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* * *
「あぁっ!」
――お姉ちゃんのおっぱいに僕のが触れた瞬間、余りの衝撃に思わず声が出てしまった。
お姉ちゃん気付いたかな?
でも起きる様子はないみたい。
それに止められない!
「柔らかい……」
僕のに敏感に伝わる、お姉ちゃんのおっぱいの柔らかい感触。
風呂場の時とはまた違った気持ち良さに、僕はもっともっと――と夢中で擦り付けていた。
「気持ち……いいよぉ……」
おっぱいに擦り付ける度に、また透明なヌルヌルとしたものが先っぽから溢れ出てくる。
最初はおしっこが出そう、と思ったけど違う。
それよりもっと気持ち良くて、頭が真っ白になる感覚――
“また出したい……今度はお姉ちゃんのおっぱいに!”
もうすぐそれが訪れそう。
「はぁはぁはぁ――」
その時僕に、新たな欲求が生まれた。
さっきまで吸っていた、お姉ちゃんの乳首。
今は白く柔らかい部分だけだけど、もしこのピンク色のコリコリした所に触れたら、どの位気持ち良いんだろう――と。
僕はもう出そうになるコレを、お姉ちゃんの乳首の方へ――
※ ※ ※
「柔らかい……」
ユキちゃんのくぐもった、恍惚の呻き声が聞こえる。
「気持ち……いいよぉ……」
その度に私の乳房に擦れる、ユキちゃんの男性器。
――私のおっぱい……そんなに気持ち良いの?
嬉しかった。ユキちゃんが私で、こんなにも感じてくれているのだ。
「はぁはぁはぁ――」
荒くなっていく喘ぎと共に、ユキちゃんの先端からヌルヌルとした精液とは違う、我慢汁なるものが滲み出てきているのが分かる。
射精が近いのだろう。
遠慮なく出して欲しい。ユキちゃんが楽になる事が何よりだから。
私はこのまま目を閉じて、ユキちゃんの射精を待っていればいいのかな――と思った瞬間だった。
「うぅ――っ!」
ユキちゃんの先端が、私の乳首へと触れていた事に。
その痺れるような感触は悦楽。
声を出さない分、その感触は脳まで敏感に覚醒する。
吸われる事とはまた違った感覚に、私は脳髄までとろけそうだった。
それからすぐの事だった。
「出るっ――!」
ユキちゃんが射精の到来を呻いたかと思うと、私の乳首に伝わっていた先端から、勢いよく精液が噴出されていた事に。
「ああぁ……」
その白濁液は胸のみならず、私の顔にまで降り注いでいた。
ユキちゃんの精液が……私の唇にまで――。
私はそれを舐めてみたいと思った。ユキちゃんの分身を知るのは、姉としての勤め。
だけど気付かれる恐れがあるから、私は動けない。
ユキちゃん、気持ち良かったかな? 楽になれたかな?
私はホッと胸を撫で下ろしていた。
ユキちゃんが楽になったのなら、私は満足だ――だけど。
「ごめんなさいお姉ちゃん……」
ユキちゃんはまるで、自分を責めるように呟いていたのだ。
“謝らないでユキちゃん!”
思わず起きて、ユキちゃんを抱き締めたい。だけどそれをすると、更にユキちゃんは自分を責めるだろうから。
私は想いを圧し殺して、この偽りの睡眠を必死に耐えていた。
そして――