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今から遡ること約5000年前、様々な人々が戦いを繰り広げる所謂、暗黒期と呼ばれるものに陥っていた。
そして、ある日、限られた人に超能力のようなものが与えられた。これを、神に与えられたものだと喜び、人々は、ギフテッドと名付けた。
そして、発展にその力を使い、素晴らしい世界を作り出せると思っていた。
しかし、ある1件をキッカケに、突然、ギフテッド持ちの人間と無能力の人間に亀裂が入った。
そこから100年に渡る大戦争を繰り広げ、世界は二つに割れた。ギフテッド側と無能力者がわにと。
???「隊長!隊長!起きてください!」
???「上司が気持ちよく寝てんだから邪魔するもんじゃねえだろぉ?山田」
山田「防衛組の任務ですよ!怠けないでください!神空隊長!」
神空「んだよぉ」
俺の名前は神空総悟。そんなことはいいとして、山田が言っている防衛組とは、ギフテッドに対抗すべく、作られた軍隊のような組織だ。防衛組は、まず、トップに大隊長、副大隊長がいて、その下に一番組から十番組まで派生していて、隊長、副隊長各一名が各組を管理しているんだ。そして、俺は一番組の隊長である。
山田「神空隊長!早くしてください!」
神空「わかったから。内容は?」
山田「ここから近くの銀座で、謎の人物が暴れているという報告が。」
神空「そんなん、下の者に任せとけよ」
山田「下の者に行かせたのですが、全員負傷で戦線離脱です。民間人の負傷者や死者はいないものの、隊員3名全員が重傷です。」
山田「そして、恐らく、ギフテッドを持っていて、ギフテッド側の防衛組かと」
神空「へぇ。」
ギフテッド側の防衛組とは、こちら側の防衛組とほぼ同じだ。違うのは規模。こちらは希望性の軍隊である為、戦力数はおよそ3000ほど。対してあちらは子供、女性以外は強制的な入隊が定められてるため、規模的には1万ほど。そして、一番組から二十番組まであると言われている。
神空「わかった。行くか」
神空が自身の座席から立ち廊下の方へ歩き出した。
神空の長髪の美しい黄色い髪。真っ白な雪のような羽織り。憎しみだけが感じ取れる腰の刀。
山田はつい見惚れそうになった。
神空「ここか?随分と焼けてるな。これで被害が出てないのが奇跡だな」
山田「隊員たちの懸命な戦闘と避難活動で、民間人は守れたらしいですよ」
神空「そうか。生きてたら褒めてやれ」
山田「なに、縁起の悪いこと言うんですかね」
そう話していると、目の前で1人の人間が建物を破壊しながら暴れている。
全身に炎を纏っていた。
神空「焼けてるのはそういうことか。炎関係のギフテッド。」
山田「そうっぽいですね。」
山田はそれ以前に、近くで見ると地獄のようなのに、遠くから見ると美しい花火に見えてしまうことに不思議な感情を抱いていた。
山田「防衛組一番組副隊長!山田氷華!いざ参る!」
そう言うと、山田は腰から2丁の拳銃を引き抜いた。水色の長髪に似合わないいかつい二丁の拳銃だ。
山田「氷雪 壱式 時雨氷乱」
バババババッ
一斉に二丁の拳銃を様々な方向に撃ち放った。銃弾が直撃した箇所を中心に周囲が凍りついた。
なんで、ギフテッドじゃないのに、超能力のようなものを使えるって?簡単な話だ。大隊長、副大隊長、隊長、副隊長に昇格すると、自身の力にあったギフテッドの力が込められた武器が渡される。それで敵方の実力者と渡り合ってるわけだ。
神空「山田。下も邪魔だ。頼む」
山田「本当毎回毎回扱いがひどい隊長ですね」
山田「氷雪 参式 雪道華決」
カチカチカチカチッ
瞬きする間に、床が凍りつき、地獄のような炎は消されていた。
炎の人「てめぇ!」
炎の人間が一歩踏み出そうとした。
ザァンッ
視界にいたはずの神空がいない。
炎の人間がまた瞬きする瞬間、目を開けると首が落ちていた。
ボトッ
炎の人間(こいつ後ろに?どんな速さだよ)
神空「雷鳴恐伐」
山田「相変わらず、神空隊長の、雷を纏う刀は怖いですね。神空隊長とだけは、戦いたくないです。」
神空「相性的には一番おまえが俺にとっての敵だからな。こっちのセリフだよ」
山田「隊長と私が組めば敵なしですよ!プライベートでも一緒に過ごしてるんですし、かれこれ6年の付き合いじゃないですか!」
神空「ダチとしては最高だけど、女としては惹かれねえけどな」
そう言うと口元を緩め、ニヤリと笑った。
山田「先輩殺しますよ」
そういった瞬間、ガタッと物音が立ち、1人の少女が総悟の前に立ち塞がっていた。
???「あの!で、弟子にしてください!」
山田、神空「え?」