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日向視点
中学の頃
俺は運悪く帰りの途中自転車がパンクしてしまい
歩きで帰ることとなった
帰っててる途中
不思議なお店を見かけた
いつもの帰り道にはないはずだし
まず森の中にあるなんておかしいのだ
でも俺はそこに惹かれて気づくと店のドアを開けていた
そこには2人の男が居て
コーヒーを注ぐ道具の手入れしている男と
コーヒーを飲んでいる男
コーヒーを飲んでいる男の髪の色は赤く座りながらコーヒーを飲んでいた
そして俺に気づいたのかコーヒーを置いて俺の方へ顔を向けた
道具の手入れをしている男は焦げ茶のような髪色で
俺が入ってきたことに気づき手を止めて俺の方を見ていた
「お客さんカナ?」
赤い髪の男が口を開く
焦げ茶の髪の方がいらっしゃいませと言って
迎えてくれる
そして二人は自己紹介をしてくれた
赤髪の方は天童さん
焦げ茶の方は牛島さんと言うらしい
二人共高校生のようで
牛島さんは趣味で店をやっているらしい
二人は高校が同じで仲が良くなり天童さんは毎日来るようになったとのこと
そして今日ここに店があるのは気分転換で来て、お店は借りているらしい
とりあえず俺はコーヒーを貰ってみた
コーヒーは苦いし成長が止まるって言うから苦手だけど
何故か飲んでみたくなったからだ
コーヒーを頼んだら牛島さんはすぐにコーヒーを入れてくれた
牛島さんのコーヒーはなんというか
優しくてホワホワしてあったかい気持ちになった
コレを気に俺たちは仲良くなっていった
休みの日には二人がいる若野三丁目まで行って
白鳥沢を訪ねた
練習に入れてもらったりもした
連絡先も交換していたので
練習がない日は公園に行ってバレーをしたり
カラオケに行ったりして遊んだ
二人のおかげでバレーの方もうまくなっていって
3年の頃にはユースにも呼ばれた
天空の覇者という異名もつけられることとなった
俺の性格も元気小僧のような感じだったけど
白鳥沢の皆の性格が落ち着いていたせいか
だんだん落ち着いた性格になっていった
そして三人とも愛称で呼べるほど仲良くなっていた
そして俺は卒業した
色々な強豪から推薦が来ていた
白鳥沢から推薦も居ていたが蹴っ飛ばした
二人とは今まで『仲間』として戦ってきたから
今度は『相手』として戦いたいと思ったから
二人にその思いを伝えると
二人はあっさり承諾してくれた
「確かに、俺もワカトシくんも相手として戦ってみたいしねw」
と応援してくれた
二人に感謝を言って
俺は烏野へと入学した
高校が別と言っても元々仲が良かったので
今でも遊んだりしている
――今日は若にコーヒーでも入れてもらおうかな?