太陽+荒川です
⚠⚠太陽の目の表現⚠⚠
⚠太陽、荒川の家の捏造+その他諸々(原作にはこの様な表現はありません)
同居設定⚠
主は中学生なのででえがくとかわかりまてん
まだ木々も寝静まる頃、太陽は身を起こし伸びをする。
ここソーロットからフワンソーワの学園 へ通う様になって2日、もう卒業に必要な単位はほとんど取り、残すところ卒業論文のみとなっている
何故一所に束縛されるのが嫌いな太陽が学園なんぞに通っているのか。
ふとシャイニング学園を設立しこの大陸の覇者になろうと思い立ち、ならば今この世界で名を馳せている学園を制覇せねばと、入学した次第である
壁のスイッチを手探りで探し当てると、一寸の間の後、視界が明るくなる
学園の図書館にあった参考書やら論文やらの塊の中から目当てのものを探し出し、重い表紙を捲る
ぱら、と紙が捲れる音だけが響く部屋。もう慣れたものである
参考にするところを紙に書き付けていると、前に興味で作成した柱時計が同居人の起床時間を指す。
と、同時に隣の部屋で起床を促す アラームが鳴り響きー—、ぐしゃりと機械が潰れる音がした
「あ゙?!!?!時計ぶっ壊しやがって脳筋押し寿司野郎が!!!!」
他沼に聞かれていたらすぐに反論されそうな台詞を吐き、迷惑な隣人の部屋へと足を運ぶ
鍵がかかったことの無い扉がすっと開き、部屋の全貌を太陽に伝える
シワが寄ったシーツの乗った寝台と引き出しの出たタンス以外に生活感を伝えるものがない部屋に、襲撃機能付き隣人が寝ていた。
傍らには悲惨な姿をしたデジタル時計、
うわー派手にぶっ壊れてんなーと他人事の様に思い(実際他人事だが)寿司の近くへ寄る
いつ見ても阿呆らしい寝顔をしてんなコイツ、こうして偶に部屋へお邪魔しているときも何ら気にせず寝息を立てている。
そも、何故こうやって天敵である荒川とこうしてひとつ屋根の下で生活を共にしているか、なのだが
以前あの中二はんぺん野郎に復興の為とソーロットの街へと送り出され、復興を始めた。
しかし移動してから一番困ったのは復興完了までの住処で、 1日を終える度総本山へ戻るのは流石の太陽神でも疲れるし、宿取るのも野宿すんのもメンドクセー。じゃあもう小屋建てっか。
で、今に至るわけ
正直俺だけ住むつもりだったが、あの鮒寿司が毎晩泊めて下さーいってうっせえし、その辺で野垂れ死ぬ(彼奴はそこらのエネミーでくたばる程貧弱では無いが)のも胸糞悪いからこの寛大な池沼太陽神は自らの聖域の空き部屋を貸してやったってコト。
べっ別に寿司のためじゃないんだからね!!!!殺しますよ
しかし復興が終わってからあまりこの小屋に顔を出すことが少なくなり、こういった機会は極端に減っていってしまっている。
まあ、コイツが眠っている時間にこうして観察する機会が減っているということだ。
改めて寿司の寝顔を見る、緩んだ口元、軽い寝息、閉じた目。
こいつの寝顔消防車に似てんなwww
折角なので頬をつつく。
やわっこい、爪を立てたら破れそうだ。
寿司は俺より体温が低い。その為か、はたまた朝の冷えた空気のせいかつついた頬はひんやりとして、常人より温度が高い手には心地良かった
どれほどそうしていだだろうか、不意に荒川がんー、だのふふ、だの口から音を漏らす
流石に起こしてしまったか、そっと手を離す
しかしその行動は敢え無く阻止された。
眠っているとは思えないほどの力で荒川が太陽を布団へ引き込み、沼族の中では大きな体躯を抱き込んだ
「離せや寿司!!!!噛み付いたスッポンかよ」
温度の低い胸元で喚き散らすも効果なし、池沼太陽神は寿司トラップに引っ掛かってしまった
数時間前にお別れしたはずの布団の心地よさと身を包まれる感覚に太陽は眠気を覚える。
なんてことだ、これでは水泳世界選手権に遅れてしまう、剣道で1位を取ろうとしてたのに!
多少の焦りを覚えながら、持ち前の腕力で寿司を引き剥がそうとする
が、変な体勢で体をがっちりホールドされているせいか、もしくは最近遅くまで勉強し陽が昇る前に起きるということを繰り返した故の気怠さのせいか。もぞもぞと芋虫の様にもがくだけだった
急になにもかも面倒くさくなり、襲い来る睡魔に身を任せ。肌の触れる位置に居る隣人の様に寝息を立て始めた
朝にしては強くなった光がカーテン越しに降りそそぐ
暫く悶絶した後目をあけ…身体に触れる感触に違和感を覚える普段の寝具の感触の他に、同じ沼族よりは少し大きめな体躯、がっちりとした体付き
思い付くのは隣の部屋の自称神しか居ない
案の定視界が寝起き特有のぼんやりしたものからはっきりしてくると、戦闘中でしか見たことのない寝顔が胸に埋もれていた
偶に敵の魔法やら良くわからない粉を吸ったとき以外にこの強い沼が寝ていることを見たことが無い。
襲撃した時だって本を捲りながら紙に何かしらの記号を書き付けているか、もしくは何かまた始めようとして何かの 機械を弄くり回して居るだけなのだ
しかも、夜中扉を開けてお邪魔しようとしても鍵がかかっている。
別に窓からお邪魔しても良いのだが、最近ガラスが異様に固くなり突破ができなくなってしまった
つまり、荒川はこの予測不能な隣人が自分自身の意思で寝ているところを見たことが無い。
ふと相手の顔を見る、変な顔だ。くすりと笑う
表情筋が死んだ顔の目の部分だと思わしき曲線に手を添える。
目の縁をなぞり、瞼に保護された瞳を思い出す
前にしつこく聞いてみたところ5秒だけなと言われ驚きながら見せてもらったことがある。人ではあり得ない黒い白目にこの沼が名前を借りた惑星の様な虹彩。
思わず見惚れていると
「やだえっち!!これ以上眺め回すなら拝観料取りますよ」
と言われ閉じられてしまった
今ここで勝手に瞼をこじ開けてしまっても良いのだが以前、次やったら殺しますよと言われたのを思い出し諦めた。
仕方なく顔をこねくり回すだけにする。
弾力のある頬、自分自身の手よりも温かい体。
ぷにぷにと、癖になる感触を確かめながら触る
「朝っぱらから人の顔面こねくり回さないでくださいます?????」
「あ、太陽さんおはようございます」
何度か目を擦り、こちらを見て、物凄い勢いで部屋の隅に飛び退っていった。
「は?????あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙?!!!!?!!今何時だ????!!!てか何でお前がここにいんの??????誰かー!!!!大人の人呼んでー!!!!!!」
「うるさいですよ」
本当にうるさい、窓ガラスがビリビリいっている
「そもそもなんで太陽さんがワシの部屋来てるんすか?」
「は?」
そう言われ辺りを見回す
言われてみて始めて気付き、ここは無遠慮な隣人の部屋だど再認識する
「本当だ!!!!!!!」
「ワシ、もうここ出発するんで 」
「わかった!!!!帰ってこなくていいよ!!!!」
「あっはい」
寝台から起き上がり、部屋の戸に手をかける。
荒川が部屋を出るのを見届け、自らも部屋から出る。
朝食は何にしようか、柱時計は起きるのには遅い時間を示していた。
最近適当ですね、すみません
コメントもらって狂喜乱舞してました
コメント
2件
供給が早い!嬉しい!ありがとうございます!