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次の日


「すすすすすちくん!!おはようっ!!」


昨日すちくんに急に告白して…宣言までしてしまった。

‪”‬好きにさせる‪”‬    って。


で、でも‪…な、何からすればいいのか分からない。


「みこ…ちゃん、おはよっ…!」


すちくんは戸惑い、照れながら返してくれた。


「…」

「…」


お互いの沈黙が気まずい。ど、どうしよう。


「あ、みこちゃんっ、昨日の話だk…」


キーンコーンカーンコーン


すちくんが話し始めたのと同時にチャイムが鳴った。


「あっ…予鈴。」

「教室!…行かないとだね。」


俺がそういうと、すちくんはやっぱり何か言いたいよう。

 「いこっ、か。」






「えええ!?!?すちに告った!?」


昼休み。らんらんに昨日のことを伝える。

「しーしーっ!!誰か居たらどうするの!?」


今日は屋上ではなく、人が滅多に来ない視聴覚室で昼食を食べている。


「誰か…来ることないと思うけどなぁ〜」

「でも、誰かに聞かれたらぁ…」


俺も正直人は来ないと思う。笑

でも、こんな会話…誰かに。もしかしたらすちくんに…。


本当にそんなことが起きないように…。



「告った時、すちはどうだったん?」

「すちくんは…」


その時のすちくんだけを考えたいのに…。

いとまくんが邪魔をするように出てくる。


「う、うぅ…」

「ちょっ!?みこと!?」


「うわぁ…らんらん、ごめん。」

「どうしたん?」

「すちくんの事思い出してたら…いとまくんが…」


沈黙。らんらんは何か言いたそうにしている。


「ぁ…あぁ…んと。」


言葉選びをしてくれてるのかな…?


「いや、仕方ないよ!!自分の恋のライバル?は嫌でも思い出しちゃうじゃん!?」


励まし?…フォロー…?これはなんて言うのだろう。


「そう、だね笑」


いとまくんを考えるのは仕方ない、か。

そうだよね。

でも…。


「んー。あの反応からしてすちくんは…」


「何、そんなすち分かりやすかったの?」

「え…っ。  うーん。」


すちくんは、いとまくんが好きではない…?


「うわぁ…もう分からん!!!」


「らんらん!!全部忘れさせて!!!!」


「え…?」






「騙されてたっていいじゃ〜ん」

「ふー!ふー!」

「正しさとは意味ない?」

「いーみない!!」


俺らは放課後カラオケに行きました。


『らんらん!!全部忘れさせて!!!!』

カラオケでストレス発散をするように。

全部歌って忘れたかった…のに


「らんらーん、やっぱりすちくんが出てくるよお…!!!」


「もう!ジュース入れて、心も入れ替えよう!!」


「らんらん、…どういうこと?」






らんらんに言われた通り、ジュースを入れに行く。その時…。



「みこちゃん…?」



聞いた事ある声。

俺は後ろを振り返る。


「あ、すちく…」





「あ!みことさんじゃないですか!!!」


まさか…。




「いとまくん…。」



すちくんの隣に いとまくん がいるなんて。


魔法が解けたら1番に会いに行く

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