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※この物語はフィクションです
これは私達4人家族が実際に体験したお話です
私たちは〇県〇市に住んでいたのですが、その日はドライブに行こうと父に言われて私、妹、母、父の4人でドライブに向かいました
そこまでは良かったのですが…
『ねぇ…お父さん。本当にこの道であってるの?』
「あってるって。安心しなさい。」
「ちょっと…あなた…車の通り少ないけれど」
「お前もお前で心配しすぎだって。山道なんて車はそんなに通らないだろ?」
そう…本来なら通らないであろう道を通っていたのです…私もお母さんも必死に元来た道に戻ろうと何度も促したのですが…父はまるで聞いてくれませんでした
「ねぇ…お姉ちゃん…あれ何?」
『え??どれ?………え…』
妹が指した先には絶対にないであろう古びたお屋敷のようなものがあったのです
何度かこの下にある道路は通っていたのですが…こんな建物1度も見た事がありませんでした
一体どこで道を間違えたんだろうと思いました
『お父さん!本当に戻ろうよ!!危ないってば!』
「大丈夫だって!任せなさい!」
すると…急に車のエンジンがストップしたのです
「あれ…エンジンが掛からない…おっかしいな。どこか不備があったのか?」
父はそういうと車から降りエンジンの部分を確認し始めましたするといきなり妹が
「お姉ちゃん…あそこに人がいるよ。こっちに手を振ってるよ」
と私に言ったのです。妹が指さす方を見ると
明らかに誰かがいるのです。でも山なので少し薄暗くはっきりとは分かりませんでした。
すると突然妹が車を降り、人がいたであろうところに向かっていったのです
『危ないから!こっちに戻っておいで!』
そう何度も呼びかけたのですが…まるで聞こえていないように歩いていくのです。私は怖くなり妹を抱き上げると
【返せ。返せ。返せ。返せ。返せ。】
と、明らかに妹の声では無い何かが妹を通じて話していたのです
『お父さん!!早く帰ろ!!早く!!』
それから急いで車に乗ると
バンッ!!!
と大きな音がして左を見ると
手形がついてたんです…真っ赤な手形が
それからどうやって帰ったかは覚ていません
あの時あのまま声だけをかけていたら…妹は戻ってきてなかったかもしれないです
あとから知った事なのですが……どうやらあの道は”ならずの道”と古くから呼ばれているそうです
大昔に謎のしきたりがあったとか…もう二度とあの道は通らないようにしようと…家族で約束しました