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Haru
423
かるび🍖
348
あれから 数日後……
「とも〜 明日デートしよっか?」「もしかして こないだ言ってたカフェ?」
試合が終わり 移動途中のバス
やまとの いつもの会話
「とも〜 明日デートしよっか?」
「もしかして こないだ言ってたカフェ?」
試合が終わり 移動途中のバス
やまの「デートしよう」は カフェに行こう という意味
最近 オフにやまが カフェに誘ってくれるようになった
最初は 女性が多くて ちょっと気恥ずかしかったけど やまのチョイスが良くて すっかりハマっていた
「やった!楽しみ!」
今日も頑張ったし 自分にご褒美だ
「あと カフェと別に行きたいところあるから 遅くなるかもだけど イケる?」
「ん……大丈夫 予定はないよ」
スマホのスケジュールを確認する
やまが 珍しいな
カフェに行く時は 近くを散策して ドライブして帰る
オフだけど 短い休みだから あまり長く外出しないんだけど…
「そっか じゃあ その予定でよろしく」
「オッケー!」
翌日
「ここ むっちゃ気持ちいいね〜」
柔らかい日差しが 心地いい
日向ぼっこしてるみたい
天気が良くて 外のテラス席はうまっていたけど やまが予約してくれていたおかげで 少し広めの 人目に付きにくい席に座ることができた
「ここならゆっくりできるだろ?」
「うん……やまも ゆっくりできるね」
やま本人は あまり気にしていないみたいだけど 身長高いし イケメンだし 存在は正直目立つ
こないだも 女性から声をかけられて 色々言われてたけど 丁重にお断りしてた
それを見ていて…なんか違和感を感じるたんだよなぁ…
ちょっと…イヤ…かも
「とも?」
「ん……なんでもない」
太陽の暖かさに ぼんやり考えごとしてた
「注文するよ 何がいい?」
「俺 カフェオレボールにする インスタで見たやつ」
「あ…あれか ラテアートのやつ リクエストできるって とも 何書く?」
「ん〜〜 インスタのくま 可愛かった!」
「おっけ 俺は……」
注文をやまに任せて 周りをみると 近くの席のカップルに目がいく
たぶん なんでもない会話で すごく楽しそう
小川と…あんな風にしたこと なかったな…
まだこんなこと考える自分未練がましいよな…
一緒にいる時間は長かったけど 二人してインドアで出かけるとかしなかった
そういうところが ダメだったのかな…
「とも 大丈夫か?さっきからぼーっとして 隣のスイーツ 美味しそう?」
「へ?あ……違う ごめん」
ヤバい そんなに見ちゃってたか…
「疲れてるんじゃない?早めに帰ろっか?」
「ううん 大丈夫
いつも誘ってくれるおかげで 休み出かけるようになって リフレッシュできるし 楽しいし!」
「それなら いいけど」
小川と別れたことを やまに打ち明けてから 前を向けるようになった
でも どこか寂しくて ふいに二人でいた時間を思い出してしまう
そして…
その寂しさを いつの間にか やまとの時間で 埋めていた
注文した飲み物やスイーツが届き ラテアートが可愛くて 写真撮ったり やまとセルフィー撮ったり
やっぱり この時間が楽しい
おいしいコーヒーやスイーツを楽しんで 雑談しながら なんとなく聞きたかったことを思いだす
「やまはさぁ…好きな人とかいるの?」
「ぶふっ」
やまが コーヒーにむせる
「ご ごめん!大丈夫!?」
変なこと 聞いちゃった
「ゴホッ……大丈夫
まさか ともがそんなこと言うと思わなかったから」
「いや……やまって モテるからさ そういう人いるのかな〜って」
「モテてるつもりないんだけど」
「だろうけど!」
そうやって 笑ってる姿が もうカッコいいんだって!
「いるよ」
え?そんなにストレートな返事がくるとは
「付き合っ……てんの?」
「いいや 俺の片想い」
やまが 片想い!?って
「やまに思われるとか もう両思いじゃん!」
「はあ?なにそれ?」
「だって カッコいいし 優しいし 告白されたら 返事はオッケーしかないじゃん!」
やま 爆笑してる
「いや…ウケるわ 過大評価すぎだよ?」
「そんなことないって!」
やまこそ 過小評価だよ
「どんな人?美人?」
綺麗な人なんだろうなぁ
勝手なイメージなんだけど
「ん……明るくて ニコニコしてて いつも元気もらうんだよね」
「へぇ〜 やま そういう子がタイプなんだ」
かわいい子っぽいな
「頑張り屋で 愛されキャラなんだよ 時々 俺が勝手に焼きもち妬いてる」
えー!? やまが嫉妬するとかあるんだ
やまはその子のこと ホントに好きなんだな…
「告白しないの?やまなら 大丈夫そうだけど」
「うん………迷ってる…いや 迷ってた」
「え……じゃあ 告白するの?」
なんか ドキドキする
「そうだね 上手くいく自信ないけど 伝えようかな…って思ってる」
「絶対 上手くいくよ!やまが振られるとかないって!」
うん きっと大丈夫だよ!
と思いながら…
ちょっとだけ…寂しいな…
「ともから 恋ばなが出るとは思わなかったわ」
コーヒーを飲みながら 笑ってる
確かに 自分でもかなり…いや 懐かしいぐらい 久しぶりかも
「なんか 一方的に聞いちゃったね ごめん」
「いや いいよ
ともは まだ思い出すんじゃない?」
小川のこと
「さっき カップル見てる時 なんか考えてたみたいだから」
「あは バレてたか…」
やまには 何にも隠せないなぁ…
「あれからちゃんと 話せたんだろ?」
「うん…」
これからも 選手として お互いに頑張ろうって話をした 小川もそこは何も変わらないから と言ってくれて 安心した
でも 別れた理由は 結局わからないままで どうしても 理由を探してしまう
「終わったことだから どうしようもないんだけど 何が悪かったのかな…って 理由探すんだよね
小川は 俺は何も悪くないって言うんだけど」
「それは まだ 好きだから?」
まっすぐ 目を見つめられる
「ど………どうなんだろ……好き……とかじゃなくて……」
うまく言えないけど
「また失恋したくないよ こんなに寂しい思い…したくない」
思わず 素直な気持ちをそのまま言う
「とも 寂しいんだ?」
「う………ん……寂しい……」
やまに 好きな人がいる
それを聞いたのと 小川とのこと 思い出したら 目頭が熱くなってきた
「ほら 元気だせって!せっかくの可愛いクマまで 寂しくなるぞ?」
カフェオレに付いてきた クマのクッキーを ぐにっと唇にくっつけられる
「このクマ もらおっと!」
「あ!俺の!!」
やまが食べかけて クッキーにキスして 俺の口にクッキーを入れる
「元気になるおまじないしたから 大丈夫だよ」
「ん……うん……」
そのまま もぐもぐクッキーを食べる
今……クッキーに…キスした気が…
「寂しかったら いつでも言えよ?こうやって 二人でカフェ探ししたりしてさ」
優しい大きな手が ふんわり頭にのる
「楽しもうな?」
「うん……ありがとう」
元気のでる やまのおまじない
そうだよね
今は 忘れよう
このクマのクッキーみたいに
笑っていよう
コメント
1件
読み終えたよ〜!第2話、めっちゃ良かった! やまとともくんの距離感、デートって言いつつカフェ行くだけのゆるい関係が逆に自然でニヤニヤしちゃった。でもやまに好きな人がいるって聞いたとこのともくんの「ちょっとだけ…寂しいな…」って心情、めっちゃ刺さったわ。まだ小川さんを引きずってるのに、もうやまに依存し始めてるの、すごくリアルで…。 最後のクッキーにキスして「元気になるおまじない」ってやつ、なにそれずるい!胸キュン案件すぎてもうたまらん😭 続き読みたい!やまの片思いの相手ってまさか…?って期待しちゃうな。