コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あの世には天国と地獄がある
地獄は八大地獄と八寒地獄の2つに分かれ
さらに二百七十二の細かい部署に分かれている
戦後の人口爆発
悪霊(貞子とか)の凶暴化
あの世は前代未聞の混乱を極めていた
この世でもあの世でも
じゅう統治に欲しいのは
冷静な後始末係である
そういう陰の傑物はただのカリスマ
なんかよりずっと少ないのだ
獄卒「閻魔大王ッ!」
獄卒「阿鼻地獄で川が氾濫していますっ」
唐瓜「天国から要請書が……」
獄卒「黒縄地獄は財政破綻しそうですっ」
獄卒「大王───ッまた亡者がドッと……」
獄卒「うわ───今一杯だよっ」
獄卒「大王──「果汁園を焼いた者はサトウキビでめっちゃ叩く」って……」
獄卒「現代には合いません改定しましょう」
閻魔「あ──えーっとね……」
閻魔「阿鼻地獄は政令指定地獄でしょ」
閻魔「そっちで何とかして」
閻魔「天国の事は知らないよー鬼灯君と夏目ちゃんにでも相談してっ」
唐瓜「アレ……そう言えば鬼灯様と夏目様は……」
閻魔「視察に行ってるよ」
閻魔「この忙しさでさァ彼達もあっちこっち引っ張りだこだよ」
鬼灯「───針山は特に問題なし」
夏目「だね」
夏目「あっそうだ 不喜処地獄はどう?」
獄卒「従業員不足ですねぇ~」
※不喜処・・・犬や鳥に骨の髄までしゃぶられる地獄(地獄の中では軽い方)
唐瓜「鬼灯様ァー夏目様ァー」
唐瓜「天国の桃源郷から人材貸し出しの要請が……」
夏目「流石に天国の世話までできないよね」
鬼灯「そうですね」
獄卒「オイ 今こっちの相談してんだぞ割り込むなよ」
鬼灯「どうせあのアホが面倒だからって私と夏目さんに相談しろとでも言ったんでしょう」
※鬼灯様が言うあのアホとは閻魔大王様の事です
獄卒「今さらっとアホって言った?」
夏目「にしても 桃源郷かぁ……」
鬼灯「まぁ良くも 罪人と居ないのにヌケヌケと……」
鬼灯「ゆったりたっぷりのんびりしてるくせに……」
唐瓜「……旅ゆけば楽しい……」ボソッ
獄卒「……ホテル三日月……」ボソッ
鬼灯「何でもかんでも私達に回してくる」