「 愛して、堕として。 」
. 田村 蓮
. 浜松 奏音
‘
君といて2ヶ月が経ったある日。
「 奏音、大好き。 」
これが、君が私に紡いだ言葉。
私も君の愛に答えるように
「 急だなぁ…、 笑
私も大好きだよ 」
そう確かに貴方は言って
私は貴方の ’ それ ‘ に答えたの。
だから___
「 私達もうすぐ付き合って8ヶ月ね。 」
真っ暗な生暖かい部屋。
月明かりに照らされたカレンダーの1部を見て
呟く。
4.20
その日は、私達にとって大切な日
な、はずだったのに。
いつの間にか、その日の存在感は薄れていて
サプライズをすることもプレゼントを渡すことも
いつの間にか無くなっていた。
貴方は此方を少しだけ見て
..カチッ,
、私の言葉からそっぽを向け話題を逸らすように
煙草に火をつけた。
癖になるようなその煙の匂いと視界を妙に遮る
存在感が鬱陶しい。
貴方のことはキライなはずだけど
胸の奥のどこかでまだ すきという気持ちが
漂っていて、ふとした時に貴方は私を捉えてくるの。
「 ちょっと今から出かけ。 」
その
すっごい冷たい態度も
変なところで優しいところも
不器用なところも
愛情表現が苦手だったところも
「 分かったわ 」
全てスキ。
だけど そろそろ貴方の口からの
’ 愛 ‘ の言葉が聞きたいものね。
ただただ意味の無い
この関係が続いてるのも
もう私に興味が無いのも
そろそろ別れたいと
貴方が思い始めているのも
目を逸らしたかったところけど
全部気づいちゃったの。
だから 今日で
「 さようなら。」
、そう一言。
この言葉に信じられない程
気持ちなんか籠っていないと気づいたのは
言葉を発し終えた1秒後。
、2人で居ることが少なくなって来た頃から
私がずっと思ってきた事。
それは、
“ 私を
愛して、堕としてほしかった “
「 、唯
それだけなの。 」
北風に吸い込まれた微かなこの声は
きっと、
誰にも届いてないことを願うばかり。
.
fin!!!!!
ういちゃんの提供さくひん!!!!!!
どうかな世界観崩れてないかな
月日が経つにつれて奏音ちゃんの
口調が変わってるんです実は
あと「愛して」とか「堕として」という絶対的に大事な
言葉をねじ込みました☺️☺️