こんにちは
早速どうぞ
⚠注意⚠
少しナチ日帝
NLです
日帝さんは、女の子です
何となく思いついた設定なので時代とかがゴチャゴチャになってます
何でも許せる方のみどうぞ
季節は、暖かい春頃。二人の男女が可憐に咲いた桜を見つめ、楽しそうに会話をしている。
女性は、綺麗な赤い着物姿を着ており美しい長い黒髪を下ろし、宝石の様な紅い瞳を男性に向ける。
一方の男性は、黒いスーツ姿に赤いネクタイをつけており、周りから見れば、真面目そうだと思われるだろう。
男性は、腕を組みながら桜を興味深そうに見つめる。この二人は、付き合っているのかと思われるかも知れないが、実際そうでは無い。付き合っては居ない。なら、どういう関係かと言うと。
???「………綺麗な桜ですね」
???「そうだな……日帝の次に美しいな」
女性は、その発言に手を口元に当てクスクスと笑いながら、こう答える。
日帝「また、御冗談を」
どうやら、冗談だと思っているのだろう。すると、男性は、腕を組むのを辞めて女性の手を握り自分の方に、引き寄せる。
???「冗談では無い」
???「本気だ」
その発言に、日帝は驚いた表情を見せるが直ぐにまた、正気に戻る。だが、信じていない様子で、男性の手を優しく握り返す。
日帝「ふふっ……私には勿体ないお言葉ですよ」
そう答えながら、男性から離れようとする。一方の、男性は、日帝の腰を手に回し更に距離を詰める。
日帝「ッ…!?//」
キスが出きる程の、距離に思わず頬を赤くしてしまう。その様子を見た、男性は満足したのだろう。腰から手を離し、嬉しそうな笑顔で質問を問う。
???「コレで、分かったか?」
また、腕を組みながらニコニコと笑顔を絶やさずに日帝の反応を楽しんでいるかの様な素振りを見せる。実際に楽しんでいるのだろう。
日帝「……はい//」
小さく返事をし、顔を下に向ける。自分の顔が赤くなっているのを見られたくないのだろう。恥ずかしそうに、左腕の袖を掴み視線を横に向ける。
その様子を見た、男性はボソリと何かを呟く。
???「可愛いな…」
日帝「?…何か言いましたか?」
女性は、低身長で視線を男性の方に向けているのだが、思わず上目遣いになってしまっている。その事には、気づいていない。
???「……いや、何でも無い」
顔を横に向ける男性に女性は、どうしたんだろうと思ったが、言おうとした瞬間桜の吹雪が二人を襲う。
日帝「!」
日帝「桜吹雪ですか……」
風のせいで揺れている黒髪を耳にかけ、舞い散った桜を一つ手に取る。薄桃色と少し白色が混ざった桜を顔の上に持ち上げそのまま、桜を見つめる。
???「……どうかしたか?」
???「!」
すると、日帝から一瞬切ない瞳が見えた。さっきまでの、嬉しそうな瞳から突然切ない瞳になった為、男性は少し目を細くした。
日帝「……いえ、何でも無いです」
笑顔を見せているが、無理矢理笑顔を作っている様に見えた。
???「………」
日帝「…そろそろ帰りましょうか」
日帝「”先輩”」
ナチス「……嗚呼」
ナチスは、言いたい事があるが喉に留めて置き、そのまま桜を後にする。
日帝「………」
《第二次世界大戦勃発》
ダンッ!!
ナチス「チツ…!!」
机を叩きながら、舌打ちをする。資料を手に握りしめながら、ナチスは額に頭を載せ何かに悩んでいる様子を見せる。
ナチス「何故、押されている!?」
どうやら、宣戦布告をし最初は上手く行っていたが次第に追い詰められていき、連合国側が有利に立った。
イライラしている状態のナチスに扉のノック音が聞こえた。
『先輩、私です』
ナチス「……入れ」
ガチャと言う扉の開く音と共に、女性が入ってくる。日帝だ。
だが、前の桜を見に行った時の楽しそうな顔ではない。あの表情は、軍人の顔だ。瞳は、必ず勝つと言う決意と敵軍を根絶やしにすると言う二つの願望が赤い瞳を燃え上がらせる。
ナチス「何の用だ?日帝」
先程まで、苛立っていた為不機嫌な顔をしてしまい少し圧が入った言い方をしてしまう。だが、日帝はその圧に耐え、重い口を開かせる。
日帝「……明日敵の本拠地に向かう予定です」
敵の本拠地……。つまり、日帝と敵対している米英の本拠地に行くのだろう。
コレは、数週間前から決まっていた。
敵の本部に行くと言うのは、死ぬ確率がとても高い。だが、日帝はソレを覚悟の上だ。
日帝「……先輩」
ナチス「!」
気づけば、日帝はナチスの側により敬礼をする。
日帝「我が大日本帝国は、貴方様と同盟国になれて心から嬉しく存じ上げます」
日帝「帝国軍人として、必ず任務を果たしてきます」
ナチス「……嗚呼」
心が苦しかった。本当は、行かせたくなかった。死ぬかも知れない場所に大切な人を行かせる等…。
だが、敵の本拠地に行かせて欲しいと発言したのは日帝だ。恐らく、この最悪な状況を形成逆転にする為に、自ら爆弾を自分で巻き付け、そのまま敵の本部に突撃するのだろう。
少しでも、敵軍を討ち滅ぼす為に。
自分の命を犠牲にして。
御国の為に、国民の為に。
日帝「………先輩」
聞きたくない…。その先の言葉は……。
日帝「今まで、有り難う御座いました」
辞めろ……。
日帝「私は、貴方様の側に居られて幸せでした」
辞めてくれ……!
日帝「この身が滅んでも、貴方様を尊敬している気持ちは変わりません」
辞めてくれ!!
日帝「……さようなら」
そのまま、立ち去ろうとする。日帝に私は、思わず大声を上げてしいそうになった。だが、声が出なかったんだ。
日帝「………」
ほんの少しだけ……
日帝の頬から雫が溢れていた。
ナチス「…………」
顔は帽子で隠れていた為、良く見えなかったが小さい涙が頬を伝っていた。
ナチス「ッ……」
私は、扉がバタンと閉められた音と共に自分の歯を食いしばった。
ナチス「……生きてくれ」
掠れた声で、発言するがもう聞こえないだろう。その声は、夜の風の音と共に消え去った。
《敵の本部》
敵兵1「あ?何だ?」
ドタバタと騒がしい音を立てながら、仲間が走ってくる。仲間は、今にも死にそうな顔をし必死に何かを伝える。
敵兵2「に、日本兵だ!!」
敵兵2「日本兵が、俺達の本拠地に乗り込んできやがった!!」
敵兵1「は!?」
驚きを隠せなかった。どうやって此処の、居場所が分かったんだ?敵の数は何人居るんだ?何が目的だ?
そう考えているうちに、鋭い刃が先程まで会話していた仲間を斬りつける。
敵兵1「なッ!?」
直ぐに、仲間を見たが急所を狙われたのだろう。血が辺に飛び散る。瞳に光が無くなった仲間を見て即死だと気付いた。
敵兵1「貴様ッ!!死ね!!日本兵!!」
走りながら、日本兵に拳銃を何発も撃つ。だが、その日本兵は、攻撃を交わし逆に刀で銃弾を弾き飛ばす。
敵兵1「がはッ…!?」
そのまま、敵兵はバタンと大きな音を立てながら倒れる。口からは、血を吐き、瞳の光が無くなった。恐らく、死亡したのだろう。
何発もの拳銃の音で、周りの敵兵達が何事かと驚いた様子で、近寄る。敵兵の数は、恐らく300人程度だろう。
???「…………」
深呼吸をし、米英の兵士達に向かってこう叫ぶ。
日帝「我が名は大日本帝国!!」
日帝「鬼畜米英共!!今から、貴様等を地獄に叩き落としてやる!!」
米英の兵士達は、拳銃を構え日帝を撃とうとする。
敵兵3「ははっ!!此方は300人の数だ!!」
敵兵4「たった一人で、この基地に乗り込むとは哀れな奴だな!!」
次の瞬間、敵兵の脇腹や足や腕から、血が垂れる。
敵兵4「は……?」
瞬きをする暇も無かった。敵兵が言葉を言い放ったその瞬間、何も見えず斬られたのだ。周りにいた、10名の兵士は即死、応援に駆けつけた50名の兵士は、いつの間にか斬られており、地面に伏せていた。
日帝「この程度で、我が帝国軍人を倒せると思っている貴様等に笑いが止まらん!!」
日帝「この大日本帝国を、殺したいのなら殺してみろ!!貴様等鬼畜共にソレが出来るのならな!!」
その後、日帝は300人の敵を相手に戦った。
《数時間後》
日帝「ッ……!!」
流石に、きつくなってきたのだろう。数時間休む暇も無く、敵兵を殺した。
殺して……殺して……
敵兵が最後の一人になった時、日帝は斬ろうとしたが、戦いの疲労で思わず、足を挫いてしまった。
敵兵5「てめぇが地面に堕ちろ!!日本兵!!」
拳銃を日帝に向け、そのまま発泡しようとした瞬間…。
バンッ!!
後ろから、黒い帽子に黒いスーツそして、肩に掛けれている黒いマントを着けている男性らしき人物が敵兵を撃ち抜く。
???「………」
日帝「!!」
日帝「”先輩”!!」
自分が憧れており、尊敬してやまない先輩が赤い瞳を光らせ、拳銃をポケットに仕舞う。日帝を見た瞬間急いで、駆け寄り心配と不安そうな顔を日帝に向ける。
ナチス「日帝!!大丈夫か!?」
日帝「は、はい……」
初めてみた。こんなにも焦っている先輩の顔を見るのは。先輩は、私の肩を掴み真剣な眼差しで赤い瞳を私に映す。
日帝「ソレより……何故、先輩が此方へ?」
疑問だった。今の時間帯なら、先輩は指揮官司令部として自分の役目を果たそうとしている時間帯だが……。
ナチス「……直ぐに用事は終わらせたんだ」
日帝「えっ!?」
驚愕し、思わず声に出てしまった。ナチスは、日帝が無事な事に安心しそのまま抱きしめる。
日帝「ちょ!先輩!//」
ナチス「良かった……良かったッ…」
日帝の肩に顔を埋め、ギュと力強く抱きしめる。少し、恥ずかしかったが日帝は、小さくため息を吐きお礼を言う。
日帝「……有り難う御座います」
背中を優しく撫でながら、少しだけ微笑んだ。
ナチス「………やっぱり、自爆覚悟で突入するつもりだったな」
日帝「うっ……バレてました?」
痛い所を突かれたのだろう。気まずい顔をする。するとナチスが、日帝が持っていた爆弾を取り出し没収する。
日帝「!?」
ナチス「……もう使わないだろ」
ナチス「敵兵も全滅みたいだし……」
周りを見渡すと、血しぶきや死体がそこら中に転がっていた。普通の人が、見たら食欲が失せそうだ。
日帝「まぁ……コレで全員殺せましたけど……」
ナチス「敵兵は何人居たんだ?」
日帝「ざっと見た感じ、300人くらいでしたね」
そう聞いた途端、ナチスは一瞬身体が固まった。何故かって?日帝が有り得ない事を言ったからだ。
ナチス「待て……日帝…」
ナチス「敵兵300人を全滅させたのか……?」
ナチス「一人で…?」
流石に嘘だろうと思った。
日帝「?…はい」
嘘だろ……。
正直に答えながら、日帝は返り血を袖で拭い、刀も血しぶきがついていた為振り払い仕舞う。
流石、大日本帝国だ。東アジア最強と言われている彼女に取ったら、敵兵300人等、敵では無いだろう。
ナチス「……取り敢えず、帰るか」
日帝「はい。分かりました」
そのまま、灰色のコンクリートで出来ている敵の本拠地から出ようとした瞬間。
バンッ!!
ナチス「……は?」
気づけば、つい先程までは、横で会話をしていた日帝が口から血を吐き倒れていた。
日帝「けほッ…がはッ…」
胸を撃たれたのだろう。軍服の濃い緑色から赤い色が染まって行く。血を出さないようにしているのだろうか。手で口を抑えている。冷や汗も出てきている。
ナチス「日帝!!」
急いで、ナチスは日帝に近寄り身体を持ち上げ支える。予備の為の、タオルを持っていた為、日帝の服から出ている血を抑える。
???「アレ?まだ生きてんの?」
声のする方に視線を向けると、サングラスを掛けた男性が立っていた。その手には、先程発泡した拳銃らしき物が煙をあげている。
ナチス「お前はッ…!!」
日帝「!!」
状況を把握しようと顔を上に向け、サングラスを掛けている男性の方に視線を向ける。
日帝「米……国……」
米国「つーか、俺の部下全滅しちゃた感じ?」
米国「弱いな〜」(笑)
ケラケラと笑いながら、笑顔を見せるその姿にナチスは隠していた拳銃を取り出し、撃とうとする。
米国「無駄だよ」
ナチスよりも早い、スピードで拳銃を取り出し発泡する。
ナチス「ッ…!?」
銃弾が手にかすり、痛さの余り拳銃を落としてしまう。その間にも、余裕を作らないと言うのだろうか、米国は、ナチスの拳銃に何発も発泡し拳銃を粉々にする。
米国「はい。コレで終わりだな?」
自分の持っている拳銃をクルクルと回しながら、そう答える人物にナチスは必死に日帝を庇う姿勢を見せ。日帝は、撃たれた傷口を塞ごうとナチスから貰った、タオルを使う。
だが、今の状況は絶体絶命。
日帝「………先輩」
ナチス「黙っていろ、傷口が開いたらどうする」
自身がつけていたマントを日帝に被せる。
日帝「爆弾を貸して下さい」
ナチス「……何をするつm」
そう言いかけた途端、日帝は近くにあった壊れた拳銃を窓に投げる。パリンと言う音が響く。
ナチス/米国「!?」
予想外の行動に、固まってしまった二人を無視し強引にナチスから、爆弾を奪う。
ナチス「おい!!日帝!!」
何かを叫ぼうとする、ナチスを窓から突き落とし、日帝は、身体に爆弾を巻き付ける。
ナチス「!!」
全てを理解したナチスは、地面に着立した後日帝の居る場所に向かおうとする。
日帝「ナチス・ドイツ!!」
日帝「貴様だけは生きろ!!」
初めてあんな声を出す日帝を見て、「やはりそうか!!」と反抗しようとするが、日帝は、背中をナチスに見せながら発言する。
日帝「逃げろ!!」
日帝「私は、コイツを殺す!!御国の為に!!」
日帝「貴様は、ソビエトを殺すんだろ!!」
日帝「此処で死んでしまったら、誰がソビエトを殺すんだ!!」
日帝「我が枢軸国の勝利の為の選択だ!!」
日帝「早く行け!!!」
日帝がしようとしている事……ソレは…。
爆弾を自身に巻き付け、突撃し米国と共に爆殺すると言う考えだ。
ナチス「だが!!」
日帝「私は、帝国軍人として役目を果たすと言っただろ!!」
日帝「情を捨てろ!!勝利の事だけを考えろ!!」
その、日帝の発言にナチスは唇を噛み建物から離れる。
米国「チッ…!!」
米国も、建物から離れようとしたが日帝がソレを阻止し、爆弾に火をつける。
米国「離せ!!凶暴な日本兵!!」
日帝「黙れ!!鬼畜米帝!!」
日帝「貴様は此処で死ぬ!!」
日帝「我が大日本帝国と共にな!!」
逃げようとする米国に、抱き着き抵抗出来ない様にする。爆弾の火が、近づく。
米国「お前!!死ぬのが怖くないのか!?」
日帝「御国の為に死ねるのなら、私は喜んで死のう!!」
日帝「恐怖心?そんなの昔に捨てたわ!!」
日帝「今も未来も皇国は勝つんだ!!」
火が米国の服につく。その様子を見て日帝は、心底嬉しそうに微笑む。
米国「火が!?」
日帝「ごほッ……」
だが、先程の米国の攻撃によりもう自分の身体は限界だろう。その事も覚悟の上だ。初めから、この出血量では、死ぬ。せめて、死ぬのなら御国の為に死のう。そう考えたんだ。
日帝「……………」
天皇陛下万歳_____
その後、米英の本拠地だった場所は、日本兵の爆弾により全て焼け野等になったらしい。
因みに、後で死体回収班が遺体を回収をしようとし焼け野原になった本拠地に向かったが、米国と日帝の遺体らしき姿は無かったらしい_____
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら
コメント
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に、日帝えええぇぇぇ!!!!!😭😭😭😭😭