ある日tomが倒れた。すぐ救急車を呼んだから間に合ったが…もう回復はないと医者に言われた
なぁ!医者なんだろ!お願いだ!tomのこと治してくれよ!
…もう肺以外もほぼダメになってしまって…
いやだ
なんで俺達がこんな目に…
あの日…俺が倒れなければ…移植なんてしなければ…
ボロボロ涙が溢れた…今までの数ヶ月…愛し合った思い出が、ずっと頭の中に昨日のように浮かぶ…
何度も医者に聞いているうちに、tomが少し目を開けた。
edd、
名前を呼ばれてやっと気づいた。
大丈夫だよ。僕ならへいきだよ!
ニコニコして言っていた。まだ心配だ、いつまた倒れるかわからない。
お医者さん、最後まで色々やろうとしてくれてたんだ。わかるよ。
もう大丈夫。お医者さん、僕達二人だけの時間をください。
そして病室は二人だけとなった。
もう動けるような体じゃない…無理に起きなくていいよ。
tomはこっちを向き僕の名を呼びこっちへ来てと言った。ベッドの隣までいったら
あの時、あの場所でやったように
tomは僕にキスをした。
ねぇedd。
なあに?
もし生まれ変わったらまた愛してもいい?
あぁ、いつだってまってるよ、僕はずっとこの町で。
終わっていく…
最後なのかもしれない…
僕は涙で少しかすむ視界の中
tomに深くキスをした。
二人だけの時間、何度も過ごしたはずなのに…
すごく悲しくて寂しいのはどうしてだろう。
朝から救急車呼んだり、色々してくれてありがとう。edd。
もう一度言わせて、tom。
大好きだ。
うん、僕も。
二人だけの病室の中、
心電図の音が鳴り響いた。
おやすみなさい。tom。
tomは花が枯れて
「鳳蝶が落ちる頃」に死んだ。
幸せな毎日をありがとう。tom。君はきっと
僕の鳳蝶だ
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!