テラーノベル
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ことの始まりは、漁師組合のメンバーが集まった飲み会だった。
この日は珍しくメンバー全員の予定が空いていて、久々にみんなで集まろうと唐突に招集した結果なんと全員が集合したのである。
場所は関西のとある居酒屋。
理由は幹事ぐちつぼによると、「東京行くのダルいし東京メンバーに地元ヅラさせたくないから」らしい。
そして日も沈み、辺りの店舗の明かりが眩しくなってきた頃、ついに漁師組合が集合した。
待ち合わせの時間から2時間遅れたやつがいたので支払いの半分はそいつが払うことにして、俺達は騒がしく店内へと入った。
「いやほんっとにすいませんでした」
「あれあれあれ〜?幹事が遅れちゃってどうするんすかぐちつぼさん?」
「ぺいんとも1時間遅れたじゃん」
「スイマセンデシタ⋯」
「ととみはととみで俺にめちゃくちゃLINE送りまくってきてたし」
「そのせいで遅れかけてたってうるかさんも言ってましたよ」
「れんくんはちゃんと来てたもんね〜」
「うるはさんは駅の真逆の方向から来たのでびっくりしました」
「いやそれありさかさんのせいだから、意味わからん道案内されたし」
「いやうるはさんのせいだよ⋯w」
熱気のこもった油っぽい空気の店内で、楽しげな笑い声が飛び交う。
少しうるさいくらいに賑やかなメンバー達。
その喧騒に耳を傾けながら、俺はのんびりとグラスを傾けていった。
***
「はぁ〜いぐちつぼ会計よろしくぅ〜」
「ぐッ⋯財布がっ⋯」
「らっだぁ酔ってない⋯?」
「逆にととさん酒強すぎない?」
「つかボドカさん先帰ったから割り勘無理やん」
「ありさかさぁ〜ん、送ってってくださいよぉ〜」
「Zzz⋯」
「寝てるやんありさか」
「うるかさんが送ってくださいね」
「うるは運ぶのは無理あるだろ」
「いぃかたよくないですよぉ」
「れんくんも酔ってるよね??」
えー⋯なるせです。
ただいま漁師組合の飲み会が終わったところでございます。
めっっっっっっっちゃカオス。
シラフなの俺とぐちつぼ、ととみ、ぺいんと、うるかだけ。
残りのメンツ全員酔ってて会話できないし。
東京メンバーのシラフ俺とうるか、ととみしかいないんだけど。
酔い潰れてるやつら全員は持っていけないだろどう考えても。
詰んだ。
「えーと⋯、とりあえずタクシー呼ぶか」
「一旦タクシーだな。3台で足りるか⋯?w」
「酔っ払い東京組6人+シラフ東京組3人をタクシーに詰め込むんだよねw」
「ひとり2人ずつ担いでけばいけるか」
「俺うるはさんとありさかさんだけは嫌」
「俺も」
「同じく。あのふたり寝相悪すぎ」
俺らの気持ち考えたことあんのか?と言いながらうるかがありさかの肩を揺らす。
起きる気配は1ミリもない。
「ふたりを1台にまとめて、もうひとり乗っけてそいつに押し付けよう」
「賛成。じゃあらっだぁに押し付けようぜ」
「オッケーw その3人はなるせ担当ね」
「なら俺れんくん持ってく」
「俺がノリさん達か」
「よし東京着いたらこいつら投げ捨てようぜ」
「東京湾に投げるわ」
かくして、酔っ払いのメンツを引きずってタクシーを待つことになった可哀想なシラフ東京メンバーだった。
熱っぽい店内から外へ出ると、夜の風がふわっと頬を撫でる。
ぐちつぼとぺいんとを逃がしたのはミスったな、あいつらに責任押し付ければよかった。
風に吹かれながら、俺はぼんやりとそんなことを思っていた。
***
目を開けると、天井から白い光が溢れて眩しかった。
「ん⋯」
「起きた?」
聞き慣れた、落ち着いたトーンの声。
「ぅあ⋯?なるせぇ⋯?」
「大丈夫かぁ?ほら水」
「ん〜⋯頭いだい⋯」
頭がズキズキする。
こんなふうになるのは久しぶりだ。
「酒強いのに酔ってるくらいだから飲み過ぎ。らっだぁ途中から記憶ないでしょ」
たしかにぐちつぼがテンションあがって歌い出したあたりからあまり覚えていない。
「ここどこ?」
「東京のホテル。酔ったやつらとシラフのやつで部屋取ってある。地方組は帰った」
ホテルか。
よかった、なるせの家とかだったらマジで申し訳なかった。
「じゃあもうちょっと寝る〜」
くるんとなるせの方に寝返りを打って、そのままなるせに抱きつく。
「ちょ、らっだぁそれ俺」
「ん、知ってるー」
「おい腰抱えんな起きらんねえじゃねえか」
「一緒に寝ようよ〜」
少し意地悪しようと、なるせの身体をくすぐってみる。
なるせは細いくせにちゃんと筋肉のついた身体をしている。
羨ましいのは言うまでもない。
「んふ、俺なるせの身体好き〜」
「⋯誘ってんの?それ」
「なにがぁ?」
「だから、」
言いながらなるせは俺を器用に引き剥がして、そのまま俺に覆いかぶさるような体制になる。
「こういうこと。」
そのまま、白い手をゆっくりと伸ばしてくる。
「へぁ、」
「らっだぁが誘ったのが悪い。」
いつのまにか手は抑えられていて、身動きが取れない。
「ちょ、なるせっ?」
俺の呼びかけなどまったく気にしていないようだ。
「らっだぁってさ、肌柔らかそうだよね」
なるせの細い指がゆっくりと近づいてくる。
すでに押し倒され、逃げ場のなくなった俺にはどうすることもできない。
「触っていい?」
答える前に、すっとその手が首筋に触れた。
「ひあっ!?」
思わず声が出て、慌てて口を閉じる。
なるせのひんやりとした手が、少しごつごつとしたその指が、俺の首を撫でる。
「んっ、はぁっ、」
「そんなに感じちゃうんだ?」
ニヤついた声がして、すうっと鎖骨をなぞられる。
かと思えば、次の瞬間にはうなじを触られていた。
「ひっ、ん、ふぁっ?」
「やっぱ肌柔らかいんだね〜」
なるせのニコニコとした表情が怖い。
こいつはいったい何がしたいんだ?
わからないまま、また顔の輪郭を擦られて声が出る。
「ふっ、ぁ、なるっ、せぇ?っひ、んあっ、」
「なにぃ〜?そんなに声出しちゃって」
「な、にっ、やってっ、ひゃっ!?」
必死に言葉を紡いでいると、いつの間にか服の中に手を入れられていた。
その手がさわさわと胸を撫でたかと思った瞬間、さっきまでとは明らかに違う刺激が俺を襲った。
「へぁっ、なっに、あ゙っ!?」
「乳首だけでそんなになっちゃうんだね?」
「んぅっ、やめ、ぃあっ!」
何がなんだかわからない。
胸の突起をくにくにとこね回され、弾いたりつまんだりと好きなように弄ばれている。
なるせの指が動くたびに、あつくなっている胸が服に擦れた。
それにさえ声をあげてしまう自分に恥ずかしさを覚える。
「なるせっ、っあ、まっでっ!?」
「胸だけでこれって、ほんとに初めてなの?」
「なんっ、の、はな、しッ、?」
「あーいや、関係ないよ〜」
嘘だ。絶対嘘。
その証拠に、胸を弄る手の勢いが強くなる。
「ひっ、や、なんか、くる、!」
俺の中で、しらない、あつい感覚がのぼってきて、
「イけよ♡」
「あ゙っ、〜〜〜〜〜〜〜っ!?♡」
耳元で、吐息を含んだ低い声を囁かれた俺はあっけなくその快感を許してしまった。
感じたことのない刺激に全身を包まれて、頭がバチバチする。
「マジで胸だけでイっちゃったじゃん。可愛いねぇ」
「っ、ふぅっ、ぁッ?」
「じゃ、続きヤるか♡」
そう言って、器用に俺の服がするすると脱がされていく。
心なしか楽しそうな口調のなるせ。
「あは、もうぐちゃぐちゃじゃん」
「ぃや、あんま、みないでっ⋯」
「恥ずかしがんなって。こっからが本番なんだから」
身ぐるみ剥がされ、さっきの快感によって蕩けてしまった俺の下半身が露わになる。
そしてなるせの指がおもむろにそちらへ動く。
つぷ、となにかが入ってくる感覚。
「ぅあッ!?な、どこっ、触ってッ!」
「へーきへーき。ほら、痛くないから大人しくしてて」
口を塞ぐようにキスをされる。
頭がぼんやりとして、何も考えられなくなってしまいそうだ。
「解かすよ〜」
「ん、ふぅ゙っ!?ひゃ、らめっ、!」
「はいはい暴れな〜い」
俺の穴の中で、なるせの指がうごめく。
自然と腰が動く。
このままだと本当におかしくなってしまう。
「へぁ、っあ゙!?ん゙ぅ〜っ♡」
「大丈夫大丈夫、まだ指だけだから。そんなんなってたらこのあと保たないよ?」
「っひ、ぅあっ、なるっ、せ♡」
「必死に俺の名前呼んじゃって、マジで誘ってない?♡」
「さ、そってぇっ、な゙ぃ、がらぁ、♡」
頭が追いつかない。
かろうじてなるせの言葉を聞き取り返事をしているが、それももう限界だ。
「ずっとこれだとらっだぁしんどいから、一回イっとくか」
「い゙ぁ!?♡っう、やだっ、また、変にな゙るッ♡」
「そういうときはイくって言うんだよ〜」
「やぁ゙っ!♡ひぁ、イっく!イっちゃ、うッ!♡」
「ちゃんと言えて偉い♡」
「ぅ゙あっ、や、イ゙っ、〜〜〜〜♡♡♡」
二度目の快感に浸り、俺の身体はもう取り返しがつかない。
びくびくと痙攣し、腰は無意識に動き続けている。
「じゃあそろそろ挿れるよ♡」
「は、っふ、ぇあっ?♡」
なるせのモノが目の前で露わになる。
それに今、いれるって、
「っや、むりっ!そんなんっ、はいんないっ!」
「ほらほら、平気だから逃げないのー」
「やぁっ、やだっ、♡」
逃げ腰の俺の身体を掴んで引き寄せられる。
それにすら俺の頭は反応してしまう。
「ひっ、やだ、ぃやっ、!」
「逃げんな。」
「っあ、」
先程までと違う、圧のある低い声にびくっとする。
俺はただなるせの行動を待つしかできない。
「大丈夫、怖くないよ〜」
「ひぁッ、あ、」
ぬちゃっとした、感覚と音が下半身から伝わる。
それとともに、なるせの顔が近づいてくる。
首筋にあつい吐息がかかり、噛まれたような感覚に襲われる。
それを最後に、俺の理性は完全に吹き飛んだ。
***
どれくらい時間が経ったのだろうか。
「ッ、んひ、〜っ!♡♡あッ、お゙、⋯〜〜〜、ッ、!?♡♡」
「はぁ、らっだぁほんとに可愛い⋯♡」
何度も奥を突かれ、白濁した液体を吐き出され、絶頂を繰り返した身体はもう言うことを聞かない。
なるせが言っていることも聞き取れず、俺はただ快楽に身を任せることしかできなくなっていた。
「なる、せっ、もっとぉ♡っあ♡あぁ♡イぐぅっ♡♡」
「っ⋯俺もっ」
ひときわ強い快感の衝撃が俺を襲い、脳が刺激で焼けそうになる。
自分で何を言っているかも理解できない。
それほどまでに、俺はこの快楽に、なるせに夢中になっていた。
***
翌朝。
「ねぇ。」
「マッッッッッッッッッッジですまん」
俺はらっだぁの前で土下座している。
「さすがにやりすぎ。」
「本当に申し訳ございませんでした」
「もう二度とあんなに酒飲まんわ」
「酔ったらっだぁ可愛かったんやけどな〜⋯」
「⋯何か言った??」
「イエナニモ」
あのあと俺が限界になるまでヤって、その後も風呂で後処理と言いながららっだぁを弄んでいたのである。
らっだぁがキレるのも当たり前。
怒ってんのも可愛いけど。
「でもさ〜」
「なに、」
らっだぁの耳に顔を寄せて囁く。
「気持ちよかったっしょ?」
「っ、⋯うるせ」
瞬く間に顔を赤らめて目を背けるらっだぁ。
「⋯次は、ちゃんと許可取れ」
「!⋯ふ〜ん?許可取ったらいいんだ?」
「じょ、常識の範囲内でやれよ!?」
へぇ〜〜〜?
あのらっだぁさんが?
俺なんかに堕ちてくれるんだ?♡
「やっぱらっだぁ可愛い、好き」
「⋯⋯⋯俺も。」
End。
らっだぁさん肌柔らかそうだなって思って書いた話。
なるせさんは低音イケボで耳攻めしてほしい。
漁師組合の皆さん出番ほぼ無くて申し訳ない⋯
というかオチが微妙((
好評だったらまたこういう話書きます!(NEXT=♡1000)
リクエスト歓迎です(*´ω`*)
主は地雷ないです!
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