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白狐こはく@カンヒュ民
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コメント
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第14話、読み終えました。重くて、でもとても大切な話を聞かせてもらった気持ちです。陸さんが「生きたいから生きていた人を、国の勝手で♡♡♡のは駄目だ」と言ったあの場面、胸が詰まりました。そして、最後に動物たちを優しく撫でる陸さんの姿が、彼の孤独をより深く感じさせて…。続きがとても気になります。
この物語に、政治的意図・戦争賛美の意図はありません。
また、現実とは関係はありません。
旧国が出てきます。
グロテスクな描写があります。
史実・原子爆弾の描写があります。
書き手の妄想が大幅に含まれているので、史実に忠実ではない部分があります。
それでもいい人は、ご覧ください。
「……。」
僕は、しばらく何と言えばよいのか、分からなかった。でも…僕は、声を零した。
「陸…さん…今まで、その…ご苦労様でした。」
「…」
陸さんは、意外そうな顔をしながらこちらを見ていた。過去を顧みても、こんなに表情を露わにするのは初めてかもしれない。
「頑張ったんですね。あつくても、痛くても…」
「当時を経験した人の話を、聴けて良かったです。これを放置するのは、あまりにも…残酷ですから。」
彼は、静かにこちらを見て、話を聞いていた。
ただ、肯定も、否定もしなかった。
「…陸さん…僕は、貴方が沖縄の方に行った後、ずっと、考えてたんです…
何で、貴方なんだろうって。」
「ただ、適性があったっていう、それだけでした。徴兵は。原子爆弾も、同じなんですね。
落とす地に、適性があるから。そこが、敵の重要なところだから。それで…」
陸さんは、ゆっくりと頷いた。少し、苦しそうな、そんな顔をしていた。
「でも…やっぱり、駄目なんです。そんなの。
貴方の話を聴いて、僕はそれを確信した。
…上手く言葉には言い表せません、ただ…生きたいから生きていた人を、どんな者でも、国とか…者の勝手で殺すのは、駄目だと。未熟ながらに、思ったんです…現実で言う、殺人罪、みたいな…」
彼は、聞いた後、余韻に浸るように、自分の手を見ていた。僕にはどんな事を思っていたのかは分からない。僕は、彼では無いのだから。
そうして、陸さんは、口を開いた。
まるで、独り言のように。
「今回、私は…そろそろ、これを伝えるべきと思った。世界では、戦争は止まない。もはや、国民が総力戦に参加するのは当たり前と化してしまった。」
「ただ…私はそれでも、国民に被害がいって、いろんな思惑に巻き込まれて死ぬ事は、良しとは思えなかった。 」
「… まだ、核は存在している。それどころか、あれよりも残酷なモノがある。…アレを超えることを起こせるモノが、一万以上あるんだ。」
そこまで話した後、陸さんは僕の目をじっと見つめながら、こう言った。
「日本。私が話した事を、どう受け取るか、どうするか…。それは自由だ。ただ…日本家の者たちには、詳しくは言わないで欲しい。心配するだろうから。」
「…分かりました。」
「また、呼ぶかもしれない。その時は、よろしく頼む。」
「…はい。」
陸さんが話し終わったと思うと、途端に周囲にいた動物達が、彼の方に走り出した。彼の前まで行くと、お座りの姿勢になり、何かを待つ。
彼は、一番前にいた犬を撫でる。優しく、力を込めずに。
そうすると、動物達は、次は自分がと言わんばかりに、可愛らしげに声を出すのだ。
僕は、それを見た後、こう言った。
「また、来てもいいですか?」
「勿論。」
「…今日は、本当にありがとうございました。」僕は、彼が頷いたのを確認した後、静かにその場を去った。
彼は、今回…僕だけに、教えてくれた。
その意味は、まだ分からない。
ただ、僕は、これを無駄にしないようにしたい…