テラーノベル
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「ねぇ、姉さんは、さ」
「そんなふうに皆んなと接して、大丈夫なの。陰口とか言われるし、周りから避けられるよ」
昔、一人の弟に言われた。
私は何もかもがめんどくさくて、なんでも放棄して、返事とか無愛想な奴。
それを弟は「そんなふうな性格だったら避けられるよ」と指摘してくれた。
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『お母さん!あのリボン可愛い!買いたい!』
『えー…だめよ。あれで5本目でしょ?』
『ねぇーケチー!』
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私は別に元々あんな性格なんかじゃない。ピンクのふりふりのスカートだって大好きだったし、みんなと話すのも大好きだったし、人といつも一緒にいたかった。
周りの女の子と一緒に女子らしいお話をするのが好きだった。散歩している犬を見つけては、友達と許可をとって、一緒に可愛いね、と言ってはしゃいで触っていた。
それを一人の男の子は『女子なんて、気持ち悪い』って言われた。
いつも仲が良い女の子全員纏めて気持ち悪いって言われたような気がして、少しちくりと胸が傷んだ。
私は女の子も男の子も差別なく遊びたかった。架け橋(かけはし)になりたかった。同じ人間だから、性別という概念に囚われたくなかった。
それで男の子のとも積極的に話した。男の子がよく話にするゲームやサッカーにも積極的に関わった。
そのうち、男の子と関わるのが多くなった。次第に私はおもちゃなんかで遊ぶよりも、ゲームで遊んで『友達』とこんなゲームだった、みたいな話をするのが好きになった。
男の子としか喋らなくなった。
ある日、ふと昔、親友だね、と笑いあった女の子の友達が私の視界に写った。
私の知らない女の子の友達と仲良さそうに話し合っていて、私もその中に入りたいと思った。
思い切って、その子に話しかけに行った。
なんにも変わらない友達。案外優しかったその子。久しぶりに話した。
でも、なんかこの友達は前より大人しくなっていて、話があまり合わなかった。
少し、遠慮もされていた。
男の子の友達とも、優しい男の子としか関わりたくなかった。下品な言葉を軽々と口にする男の子の隣にいるのが不快で、恥ずかしかった。
結局、男の子ともあまり中が続かず、女の子友達とも話が合わず、一人になった。
どれだけ私が男の子と関わっても、一人の女と大勢の男という絵面。一人だけが関わっても、何も変わらない。
友達を作る、というのがめんどくさくなった。今までやったことすべてが水に流されたような感じで、もう何もかも放棄したかった。
だから、この姿で生きることにした。
私は、勉強が嫌いなのに、学校では優等生のふりをする弟のユアを、尊敬したし、好きだった。
それと同時に、弟も生きにくいんじゃないかなって、思った。
こんな性格な私達を、見守るし、好きになってくれた他の5人の弟も、好きだった。
じゃあ、なにかって話なんだけど___
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菜乃葉
「………ぅ…?…朝…?」
ベッドの上で目が覚めた。
何か、凄い夢を見ていた気がするけど、思い出せない。
二段ベッドからハシゴで降りて、服を着替えようとタンスを引く。
瑞夏はまだ寝ていて、布団の中に引きこもっている。
菜乃葉
「瑞夏、起きて。起きてってば」
布団を引っ剥がし、体を揺らす。目がゆっくりと開き、陽の反射を受け、明るい緑色の瞳で私を捉えた。
菜乃葉
「私、着替えたから、先に下いく」
瑞夏
「ぇ…ま、まッ…てて…お願い…」
菜乃葉
「え…ま…いいけど」
前まで全然喋らなかった瑞夏が自分から話しているのに驚いた。いそいそと学生服に着替えて目の前に来る瑞夏に、やっぱ幼女だなと思う。
菜乃葉
「……行くよ」
瑞夏は黙って私の後ろをテトテトと付いてきて、じーっと私を捉えて離さない。
後ろを見るとすぐに目をそらすから、そこは流石としか言いようがない。
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【ユアー!菜乃姉に会えたかー?!】
「まだ、会えてない」
【えらい静かやん。どした】
「ここ学校だから」
【アァ、ナルホド】
「もう朝ご飯だから切る。じゃ」
ピッ
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ユア
男の子
学校では静かで優等生、家では元気
ゲームと漫画が好き
勉強と苦い物が嫌い
所持魔法…炎魔法、植芽魔法(しょくがまほう)
(炎魔法、植芽魔法は魔法の詳細が記載されているページに詳細を追加しておきます)
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めんどくさがり菜乃葉さんが唯一自分から声をかける瑞夏さん
…いいですね(この風景が書きたかった)
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もちもち丸ののの
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エム「暇じゃなくもない」
コメント
9件
今回も凄いし、おもろいし、、、 天才( ᐙ و(و カナッ✩

今回も凄かった!! キャラは天才かもだ! ちなみに夏菜だよ! スマホの方で、コメントしてるから!!いつもはタブレット☆