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#シングルマザー
水羽凛
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僕は鈴木悠真、23歳。
LOVEキャンプ株式会社の新人会社員だ。
この会社は主にキャンプ道具の販売やキャンプツアーを行っている。
僕はキャンプが好きでこの会社に入った。
しかし、自分の好きな仕事に就職できたのに、まさかあいつと会うとは思ってもいなかった。
「おい、陰キャくん。この仕事も頼むわ。俺、今からデートなんでね。」
声をかけてきたのは、僕が会いたくなかった人である長谷川尚人だ。
彼は中学時代の同級生で僕のことを嫌っていた。
性格は悪いが、顔が良かったため女子からモテていた。
「尚人、これは君の仕事だよね?」
僕は尚人に聞いてみる。
尚人は、
「そうだけど、俺はこれからデートなんだ。お前はどうせ暇でしょ?相手もいない陰キャくん。」
「っつ、わかった。」
「じゃ、よろしく〜。」
尚人は足早にオフィスをでていった。
僕は言い返せなかった。
昔からそうだ。
尚人に言われっぱなし。
こんなのカッコ悪いことなんてわかっている。
でも、言い換えしたら何をされるかわかっていた。
尚人の父は役員だ。
簡単に僕を解雇にできるだろう。
だから、黙って尚人の言うとおりにするしかなかった。
「大丈夫ですか、先輩?」
声をかけてくれたのは4つ下の後輩、心ちゃんだ。
彼女は高校卒業後、この会社で働いている同期だ。
「ありがとう、心ちゃん。いつものことだから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」
「先輩、この前も仕事を押し付けられていましたよね?いい加減に断るとかできないんですか?」
「ぐっ、、、。心ちゃん、正論言わないで。」
心ちゃんの悪気がない正論にダメージを食らう僕。
「えっ、なんかごめんなさい。」
心ちゃんは丁寧に謝ってくる。
「ごめん。謝ってほしいわけじゃない。言ってることは間違いないからね。俺ももう少し断れるように頑張るよ。」
「断ることって頑張ることなんですかね。」
もう一度ダメージを食らう僕。
心ちゃんの純粋な言葉に心折れる僕だった。
「まぁ、先輩頑張ってください。仕事終わらなかったら手伝いますので。」
そう言って心ちゃんは自分のデスクへと帰った。
僕はそこからすごいスピードで仕事を終わらせた。
なぜなら明日は土曜日で、僕が楽しみにしているキャンプをするからだ。
久々のキャンプなため、張り切っていた。
仕事を終わらせて、定時に家に帰った。
そして、明日の準備をして寝た。
コメント
3件
「LOVEキャンプ会社」第1話読んだよ! 悠真くん、長谷川に仕事押し付けられてて早くも胸が痛い…。でも心ちゃんの正論グサグサくるのに優しい後輩感が好きだわ。キャンプ好きなのにパワハラ上司に耐えるってリアルで辛いけど、週末キャンプに張り切ってる姿にほっこりした。これから悠真くんがどう変わっていくのか気になる!