フォロワー50人ありがとうございます……
初めてから約1ヶ月
前のアカウントが消えてから
気落ちしてたけど
皆さんの暖かいコメント、ハート嬉しいです
今回は記念作品です!
「僕はりょうちゃんとけっこんしゅるんだ!」
「うれしい!しあわせにしてね!」
「やくしょく!」
ぴぴぴぴぴ
「んっ…うるさいなぁ…」
それにしても懐かしい夢見たな
元貴元気かなぁ……
僕の初恋は元貴だった
あの時貰った手作りの指輪を大切に取ってある。プロポーズが嬉しかった。でも僕は元貴との約束を破ってしまった
結婚したかったな……
同性婚は認められたけど周りから冷たい目で見られるだけ。
また会えてもきっと冷やかされるだけ。
今はネットを使い
イラストレータという仕事をしている
ありがたいことに仕事は順調だ
今日の仕事を終え依頼の確認をする
ピコンっ
“実際に会って話したいのですが大丈夫ですか?”
実際に話すか、
正直人と話すのは苦手だ
でもせっかく頼んでくれたので承諾する
“分かりました。明日の11時に……”
「ここで合ってるかな……」
それにしても待ち合わせが人の家は少し緊張する
ピンポーン
「はーい……あ!イラストレータさん!」
ガチャンっ
「入って大丈夫です!」
懐かしい匂いと人……
どこかであったことがある気がする
「んーでもな違うか……でもそうだよなぁ」
いつの間にか口癖がまた出てきていた
「藤澤さん!……でしたっけ笑」
「藤澤涼架です!よろしくお願いします!」
またやっちゃった……
この口癖のせいでまわりの人がどんどん減ってくんだよなぁ。嫌になっちゃう。それで言うと……
「ブツブツ……」
「藤澤さん?大丈夫ですか?」
「ひょえっ……あ、ごめんなさい笑」
「なんか懐かしいなぁ。昔独り言がすごい幼なじみがいて……藤澤さんみたいな笑」
「へぇ……あ!そうだ案件のことでしたね笑」
「えぇーと……」
「大森です……!」
「では始めさせていただきます笑」
「今回はチラシに載せる…………ーー
「今日はありがとうございました!」
「いえいえ……また機会がありましたら和」
「あ!LINE交換しましょ!」
「え?」
「いや仲良くなりたいなとか笑……ご迷惑でしたらすいません……」
「いやいや嬉しいです笑」
「ではまた!」
「バイバイ!涼ちゃん……」
ガチャン
「ん?いま涼ちゃんっていった?」
「あだ名教えたっけ?まぁいっか。笑」
プルルルル
“もしもし……”
“何?若井?”
“大森です!、”
“あ!大森さん!”
“さっきぶりです!今晩暇ですか”
“はい!暇です!”
“家で一緒にご飯食べませんか?”
“いいんですか!?じゃあ……”
“本当ですか!嬉しいです!”
“じゃあ今晩にお会いしましょう……涼ちゃん”
“はい……”
プチッ
いい声すぎてやばい。腰抜けるかと思った。
お食事のお誘いなんてひさしぶりだっ!
from若井
『今日暇〜』
『ごめん!先約入った笑』
『お!彼女か〜!笑』
『違うから!大森さんとごはん!』
『誰やねん笑てか大森って昔遊んだやつと名字一緒だね笑』
『……誰だっけ?』
『あれ?元貴、大森元貴覚えて無い?』
『大森って言うんだ……初めて知ったわ。』
その時大森さんと元貴との顔が重なった
『あれ?てか今日会う人元貴かもしれない……』
『まじか笑じゃあ楽しんで〜』
僕は急いで彼のプロフィールを見る
もと、きだ……
いやいやこんな偶然、あるわけないよ、ね?
ガチャっ
「いらっしゃい……!」
「ねぇ元貴なの?」
僕は挨拶を無視して声を出した
「え?」
「……幼馴染の元貴なの?」
「……やっと、思い出してくれたんだ……泣」
元貴は顔を顰めて僕を見つめる
僕は元貴に強い力で抱きつき肩に顔を埋めた
「本当に元貴なの!?」
「気づくの遅いよ……。涼ちゃん!」
「元、貴ぃ〜泣」
「じゃあもう一度言っていい?」
「え?」
「僕と結婚して下さい!」
「うぅ。嬉しい……!」
「はい!喜んで!」
僕は躊躇無く了承した。
僕を真っ直ぐみる君の目を見ながらキスをする
「何泣いてんのよ笑。涼架……」
「大好き元貴……!」
「僕は愛してるよ」
「ズルいよ……」
「僕も愛してる。」
鏡には僕と元貴の泣き顔と笑顔が映っていた
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