数日後の放課後
私とみきは、小説を書いていた
今は、最終話のところだ
「ねえ、こんな感じでいいかな?」
「もうちょっと、こんな感じにしたら?」
「OK」
私は、みきのアイデア通り書いた
「あとは…」
私はみきと小説の話をした
やっぱ、やれてよかったな
楽しい
最優秀賞を取れるように頑張らなきゃね!
でも…お母さんにコンテストの話をしていないけど、大丈夫かな?
「しの?」
「どうしたの?」
「浮かない顔だったから」
私はビックとした
話さないでいようかな…
でも、保健室で話したことを思い出した
『ねえ、これからは秘密はなしにしない?』
とみきが言ったんだ
みきを屋上で呼んだ時もちゃんと、約束を守ってくれたんだ
だから、私も守らなきゃだよね?
「…お母さんにコンテストの話をしてないの」
「…」
「だから、どうしよっかなって」
「…」
みきは、黙って聞いてくれた
だから、考えたこと言っていいかな?
「でもね。考えたんだ。別に言わなくていいかなって」
「…私は良いと思うよ」
「え、」
「最優秀賞を取って、しののお母さんに私たちの小説はすごいってこと」
「うん!」
そして、私とみきは、小説を書いた
数時間後
キーンコーンカーンコーン
これは、最終下校のチャイムだ
チャイムの同時に
「「完成ー」」
私とみきのオリジナル小説が完成した
「やったね!」
「うん!」
「じゃあ、星川先生に届けに行こ!」
「うん!」
そうして、私とみきの小説ができた
コメント
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面白かったです!