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一 度 限 り の タ イ ム リ ー プ で 。

2 - 第四章・第五章「未来の改算」、「過去の改算〜前編〜」

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2025年03月10日

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1 度 限 り の タ イ ム リープ で 。












第四章・未来の改算

第五章・過去の改算

















第四章・未来の改算





千壽アイツはオレを貶める為に』


『〝わざと〟オレって言ってた、んだな…』












記憶が上書きされました。

未来の改算を。 始めます




2017年・梵天





蘭: ね~ 竜胆!?


竜: なに?


蘭: 春ちゃんあれから喋ってくれないんだけど


竜: そんなことある?

: てか、マイキーまだ?


春: ぇ、!?


蘭: 喋った…!


竜: 何に反応したの?


蘭: マイキー……じゃない?


春: マイキー、いんの?


蘭: なんか、口調怖くなった、?


竜: だよな…


春: 聞いてんの、?


蘭: ぁ、あ〜、いるよ


竜: 一応呼んでるんだけどな…


春: そ、…………













急に気分が悪くなったんだ


頭がぐるぐるして


何かが流れ込んでくるようなかんかく。







なんかボンヤリして。





《 未来の改算 が終了しました 》













春: 千壽…………、?


蘭: え?千咒?


竜: なんで急に?



春: ……なんでも、ない笑



蘭: そう?


春: ……そう、だったっけ…(ボソッ




ガチャッ




マ: 来たぞ…?


蘭: ボス〜春ちゃんがおかしいんですよ〜


竜: 兄貴。ちゃんと説明しないと


春: 誰?




マ: は……、?


蘭: 春ちゃん。コレがマイキーだよ〜


春: え?


竜: 記憶喪失とかある?


マ: ……、勝手に話を進めるな…

: 何にも理解が出来な……




春: ぁ”あぁぁ” ッ …… !!!







マ: !?、………………、っは…?


蘭: 春ちゃん?!……っえ、?


竜: 春千夜!?…な、なん、で…?



春: ハ ッ 、は ァ ッ …( ポ ロ ポ ロ


春: っ”、あ゛……い”だ……っィ” ッ ((泣

ズ ズ ッ…



ズ …ズ ズ…ッ



ズ ず…ズ ッ




蘭: 春……ちゃ、ん…?

: なんで、……傷が増えて……ッ


竜: こんなこと……あるのかよ…?

: 幻覚じゃ、…ない、よな……



マ: ………ッ…、?

: 額に………斜めの…キズ、?






どこか。この光景を見た事がある。


ピンクの髪をした奴が


俺の目の前で膝をついている姿。


ソイツにも額に傷があって


まつ毛が長くて、


あ、でも口に傷は無かった。



何1つ心当たりがない、あるはずがない記憶



こんな記憶はオレは持っていたか ?








これは、いつの記憶なんだ、?








春: あは……ッ … (ポ ロ ッ


春: はは ッ w……はははは……っ 泣







コレは…俺の記憶にある。







もう、何もわかんねぇけど。













きっと。オレのせいだ。





蘭: わ、笑いだした…?


竜: でも、泣いてるよ、兄ちゃん…


マ: ……どけ。


蘭、竜: え、? (退



マ: ……ギ ュ ッ 〜 。


春: ……は、はっ…………w


マ: 春千夜。本当にごめん。

: こんな謝罪じゃ釣り合わないけドさ。




本当に。こんな謝罪じゃ許されないよな





春: ……ヒック…グスッ………ハ 、ァ…


マ: もう、大丈夫。オレが守る……ごめん





傷つけた分。オレが守らねぇと。





春: …………ぁ” ッ…ぅ…バタ ッ 。





蘭: 一応……幻覚と幻聴?は止まった……、?


竜胆: 色々聞きたいことあるけど……

: とりあえず…治ってよかった


マ: なんでこうなった……?


蘭: あ〜。話すからさ。

: ボスも、ちゃんと説明してくれない?


マ: あぁ。


竜: ……オレはとりあえず寝かしてくる。


蘭: 頼んだ〜


マ: 任せたぞ…








過去を、未来を含め再改算します。










過去の再改算を開始しました。







第四章・過去の改算/前編











春: (オレはもう。)


この世で綺麗に。真面目に。


それでもって人の為に生きる気は


1つもねぇ。




自分勝手に。自分に得な選択をする。




そう決めた。







千: また怒られてんのw





春: もう怒られねぇよ。







千: …、? どうせ、今日中にまた怒られる。

: “ジブン”が……ハル兄の怒られる種になる




春: 好きにしろ





千: ( 口調が変わった…? )

: タケ兄が帰ってきたら直ぐに ッ !




春: だから。好きにしろ。




千: …………っ”!!















ジブンが、ハル兄を貶め始めた理由。


ただ、只々……憎らしかっただけ。


ジブンは、《 男が良かった 》


そしたら、タケ兄に『女らしく』なんて


ハル兄に、マイキー達に、置いてかれる事も


何も無かった。




“女”みたいな顔して”男”でいられる。


そんなハル兄が


醜くて、憎らしくて、恨めしくて。


羨ましかった。


だから、あの日。


数年前。


嘘をついて。関係の無い人の心を掴んで




ハル兄を傷つけた




一生遺る傷。









千: あぁ。そうか。





あの時から段々ハル兄は



マイキー達といることも



タケ兄ノ伝書鳩みたく、小言を言うことも



無くなった。




千: もう一度。




今日のハル兄は今までとは違う。


何か吹っ切れたような。


また、自分の意思を持ち始めたから。






千: 傷つけちゃえばいいんだ。




















千: ハル兄。





春: ンだよ。






ジブンなら、出来るよね。




千: ちょっと。来てよ。


春: は?何するか分かんねぇから無理。



千: 真一郎君が。








使えるものは使った方がいいよね











春: チッ……はぁ”…連れてけ。


千: うん。


千: キッチンだよ。急いで。((タッタッ__。


春: ……また、人のタメに動いてんのか。


春: 変われねぇのかなw((タッタッ___。







次回。



第四章・過去の改算/後編

第五章・知ってるアイツと知らないアイツ





一 度 限 り の タ イ ム リ ー プ で 。

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