてくれると思ったんだ」
???…「でも、違った。助けてくれなかったんだ。」
???…「僕は、裏切られた気がしたよ。
『ごめんね…』って言ってた。僕はその後、ものすごい痛みに耐えて、我慢しきれなくなって、自分から、コードを抜いて逃げてきたんだ!」
Matt…「そうだったんですか…」
???…「そう!だから、今ここ隠れてたんだ!」
???…「あ!ちなみに名前聞いてなかったね!」
「何て言うの?」
Matt…「僕の名前は、『マット』です」
「『М』『A』『T』『T』と書いて、マットです」
???…「そうなんだ!僕は、『エッド』!」
「『E』『D』『D』って書いて、エッドだよ!」
Edd…「よろしくね!」
Matt…「はい」
Edd…「よし!良かったら一緒に『逃げよう?』」
Edd…「案外楽しいかもよ?」
Matt…「はい。じゃあ、お願いします」
Edd…「もう!タメ口でいいよ!別に敬語じゃなくても!」
「逆に固く感じるし、気楽に行こー!!」
Matt…「はい」
(じゃなくて……)
Matt … 「うん!」
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