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入院生活を始めてから1ヶ月弱が経つ時、私の体に異変が起こった。

「カハッ!」

大きな咳と共に口を抑えた手のひらに血があった。なにこれ⋯。動揺を隠せなかった。とりあえず、呼ばなきゃ⋯。私は震える手でナースコールを押した。

「失礼します。優明ちゃん大丈夫かなー?」

「せ、先生を⋯」

看護師は私の血を見るや否やすぐにお医者さんを呼んでくれた。

先生にさっきあったことを話すと、はぁ⋯と一息ついてこう言った。

「ついに症状が悪化してきたか⋯」

と。え⋯?悪化してるの⋯?怖かった。その現実を受け入れがたかった。これからもっと苦しい思いをしなきゃ行けないのかな。不安になった。


その日の夜。急に喉元が苦しくなった。鈍い咳と共にまた、あの時のような血が首元を染めた。眠たかったこともあり、私は血を拭ったあと目を瞑った。


次の日の朝、私は勇気を振り絞って医師に聞いた。

「私の病気、最終的にはどうなるんですか?治療法はなんですか?」

最初はほとんど話をしてくれなかったが、決心をしたのか淡々と話し始めた。

「煙花弁症候群はね、今の所治療法はないんだ。最初は軽い頭痛が始まる。その次は更に頭をトンカチで叩かれるかのような痛みが襲う。その次は咳が出て、吐血する。そして今度は腕から花弁のような鱗のようなものが全身を覆う。そして、最終的には⋯⋯」

肝心なところで話さなくなった。けれども、私は最後自分の身に何が起こるか大体の予想は着いた。しばらくの沈黙が続いた後、医師はじゃあこれで。と、逃げるようにその場を後にした。

私が死ぬほど生きたかった明日

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