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そんなことが数日前にありながらも
僕は、今日を迎えようとしている。
あれ以来外へは出ていない。
出る気力も起きないし、出ても意味がない。
ミセスとしての活動も自然と停止させてしまった。
ツイッターは復活を望む声や、到底今の俺には響かない言葉しか書き綴られていなくて、すぐにアプリをアンインストールしてしまった。
見ていても、寂しさが満たされるわけもなかった。
あの二人がいないなら、僕がミセスであり続ける必要がない。
近頃、ミセス解散のニュースが全国で放送されるはずだ。
でも、二人との思い出や記憶は絶対に忘れられない。
だからアカウントは残す。
あぁ、苦しい。
ただひたすらに辛い。
頭の理解がまだ追いついていない。
そこらへんに立てかけてある涼ちゃんと若井との写真も、
結局捨てられなかった。
忘れられるはずがない。
二人は僕の人生の一部、いや、ほとんどだ。
こんな僕を見て二人はどう思うだろう。
見苦しいよね。きっと。
でも、どうしてだろう、この期に及んでも尚、
窓からようやっと顔を出した朝日に
心が少し動かされた気がした。
次回、回想(💛×❤表現あり)から入ります。